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2015-05-29 16:46:37

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診療マル秘裏話 Vol.299 平成21年8月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次
1)  低タール低ニコチンでも安心は不可
2) インスリン分泌促進の新メカニズム

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 低タール低ニコチンでも安心は不可

 
 
 
 
低タール、低ニコチンのたばこ
を吸っている人ほど吸煙量が多
く、タールやニコチンが多い
たばこを吸っている人と同程度
の有害な化学物質にさらされて
いることが、厚生労働省の研究
班(代表者=遠藤 治麻布大准
教授)の調査でわかりました。
パッケージに表示されている
ニコチン量が10分の1になっ
ても、摂取量は3分の1程度に
しかならず、表示通りには煙害
が減らないことも明らかになり
ました。

調査対象は、1日約19本を
吸う20~65歳の約100人
です。
いつも吸っているたばこの種類
に合わせ、
〈1〉タール1ミリ・グラム
表示(ニコチン量はタール表示
の約10分の1)
〈2〉同3~6ミリ・グラム
〈3〉同8~10ミリ・グラム
〈4〉同14ミリ・グラム――
の4グループに分類し、ニコチ
ン摂取を示す化学物質(ニコチ
ン)量、呼気に含まれる一酸化
炭素量などを調べました。

その結果、タール6ミリ以下
のグループは、1回で吸い込む
平均吸煙量が58・4ミリ・リ
ットルで、それより高いタール
のたばこを吸っている人(50
ミリ・リットル)よりも多い
傾向がありました。1日当たり
の平均吸煙量では、高タールグ
ループより、約4500ミリ・
リットルも多くなっていました。

ニコチン量については、表示
されたニコチン量が多いほど増
える傾向にはありましたが、タ
ール1ミリのグループの唾液
(だえき)1ミリ・リットルに含
まれるニコチン量は、タール14
ミリのグループの約3分の1に
過ぎませんでした。一方、たば
この煙に含まれ、動脈硬化など
の要因とされる一酸化炭素はタ
ールやニコチン量による差はな
く、ほぼ同量を吸引していまし
た。

調査した国立保健医療科学院
の稲葉洋平主任研究官は「表示
が低いからといって、必ずしも
健康への影響が表示通りには低
くならないことを認識してほし
い」と話しています。

何度でも禁煙にチャレンジする

ことを勧めている動画です。



 
 
 
 
 
 
健康に悪いのを匠が巧みに隠
す低タール、低ニコチン。笑

 
 
 
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2】 インスリン分泌促進の新メカニズム

 
 
 
 
国内で100万人以上の糖尿
病患者が使う血糖降下薬がイン
スリン分泌を促す際、従来とは
異なる蛋白質と結びつく新たな
仕組みを解明したとする、研究
成果を、神戸大の研究チームが、
7月31日発行の米科学誌サイ
エンスに発表しました。

薬は「スルホニル尿素薬
(SU薬)」です。膵臓(すい
ぞう)のベータ細胞を刺激し、
血糖値を下げるホルモン「イン
スリン」の分泌を促します。
日本人にはインスリンが出にく
いタイプの糖尿病患者さんが多
く、SU薬を処方されることが
多いと言われています。 その
一方でSU薬が効きにくい患者
さんもいらっしゃいました。

研究チームは、これまで知ら
れていたSU薬が結びついてイ
ンスリン分泌を促す蛋白質とは
別の蛋白質に着目しました。
この蛋白質を持たないマウスに
SU薬とブドウ糖を飲ませると、
正常なマウスに比べてインスリ
ン分泌量が少なくSU薬の効果
が低いことが分かりました。

この結果、この蛋白質の異常
が、薬が効きにくい原因の可能
性があるほか、この蛋白質に結
びつきやすい薬を作れば、イン
スリン分泌を確実に増やす新た
な糖尿病治療薬の開発が期待で
きるということです。

清野進・神戸大教授 (細胞
分子医学)は「従来知られてい
る仕組みとは別の蛋白質がイン
スリン分泌に必要であることが
分かった。この蛋白質の研究が、
糖尿病治療の新たな標的になる
可能性が出てきた」と話してい
ます。

血糖値の基礎知識に関する動画

です。



 
 
 
 
 
 
以上が異常に薬が効きにくい
原因です。笑

 
 
 
 
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編集後記

当クリニックでも禁煙外来を
本年5月1日から開始しましたが、
低タール、低ニコチンのたばこ
を吸っているから、禁煙は必要
ないと考えている患者さんが多
いのに驚きました。低タール、
低ニコチンでも油断できない
ことをしっかりアピールしてい
きたいと考えています。インス
リン分泌の正確なメカニズムは
まだその研究が端緒についた
ばかりということを再認識しま
した。早く全容が明らかになっ
て、糖尿病患者さんに利益が
もたらされることを祈っており
ます。

以前の蛋白質は、淡白だった
かも。笑

 
 
 
 
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