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2015-04-30 16:55:55

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診療マル秘裏話 号外Vol.97 平成26年12月14日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)早老症の一種「ウェルナー症候群」患者さんの iPS細胞
2)チクングニア熱は蚊が媒介するウイルス性の痛い感染症

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
1】早老症の一種「ウェルナー症候群」患者さんの iPS細胞

 
 
 
本来の年齢より早く老化が進む
早老症の一種「ウェルナー症候群」
の患者さんのiPS細胞(人工多
能性幹細胞)を作ることに成功し
たと、広島大の嶋本顕准教授らの
チームが発表しました。

治療薬の開発や原因の解明など
につながると期待され、米電子版
科学誌プロスワンに掲載されまし
た。

ウェルナー症候群は遺伝病で、
20歳代で白髪や皮膚のしわなど
が目立ち、糖尿病や動脈硬化など、
高齢者に多い病気にもなりやすい
ことが知られています。日本では
約2000人の患者さんが、いる
と推定されていますが有効な治療
法はありません。

チームは患者から採取した皮膚
細胞に、iPS細胞への変化を促
す遺伝子を導入しました。できた
細胞は、様々な細胞に変化できる
iPS細胞特有の性質を持つこと
を確認しました。このiPS細胞
から体の元になる若い細胞を作製
したところ、通常より早く分裂が
終わるなど、早老症の特徴がみら
れたということです。

嶋本准教授は「今後iPS細胞
から病気の特徴を再現した細胞を
作り薬の候補を試して治療薬開発
につなげるなどの応用研究を進め
たい」と話しています。

ウェルナー症候群の患者さんの動画

です。



 
 
 
 
 
 
 
蹌踉としていても、早老症では、
ないで候。笑

 
 
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2】チクングニア熱は蚊が媒介するウイルス性の痛い感染症

 
 
 
今秋は約70年ぶりの国内感染が
確認されたデング熱が話題になり
ましたが海外では同じく蚊が媒介
するチクングニア熱という感染症
が猛威を奮っています。昨年末に
カリブ海地域で流行が報告され、
その後拡大しました。疑い例も含
めると約78万人の感染が報告され
ています。耳慣れない病気ですが、
現地では死者も出ており厚生労働
省も渡航者に注意を呼びかけてい
ます。
チクングニア熱はデング熱同様
に蚊が媒介するウイルス性の感染
症です。ウイルスを持つ蚊に刺さ
れると、通常は3~7日間後に発熱
や発疹、激しい関節痛などが引き
起こされます。
WHO(世界保健機構)による
と、デング熱と症状が似ており、
誤診されることもあるそうです。
治療法は確立されておらず、対症
療法のみです。大抵の患者は快復
に向かうものの、関節痛が数カ月
に及ぶケースもあり希ですが死亡
例も報告されています。

チクングニア熱は1952年、アフ
リカのタンザニアで初めて流行が
確認されました。その後、他の
アフリカ各国や東南アジアでも
流行が報告されました。
ちなみに病名の「チクングニア」
ですが、アフリカ東部のマコンデ
族の言葉で「ねじ曲げられるもの」
という意味で、関節痛に苦しむ
患者さんの状態を表すそうです。

昨年12月、カリブ海に浮かぶセ
ント・マーチン島のフランス領側
でチクングニア熱が流行しました。
アメリカ大陸では初めての地域内
感染と確認されました。以降、カ
リブ海諸島で感染が拡がっていま
す。
汎米保健機構(PAHO)の今月21
日のレポートによれば、カリブ海
諸国での感染者は、約78万人(疑
い例含む)。うち150人の死者が
報告されています。また感染者は、
ブラジルやコロンビアなど南米に
も拡がり、アメリカ大陸全体では
渡航先で感染した人も含む感染者
は96万4千人に上ります。

このチクングニア熱ですが、
近年は度々、地域的な流行が報告
されています。
05年にはインド洋地域で、猛威
を奮いました。特にマダガスカル
島近くに浮かぶフランス領レユニ
オン島では、最終的に80万人弱の
島民のうち3分の1が感染しました。
死者も増え、フランス政府は対応
に追われました。

また07年夏にはイタリア北東部
の村で突如、チクングニア熱が
流行し、騒動になりました。1人
が死亡し、感染経路の調査が行わ
れましたが、インド旅行から戻っ
た村人がウイルスを持ち込んだ事
が原因と結論づけられました。
交通手段が発達し、渡航先から
ウイルスを持ち帰る人が増え、
それを地球温暖化で生息域を広げ
た蚊が媒介する。そんな構図が浮
かびます。

すでに日本でチクングニア熱に
発症した人もいます。 いずれも
海外で感染し、日本に戻って発症
した人たちで、11年と12年に10人
ずつ、昨年は13人が報告されてい
ます。

カリブ海地域での大流行を受け、
厚生労働省も26日、旅行者に蚊に
刺されないように注意を呼びかけ
る文書を海外渡航者向けのサイト
FORTHにアップしました。
具体的には、網戸など蚊をしっ
かりと駆除しているホテルに滞在
する、長袖のシャツやズボンで、
皮膚の露出部を少なくするといっ
た蚊に刺されない対策を推奨して
います。
まだ日本ではデング熱のような
国内感染は確認されていません。
しかし、チクングニア熱のウイ
ルスを媒介する蚊のうち、ヒトス
ジシマカは近年、国内の生息域の
北限を東北地方にまで広げていま
す。
冬場は蚊の活動が停滞するとは
いえ、旅行や出張で流行地域に行
かれる方は、くれぐれも感染して、
ウイルスを持ち込まないようにご
注意下さい。

チクングニア熱に関するニュース

動画です。



 
 
 
 
 
 
 
 
流行地に行ってチクングニア熱
に感染し手痛い仕事の停滞となり
ました。笑

 
 
 
 
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編集後記

本来の年齢より早く老化が進む
早老症の一種「ウェルナー症候群」
の患者さんのiPS細胞(人工多
能性幹細胞)を作ることに成功し
たのは、素晴らしい発明だと思い
ます。ぜひ治療薬の開発や原因の
解明などにつなげて頂きたいもの
ですね。
冬場は蚊の活動が停滞するとは
いえ、旅行や出張で流行地域に行
かれる方は、くれぐれも感染して、
ウイルスを持ち込まないようにし
て頂きたいのですが具体的な方法
は、蚊に刺されることを避ける事
が最も重要です。しかし虫よけス
プレーは、2時間しか持たないと
思っていた方がよさそうです。
蚊帳に入る、蚊取線香を焚くなど
の方法も有効です。

一首詠むごとに、一種の笑いが
沸き起こった。笑

 
 
 
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