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療マル秘裏話 Vol.389 平成23年5月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
目次
1) 新型インフルエンザに感染し、重症化した妊婦が早産する割合
2) 「ハイブリッド型人工神経」で、マウスの脚の神経線維を再生

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】新型インフルエンザに感染し、重症化した妊婦が早産する割合

 
 
 
 
2009年に発生し、世界的
に大流行したインフルエンザ
(A型、H1N1)に感染し、
重症化した妊婦が早産する割合
は、全国平均の約2・5倍に上
ったとの調査結果を、中井章人
(なかい・あきひと)・日本医
めました。

インフルエンザ感染に関し、
妊婦を対象にした大規模調査は
初ということです。8月に大阪
で開かれる日本産科婦人科学会
で発表されます。

中井教授は「ワクチンや抗ウ
イルス剤は妊娠に悪影響はない
ので、積極的に利用して重症化
させないことが大事だ」と話し
ています。

分娩(ぶんべん)を取り扱う
全国2611の施設を対象に
調査、2082施設から回答を
得ました。09年5月~10年
3月の間に出産した妊婦73万
8766人のデータを調べまし
た。

インフルエンザに感染し、入
院が必要だった重症患者は18
1人です。そのうち症状がより
重い肺炎になったのは17人で
した。死者はいませんでした。
全妊婦に占める入院患者の割合
は、一般の人と変わりませんで
した。

入院患者の14・6%が妊娠
37週より前に出産する早産で
した。08年の国の調査による
全国平均5・8%の約2・5倍
です。肺炎になった患者さんに
限ると、早産の割合は31・2
%でした。

抗ウイルス剤の服用が発症後
48時間以上経過後だったり、
服用しなかった人が肺炎になる
危険性は、48時間以内に服用
した人の4~5倍になることも
分かりました。

2009年発生のインフルエ
ンザについて

人から人に感染しやすいA型
の新たなインフルエンザウイル
ス(H1N1)の感染が09年
春に始まり、世界的に大流行し
ました。日本では09年8月に
流行入りし、新型インフルエン
ザとして重症化防止を中心とし
た対策を取りました。10年3
月までの感染者は、推定2千万
人以上ということです。10~
11年のシーズンの流行は季節
性と同様で、新型としての扱い
は3月末で終了、季節性として
の扱いに移行しました。

2009年新型インフルエンザの

感染についてのニュース動画

です。



 
 
 
 
 
 
廃園となった施設から、排煙
され、肺炎がおこった。笑

 
 
 
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2】「ハイブリッド(複合)型人工神経」で、マウスの脚の神経線維を再生

 
 
 
 
様々な組織の細胞に変化でき
るiPS細胞(新型万能細胞)
と、高分子化合物製のチューブ
とを組み合わせた「ハイブリッ
ド(複合)型人工神経」で、マ
ウスの脚の神経線維を再生させ
ることに、大阪市立大の
中村博亮教授と奈良県立医科大
の筏(いかだ)義人教授らが成功
しました。

けがや病気で傷ついた手足の
神経の新たな治療法として期待
されます。

手術用縫合糸の材料になる高
分子化合物を加工、表面は頑丈
で内側はスポンジ状の2層構造
のチューブ(直径2ミリ)を
作製しました。スポンジ層にマ
ウスのiPS細胞から作った、
神経系細胞を染み込ませました。

後ろ脚の神経が5ミリ欠損し
たマウスに、この人工神経を
移植したところ、3か月後には
生活にほとんど影響がないまで
に歩行能力が改善しました。ス
ポンジ層に神経系細胞を染み込
ませなかった場合は回復しにく
く、何も移植しないと脚がまひ
したままでした。

神経再生の第一人者、岡野教授

が語っている動画です。



 
 
 
 
ドラマ仁(JIN)では、西郷
隆盛は、開腹して回復した。笑

 
 
 
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編集後記

人から人に感染しやすいA型
の新たなインフルエンザウイル
ス(H1N1)の場合、弱毒型
であり、H5N1の強毒型イン
フルエンザのパンデミックが起
こると早産だけでは、済まない
気がします。しかし、抗ウイル
ス剤の服用が発症後、48時間
以上経過後だったり、服用しな
かった人が肺炎になる危険性は、
48時間以内に服用した人の4
~5倍になるというデータは、
貴重なものとなるでしょう。幸
い強毒型インフルエンザにも
効果が高い「ファビピラビル
(一般名)」の製造販売承認の
申請が本年3月末にされている
ので、H5N1の強毒型インフ
ルエンザのパンデミックの際は、
妊婦さんは、胎児奇形の可能性
はあっても、妊婦さん自身の
救命のため、できるだけ早く
服用することが望ましいと考え
ます。

救命を究明する。笑

 
 
 
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