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2015-05-28 11:52:03

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診療マル秘裏話 号外Vol.109 平成26年12月28日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1) 新しい遺伝子導入デバイスを改良し、「針なし注射器」を作成
2)1型糖尿病の発症関連のHLA 遺伝子型が易崩壊蛋白質作製

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 新しい遺伝子導入デバイスを改良し「針なし注射器」を作成

 
 
 
 
山西准教授は2012年に、液体中
で電圧をかけることで高速発射さ
れるマイクロレベル(1000分の1)
の気泡の破壊力を用いて細胞を
切開、試薬や遺伝子を輸送できる
「マイクロバブルインジェクショ
ンメス」を開発し(特許第5526345
号)、細胞への新しい遺伝子導入
デバイスを、提案しています。

今回このデバイスの構造を改良
する事で、空気中でも使用可能、
直接皮膚に押し当てるだけで、
注射技術の習熟度に関係なく、痛
みを伴わずに高精度で試薬を目的
の場所へ輸送することのできる新
たな注射器を開発したということ
です。

具体的には、これまで液中でし
か使用することのできなかった
従来のメスを試薬が外へ漏れたり
薄まったりすることなく高い精度
で十分な液量を輸送できるような
構造に改良しました。

また、メスを覆うガラス製のシ
ェルの位置を前方に突き出すこと
で細胞とメスの気泡導入部の密着
性を向上させ、高精度の位置制御
を行うことで空気中でも使用可能
な「針なし注射器」の開発に成功
したとのことです。 山西准教授
の「針なし注射」は、微細気泡の
高速発射で指向性があるために、
局部に精度の高い治療を可能とし、
穿孔径は4μmとマイクロレベルで
孔をあけることができるため、
細胞へのダメージも少なくて済む
ということです。

マイクロバブルについての紹介動画

です。



 
 
 
 
 
針なし注射器でハリなし素肌を
退治する。笑

 
 
 
 
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2】1型糖尿病の発症に関連のHLA遺伝子型が易崩壊蛋白質作製

 
 
 
 
東京大学は12月9日ヒト白血球
抗原(HLA)の安定性を解析し、1型
糖尿病のかかりやすさに関連する
HLA遺伝子型が安定性が顕著に低
いHLAタンパク質を作る事を見出
したと発表しました。

同成果は、同大学大学院医学系
研究科の宮寺浩子 助教(研究当時)、
徳永勝士教授らの研究グループに
よるもので、12月8日付(現地時間
)の「The Journal of Clinical
Investigation」オンライン版に
掲載されました。

1型糖尿病は主に免疫系の細胞
が、インスリンを生産する膵臓の
β細胞に対して免疫応答を起こす
ことによって発症し、特定のHLA
遺伝子型を持つと、1型糖尿病の
発症率が高くなることが報告され
ています。

同研究グループは、HLAのタン
パク質の安定性が自己免疫疾患の
かかりやすさに関わる可能性に
着目し、HLAタンパク質の安定性
を推定するための測定手法を構築
しました。その手法を用いて、約
100種類の主要なHLA遺伝子型の
安定性を測定したところ、1型
糖尿病のかかりやすさに関連する
HLA遺伝子型が、安定性が顕著に
低いHLAタンパク質を作ることを
発見しました。さらに、HLAタン
パク質の安定性制御に関わるアミ
ノ酸残基を変える遺伝子多型を
同定しその遺伝子多型が1型糖尿
病のかかりやすさに強く関連する
ことを明らかにしました。

同研究グループは「HLAのタン
パク質安定性というこれまで着目
されてこなかった特性も自己免疫
疾患の発症率に大きく影響を与え
る可能性が示されたことは、従来
の定説とは異なる発症機序が自己
免疫疾患に関わる可能性を示唆し
ます」とコメントしています。

1型糖尿病の治る病気としての取り

組みについての取材動画です。



 
 
 
 
 
 
貞節を守るという定説。笑

 
 
 
 
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編集後記

空気中でも使用可能、直接皮膚
に押し当てるだけで、注射技術の
習熟度に関係なく、痛みを伴わず
に高精度で、試薬を目的の場所へ
輸送することのできる新たな注射
器という素晴らしい発明がなされ
たことを本当に喜ばしく思います。
1型糖尿病は主に免疫系の細胞
が、インスリンを生産する膵臓の
β細胞に対して免疫応答を起こす
ことによって発症し、特定のHLA
遺伝子型を持つと、1型糖尿病の
発症率が高くなることが報告され
ていることは、知っていました。
2型糖尿病とは、違い自己免疫性
発症の根幹を為すメカニズムが明
らかになったことは、本当に喜ば
しいことだと考えています。この
発見により、1型糖尿病の治療法
が編み出されることを期待してい
ます。

事故で自己虫が暴れだした。笑

 
 
 
 
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