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診療マル秘裏話 Vol.385 平成23年4月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次
1) ガンの増殖や転移を抑える作用の「μRNA」
2) 肝臓ガン細胞の全遺伝情報(ゲノム)を解読

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】ガンの増殖や転移を抑える作用の「μRNA」

 
 
 
細胞や血液などに含まれる
「マイクロRNA」と呼ばれ
る物質の一種に、乳ガンと
子宮頸(けい)ガン細胞を
「老化」させ、ガンの増殖や
転移を抑える働きがあること
を広島大の田原栄俊
(たはら・ひでとし)教授
(細胞分子生物学)らのチー
ムが突き止め、4月18日付
の米科学誌に発表しました。

田原教授は、「マイクロR
NAは生体内でつくられる
物質で、既存の抗ガン剤に比
べ副作用のリスクが低い。次
世代の抗ガン剤としての活用
が期待できる」と話していま
す。

マイクロRNAは、細胞の
増殖や分化などさまざまな
生物現象の調節に関係してい
ると考えられています。田原
教授は、通常の細胞が分裂し
なくなり老化するにつれて、
いくつかのマイクロRNAが
増加することを発見しました。
このうち老化せずにガン化し
た細胞で減少していた「mi
R22」に着目しました。

培養された乳ガンと子宮頸
(けい)ガンのガン細胞に
miR22を加えると、老化
が進み、増殖が抑えられる事
を確認しました。
マウスを使った実験でも、乳
ガンの転移を抑制することが
分かりました。

細胞の老化は、ガン化を防
ぐための生体の防御機構とみ
られています。田原教授は
「何らかの要因で、細胞内の
マイクロRNAが減少して
老化が妨げられ、ガン化を促
すと推定される。miR22
を投与することで老化のプロ
グラムが再開され、ガン細胞
の増殖が抑えられた」と分析
しています。

マイクロRNA入門に関する

動画です。



 
 
 
 
 
廊下を走っていた子供が
老化する。笑

 
 
 
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2】肝臓ガン細胞の全遺伝情報(ゲノム)を解読

 
 
 
肝臓ガン細胞の全遺伝情報
(ゲノム)を世界で初めて
解読し、ガンを抑える遺伝子
の機能喪失や働きの低下につ
ながる変異を多数発見したと、
国立ガン研究センター研究所
や東京大などの研究チームが
4 月19日発表しました。新た
な診断・治療法を開発する手
掛かりになると期待されてい
ます。
解読対象は、日本人の肝臓
ガン患者の8割を占める、C型
肝炎ウイルス(HCV) 感染に
よる肝臓ガンです。 詳細に
解析できたのは、70代の男性
患者さん1人ですが、さらに
多くの患者さんについて解析
中とのことです。同研究所の
中釜斉所長は「肝臓ガンは、
複雑で、いろんなタイプが
混在しているらしいことが分
かった。研究が進めば、患者
ごとに効果が高い治療戦略を
立てられるようになる」と話
しています。
この研究は、主要国の研究
機関が各種のガンを分担する
「国際ガンゲノムコンソーシ
アム」の活動の一環で、成果
報告は英国の乳ガンに続き2
番目です。論文は米科学誌
ネイチャー・ジェネティクス
電子版に掲載されました。

肝臓ガンの予防法に関する

動画です。



 
 
 
 
 
 
文旦を分担する。笑

 
 
 
 
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編集後記

マイクロRNA について、他
のガンでも同様の働きのもの
が発見されれば、本当に画期
的な発見といえましょう。早
く解析を進めて、ほしいもの
です。ガン細胞も老化させる
ことができるなんて以外です。
C 型肝炎由来の肝臓ガンの
治療は、現状では、塞栓療法
やラジオ波による焼灼などが
主流となっているようですが
いろんなタイプのそれぞれを
きちんと把握できるようにな
れば新しい治療法、特に遺伝
子治療が有望になるのではな
いでしょうか。

会席から人物像を解析する。笑

 
 
 
 
 
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