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2015-01-19 15:25:45

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診療マル秘裏話 号外Vol.52 平成26年10月24日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)ラブレ菌を含有した飲料の継続摂取がインフルエンザの罹患率を低減
2)歯の細胞から肝臓を再生する実験に成功し年度内での臨床応用も可能

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 ラブレ菌を含有した飲料の継続摂取がインフルエンザの罹患率を低減

 
 
カゴメは、植物性乳酸菌ラクト
バチルス・ブレビスKB290株
(ラブレ菌)を含有した飲料の
継続摂取がインフルエンザの罹患
率を低減させる機能のあることを
確認しました。数千人規模の小学
生を対象に摂取試験を実施し、非
摂取グループとの比較による罹患
への影響を調査しました。統計学
的な分析を行ったところ、罹患率
は15・7%と、非摂取グループ
(23・9%)と有意性が示唆さ
れました。同社では、ラブレ菌の
持つ能力を生かし、機能性飲料と
しての販売展開に力を注いでいく
予定だそうです。

同調査は、栃木県塩原市の小学
生約3000人に協力してもらい、
同社の植物性乳酸菌ラブレ菌含有
飲料がインフルエンザに対し感染
リスクを低減できる可能性を追求
する目的で行ったものです。数千
人規模のヒト介入試験でインフル
エンザに対する特定の食品の影響
を調べたのは、世界でも初めてと
思われます。今年1月から約2カ
月間、毎日(休校日除く)1日1
本摂取するグループと、非摂取の
グループに分かれて、摂取期間の
後半からインフルエンザの罹患に
関わる解析を開始しました。

摂取グループでは、15・7%
と罹患率が低いことを確認できた
ほか、ワクチンによる予防接種を
受けたか、否かの比較も実施しま
した。予防接種を受けた被験者で
は、摂取グループ15%に対し、
非摂取グループも19・7%と
有意差がみられませんでした。
一方、予防接種なしの被験者は非
摂取グループ28・7%に対し、
摂取グループ16・3%と統計的
な差が認められたということです。
ラブレ菌は、ルイ・パスツール
医学研究センターの故・岸田綱太
郎博士が京漬物から発見した細菌
です。

研究成果は、東京都文京区の
伊藤謝恩ホールで開催された日本
食品免疫学会設立10周年大会で
発表されました。

ラブレ菌に関する動画です。



 
 
 
 
 
 
京漬物は、今日漬けた漬物では、
ありません。笑

 
 
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2】歯の細胞から肝臓を再生する実験に成功し年度内での臨床応用も可能

 
 
日本歯科大学の八重垣健教授
など再生医療研究チームは、歯の
細胞から肝臓を再生する実験に
成功しました。歯髄幹細胞と呼ば
れるヒトの歯の細胞から再生した
細胞を、急性肝不全を起こした
ラットの肝臓に移植、肝臓を再生
させることができました。早けれ
ば年度内での臨床応用も可能とい
うことです。自己の歯の細胞から
再生臓器と置換するというiPS
細胞などに続く、再生医療の実現
につながる可能性があります。
体性幹細胞という幹細胞の一種
である歯骨髄細胞を使った前臨床
実験です。すでに研究グループで
は、ヒトの乳歯・永久歯は髄から
得た歯髄細胞を継代培養すること
に成功しており、肝臓、すい臓
細胞の分化も成し遂げています。
今回はこれらの経緯を踏まえ、
80~90%の肝臓を切除し急性
肝不全を起こしたラット6匹に、
ヒト歯髄から再生した肝臓様細胞
を移植しました。6匹はすべて
生存し術後20日で肝臓は完全に
再生しました。移植したラットの
肝臓にはヒト肝臓マーカーが大量
に出現し、ヒト肝臓が再生できた
ことも確かめられました。

また、実験中に単純ミスで肝臓
以外に歯髄からの肝臓様細胞が飛
んだところ、肺で肝臓ができまし
た。この細胞が悪性腫瘍になる、
可能性が否定できたと話していま
す。さらに、ラットに肝硬変を起
こさせ、肝臓様細胞を肝臓に注入
した試験で移植群と非移植とで
血清を比較すると、移植群と正常
ラットとがほぼ同じ値を示しまし
た。肝硬変が治癒したことになり
ます。

これらの結果から研究陣では、
機能的にも形態的にも十分な肝臓
再生に成功しヒト肝臓の再生医療
の実現性を実証できたと総括して
います。 それだけでなく、ヒト
歯髄由来の幹細胞から発生させた
すい臓など肝臓以外の種々の再生
器官がヒトの体内で正常に機能す
る可能性が確かめられたと話して
います。

また今回の試験では、肝臓様
細胞からの臓器の再生時に旧臓器
を細胞接着(スキャホールド)の
足場として活用し、臓器再生時の
カギとなる3次元立体構造の構築
につなげました。これもまた、
疾病臓器を自己の歯の細胞から短
時間で再生臓器と置換する治療の
実現への道を開いたといえそう
です。

肝臓の臨床医学の研究機関の
協力があれば、臨床への応用は年
度内にもできるということです。
iPS細胞の活用とは別のアプロ
ーチによる再生医療として注目を
集めそうです。

歯髄バンクのお客様の声の動画

です。



 
 
 
 
 
痴漢と間違われ、言葉を言い換
えて置換した。笑

 
 
 
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編集後記

ラブレ菌の長期投与でインフル
エンザの罹患が低減するなら素晴
らしい発見と言えましょう。予防
接種をしていた群では、余り差が
認められなかったことからラブレ
菌は、何らかの免疫の作用を通じ
て予防効果を現していると考える
のが妥当ではないでしょうか?早
くそのメカニズムの全容解明が進
むことを期待したいと思います。
体性幹細胞という幹細胞の一種
である歯骨髄細胞を使って、再生
医療が可能になるならば、ドナー
が将来的に必要なくなる可能性も
あると思います。乳歯を適切に扱
って、保存しておけば再生医療に
大いに役に立つと考えられます。

再生医療に役に立つ乳歯でも、
入試には、役に立ちません。笑

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