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2015-04-28 16:06:19

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診療マル秘裏話 号外Vol.96 平成26年12月13日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)結石がある人は、骨折のリスクが高くなります。
2)細胞診にはない臨床的付加価値のある検査装置

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】結石がある人は、骨折のリスクが高くなります。

 
 
 
 
腎結石、膀胱結石など結石が
ある人は、骨折のリスクが高く
なるとの報告がアメリカ・ペン
シルバニア大学ら研究チーム
から発表されました。この報告
は、イギリスのThe Health
Improvement Networkのデータ
ベースを解析した結果に基づい
たものです。

この研究では尿路結石と診断
された51,785人と、結石が無か
った517,267人のデータ、平均
4.7年分を解析しました。その
結果、尿路結石を患う人の方が
骨折のリスクが明らかに高くな
っていたということです。

男性では結石がある人の骨折
リスクは、結石がない人よりも
10%増えます。特に10歳から19
歳、いわゆる思春期では、55%
も高くなることが分かりました。
一方、女性では、年代によっ
て異なりますが、最低でも17%
骨折リスクが高くなっており、
特に30代では、52%もアップし
ていました。

結石は体の中のミネラルバラ
ンスの働きが崩れて、できると
いわれています。骨に蓄えられ
るべき、カルシウムなどのミネ
ラルが腎臓、膀胱、尿管などに
集まってしまうために、骨がも
ろくなるのだと考えられていま
す。結石と診断されたことがあ
る人は、転倒などの事故には、
十分注意し、骨折につながらな
いようにしましょう。

救急外来で尿潜血陽性だけで

尿管結石を疑っては、ならない

という動画です。



 
 
 
 
 
 
結石の講義に欠席。笑

 
 
 
 
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2】細胞診にはない臨床的付加価値のある検査装置

 
 
 
 
シスメックス株式会社は11月
20日、細胞診断分野における新
製品として「剥離細胞分析装置
LC-1000(一般的名称:フロー
サイトメータ)」を発売すると
発表しました。

将来的な子宮頸ガンのスクリ
ーニング検査における診断をサ
ポートするツールとして活用さ
れることを目指すもので、今後
は、まず日本や中国などの医療
機関を対象に販売を進め、臨床
的有用性を検証していく方針と
いうことです。

子宮頸ガンの早期発見は婦人
科検診が重要な役割を担ってい
ますが、日本国内における検診
受診率は海外の先進国に比べ低
水準にとどまっています。また
従来の検診では、子宮頸部から
採取された細胞を、専門の細胞
検査士が顕微鏡で確認する細胞
診の方法を採ることが主流で、
細胞検査士の負担が過大になる
という問題点があります。受診
率を向上させられれば、さらに
負荷が増していくことが予想さ
れるため、より効率の良い検査
が求められています。
こうした課題を解決する新製
品として開発されたのが、今回
発売となった「剥離細胞分析装
置 LC-1000」です。この装置
は、フローサイトメトリーの
技術を応用したもので、シスメ
ックス独自の「Coresight」
技術を採用しており、個々の
細胞及びその核の大きさ、核
DNA量を測定・解析することが
できます。

1時間あたり最大20検体の
処理が可能で、効率良く、細胞
のごくわずかな核DNA量の増加
傾向及び細胞増殖の状態を精緻
にキャッチすることができると
いうことです。そのため、細胞
診にはない、新たな臨床的付加
価値がもたらされ、検査の質を
高めるとともに、細胞検査士の
負担を軽減、検査の標準化を
実現することができると見込ま
れています。

対象市場は順次拡大していく
予定だそうです。シスメックス
は、子宮頸ガンのスクリーニン
グ検査における効率化、高精度
化ならびに標準化を目指し、
臨床的有用性の検証を積極的に
進めていきたいと話しています。

子宮頸ガンの検診の細胞診に

ついての動画です。



 
 
 
 
 
 
憲章の検証。笑

 
 
 
 
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編集後記

男性では結石がある人の骨折
リスクは、結石がない人よりも
10%増えており、特に10歳から
19歳いわゆる思春期では、55%
も高くなることが分かり、女性
では、年代によって異なるもの
の、最低でも17%骨折リスクが
高くなっており、特に30代では、
52%もアップしていたという、
解析の結果は、驚天動地としか
言いようがありません。骨折リ
スクの高い年代の人は、結石の
有無および転倒などの事故に
特に注意が必要であると考えら
れます。
細胞診より、多くの利点が
存在する測定装置なので、今後
の普及と子宮頸ガンの検診受診
率の向上を目指して欲しいもの
です。

検診での献身的な仕事ぶり。

 
 
 
 
 
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