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2015-01-26 16:43:41

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診療マル秘裏話 号外Vol.55 平成26年10月27日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
目次

1) 教育歴と職業的地位の不一致の女性が脳卒中発症リスク高
2)危険ドラッグの、とんでもなく恐ろしい、薬物依存症の治療法

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
1】 教育歴と職業的地位の不一致の女性が脳卒中発症リスク高

 
 
 
国立ガン研究センター「多目的
コホート(JPHC)研究」調査
チームは、「教育歴が高く、職業
における社会的地位とが不一致
(資格過剰)な女性は脳卒中発症
リスクが高まる」という調査結果
をまとめました。それによると、
資格過剰なグループでは教育歴と
職業的地位との関係が妥当なグル
ープに比べて、発症リスクが約2
倍ということが分かりました。
欧米でも、今回の調査結果に似た
研究報告があり、同チームでは、
心理的ストレスの上昇が背景にあ
るのではとみています。

調査チームは1990年から、
岩手、秋田、長野、沖縄の4保健
所管内に在住の40~59歳の
女性1万5000人を約20年間
追跡した調査結果に基づき、教育
歴と職業的地位の不一致が脳卒中
発症に関連するか否かを調べまし
た。これまでに調査チームでは、
高学歴だと脳卒中発症リスクが高
くなることを突き止めていました
が、その理由は分かりませんでし
た。

今回の調査によれば、対象の
女性からのアンケートに基づき、
中学卒(1点)、高校卒(2点)、
短大・専門学校卒(3点)、大学
以上(4点)の4グループに、
また職業により、肉体労働(1点)、
サービス・販売(2点)、事務
(3点)、専門・管理職(4点)
の4グループに分類しました。
これをスコアとして活用し、教育
歴スコアから職業スコアを引いて、
社会的地位の不一致得点(マイナ
ス3からプラス3点)を計算しま
した。
(1)資格不足(マイナス2点)
(2)妥当(マイナス1、0、
プラス1点)(3)資格過剰
(プラス2点以上)の3グループ
に分ける条件を設定しました。約
20年の追跡期間中、597人が
脳卒中を発症していました。3グ
ループを比べた結果、資格不足と
妥当では、発症リスクは約1倍で
したが、資格過剰は約2倍と高く、
統計学的に有意差がみられたとい
うことです。

教育歴と職業別の脳卒中リスク
との分析から大卒以上の女性は、
肉体労働、次いで販売・サービス
職に就いている女性の発症リスク
が3倍以上と高いという結果が出
ました。統計学的には、高学歴に
関わらず職業的地位の低い仕事に
就いている女性となります。一方、
大卒以上で専門・管理職の女性は、
発症リスク約1倍と低いことも分
かりました。

ただ今回の調査では、対象の
女性の「所得」を考慮しておらず、
総合的な指標を用いる検討を重ね
る必要があるとしています。

脳卒中発作時の対応についての

動画です。



 
 
 
 
 
官吏が資金の管理をする。笑

 
 
 
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2】危険ドラッグの、とんでもなく恐ろしい、薬物依存症の治療法

 
急速に広まっている危険ドラッ
グは、覚醒剤に比べて毒性も依存
性も強いとされ乱用者が意識障害
を起こし、医療機関に搬送される
ケースが増えています。薬物依存
からの回復を支援する治療に取り
組む大阪府枚方市の府立精神医療
センターでも、危険ドラッグの
入院患者さんが4月以降は23人
(8月末現在)と覚醒剤などの
患者さん15人(同)を上回り、
対応に追われています。危険ドラ
ッグについて「危険ドラッグで死
ぬこともある。新しい薬物なので、
どういう後遺症が出るか、わかっ
ていないのも怖い」と藤田医師は
警鐘を鳴らしています。
昨年冬、10代後半の少年が
家族に連れられて同センターを訪
れました。1~2年ほど前から、
興味本位で危険ドラッグのハーブ
を吸い始めました。自宅近所の店
で簡単に購入できたということで
す。すぐにのめり込みましたが、
次第に「救急車の音がいつまでも耳
に残る」「爆弾のカチカチという音
が聞こえる」といった幻聴に悩まさ
れるようになりました。幻聴は覚醒
剤の使用者によく見られる症状です。
「危険ドラッグに含まれる成分は、
当初、大麻に似た陶酔感のある合成
カンナビノイドが主流だったが、
最近は覚醒剤を使用したときのよう
な興奮や幻覚妄想状態を引き起こす
化学物質が混ざり合った商品が増え
ている」。治療に当たった同センター
高度ケア科主任部長・藤田治医師
(50)が指摘しています。
薬物依存症の治療は、向精神薬
などの投薬と、依存症に陥る思考や
行動パターンを変化させる 「認知
行動療法」が二本柱となっています。
少年は入院し、危険ドラッグを体に
入れない状態を維持した上で、幻聴
を抑える向精神薬や睡眠薬が処方さ
れました。投薬の効果はすぐに表れ、
徐々に薬の量を減らして、認知行動
療法に移りました。
この療法は、医師や看護師、臨床
心理士らがチームを組んで行います。
患者さん数人でグループをつくり、
専門家が作成したテキストを基に、
薬物に手を出したきっかけや症状を
話し合うことで、考え方や行動の癖
を修正して再使用しないよう自らを
コントロールする方法を学びます。
少年は1か月半で回復傾向がみら
れたため、退院しました。しかし、
またすぐにハーブを使用してしまい
ました。藤田医師には「入手しやす
く、とにかくやりたかった」と話し
たそうです。再入院して治療をやり
直し、夏に退院した後は薬物を断ち、
アルバイトを始めました。
覚醒剤を中心とする薬物依存症の
治療を20年以上行ってきた、藤田
医師は「危険ドラッグの恐ろしさは、
どんな成分が入っているのかわから
ない点だ」と語っています。
危険ドラッグの患者さんが同セン
ターで目立ち始めたのは2012年
3月頃です。興奮や手の震え、意識
混濁など、覚醒剤だけでなく大麻、
アルコール依存症にも似た症状がみ
られました。藤田医師は当時を
「どんな投薬が有効なのかわからず、
手探り状態だった」と振り返ってい
ます。
さらに特徴的なのが、使用時の
記憶がないケースが多いことです。
インターネットカフェの個室で
ハーブを吸った男性は、壁をめちゃ
くちゃに壊して警察に通報されまし
たが、何も覚えていませんでした。
藤田医師は 「覚醒剤ならば自分の
行動を覚えていることが多く、
『二度とあんなことはしない』と振
り返ることができるが、危険ドラッ
グは安い、逮捕されない、覚えてい
ないの三拍子がそろっており、依存
性は覚醒剤よりも強い」と断言して
います。
危険ドラッグの成分には覚醒剤
よりも強い毒性を持つものがあり、
死に至る可能性もあります。
覚醒剤の場合は逮捕されると、
家族や社会との関係が断たれ、再び
手を出すケースが目立つ一方、危険
ドラッグは使用し始めてまだ間もな
い人も多く、回復に必要な家族らの
支えが期待できるということです。
藤田医師は「依存者が孤立しない
よう、医療関係者と家族が連携した
支援体制をつくっていきたい」と話
しています。

危険ドラッグの危険性についての

動画です。



 
 
 
 
 
 
私怨を晴らそうとする人を支援
することは、危険です。笑

 
 
 
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編集後記

大卒以上の女性で、肉体労働、次
いで販売・サービス職に就いている
女性の脳卒中発症リスクが3倍以上
高いとは、知りませんでした。高い
学歴があると一般的にその学歴を生
かした職業についていないと「今迄
の人生何だったのか」と自問自答し
がちなのは、男性も同じではないか
と考えられます。医学部の同級生で
留年を繰り返して廃人のようになっ
てしまった人がいるようです。当然
将来人生がどうなるかについては、
本人の性格によるところも大きいと
私は、考えています。危険ドラッグ
を使用した後の交通事故でその危険
性を再認識させられました。上記の
少年のように、治療がある程度奏功
するとは、限らないことを考えると
早くこれらの薬物をこの世から無く
する努力をしなければ日本人の生産
性そのものが土台から崩れてしまう
ような気がします。 薬物の取締を
きっちり行うことと同時に興味本位
で薬物に手を出さないよう教育啓蒙
に重きを置いた政策を行って頂く事
が、肝要だと考えております。

薬物依存に寛容は、いかんよう。笑
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
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