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診療マル秘裏話 Vol.394 平成23年6月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
目次
1) 不明熱のPET による新診断法
2) 脳脊髄(せきずい)液減少症

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】不明熱のPETによる新診断法

 
 
 
38度以上の発熱が2週間
以上続き原因が分からない
「不明熱」の患者さんを、陽
電子放射断層撮影(PET)
で検査すると、体内のガンや
炎症の場所を画像で把握でき、
原因究明につながりやすいと
の研究結果を、国立国際医療
研究センターなどが7日まで
にまとめました。

同センター放射線核医学科
の窪田和雄(くぼた・かずお)
医長によると、不明熱は日本
で毎年5万人が発症していま
す。原因となるのは、ガンや
感染症、膠原(こうげん)病
などの病気です。正しく診断
されるまでに複数の診療科で
さまざまな検査を受ける患者
さんも多かったのですが、
PETの利用で、正確で迅速
な診断が期待できるという事
です。

PET検査は、ガンや炎症
など代謝の盛んな部分に集ま
る放射性物質を付けた薬剤を
患者さんの体内に入れて撮影
します。体を透視したような
画像の中で、薬剤が集まった
場所は濃い色が付き、病巣が
どこにあるかが分かります。

窪田さんらは、2006~
07年、6病院で不明熱の
患者さん76人をPETで
検査しました。画像から、
特定の部分にガンなどの病巣
がある患者さんの81%を
発見できました。一方、薬剤
アレルギーなど特定の場所に
異常が出ないタイプの患者
さんは75%を正しく判別し
ました。適切な治療法の選択
につながったということです。

PET検査とは何かについて

解説した動画です。



 
 
 
 
 
 
 
 
洗濯機の選択期。笑

 
 
 
 
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2】 脳脊髄(せきずい)液減少症

 
 
 
 
激しい頭痛などを引き起こ
す脳脊髄(せきずい)液減少
症(髄液漏れ)について、
07年度発足の厚生労働省研究
班 (代表、嘉山孝正・国立
ガン研究センター理事長)が、
「髄液漏れの患者の存在が
確認できた」とする中間報告
書をまとめました。発症は極
めてまれとされていましたが、
報告書は「頻度は低くない」
と指摘しました。MRI
(磁気共鳴画像化装置)など
の画像の判定基準や診断の進
め方についても案をまとめて
おり、今後関係学会の了承を
得たいということです。治療
法の基準作りや保険適用に向
けて大きく前進するとみられ
ています。

報告書によると、研究班は
「頭を高くしていると頭痛が
始まったり、ひどくなる」
患者さん100人を分析し、
放射線科専門医がMRIなど
の画像を判定しました。 班
会議を重ね、うち16人は
「確実」に髄液が漏れており、
17人は「疑いがある」と判定
しました。

脳脊髄液減少症は、脳と
脊髄の周囲を巡る脳脊髄液が
漏れ、頭痛を招く病気です。
国内では00年以降、「交通
事故被害者らの中にいるのに
見落とされている」との指摘
が出ていましたが、「あり得
ない」と否定する医学関係者
がほとんどで、患者さんは、
医療機関を転々としたり、
補償面で置き去りにされる等
不利益をこうむることが多か
ったようです。

06年、日本脳神経外科学会
の学術委員会が初めてシンポ
ジウムのテーマに採用しまし
た。学術委員会の委員長だっ
た嘉山理事長(当時は山形大
医学部長)が、医学分野の
垣根を越えた診断のガイドラ
イン作りに取り組むことを
宣言しました。

脳脊髄液減少症についての

書籍を発刊した教授のインタ

ビュー動画です。



 
 
 
 
 
 
 
補償の保証。笑

 
 
 
 
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編集後記

不明熱は非常に診断が難し
い病気です。PETのような
武器が加われば診断が正確と
なり、治療開始も早まるので
はと考えております。今まで
のように診断がつかず患者さ
んが苦しむことがないように
お願いしたいものです。ただ
しPET 検査は、自費診療とな
ることと受けられる施設が限
られることは残念と言わざる
を得ません。 交通事故後の
脳脊髄液減少症の患者さんは、
当クリニックでも発見した事
があります。ブラッドパッチ
療法で良くなりましたが、
交通事故の保険会社と診療費
の給付について揉めているよ
うでした。診断治療のガイド
ラインができれば、そのよう
なこともなくなるのではと考
えています。

休符の給付。笑

 
 
 
 
 
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