美しい肌Vol.462

2015-01-14 19:01:18

カテゴリー:女性の美容と健康

寒咲菜の花1

 
写真は寒咲菜の花です。

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白・美肌 ブログランキングへ

美肌の野菜&果物&魚介(各論:寒咲菜の花)

 
 
 
 
寒咲菜の花の正体

春の畑は菜の花がいっぱいです

が、カンザキハナナは真冬から

咲き始めるので「寒咲き花菜」

です。

花の部分は真冬から早春にかけ

て「菜の花」として花材として、

あるいは食卓に春の到来を想起

させる食材です。食べられた方も

多いでしょう。厳冬期の花の少ない

時期から開花するので、養蜂の

ためにも栽培されました。花は見事

ですが、葉はあまり食べないよう

です。しかしながら、後述の雑種の

一つ、三重菜花は、葉のみを食べ

るようですが、色々な部分を楽しむ

ことが菜の花ではできるようです。

菜の花(ナノハナ)は「なばな」や

「花菜」とも呼ばれ、アブラナの花芽

で、同じ仲間に菜種油を取る為の

品種もあります。また、ブロッコリー

やカリフラワー、チンゲンサイ(タイ

サイ)やターツァイ、また、キャベツ

や白菜なども同じアブラナの仲間

になります。大根もアブラナの仲間

ですが、花の色が白いので、白い

菜花と呼ばれていることもあるよう

です。食用の 「菜の花」として店頭

に並んでいるものの中には、実は

様々なアブラナの品種があります。

「菜の花」「菜花」「花菜」は、そうした

アブラナの花芽の総称として使われ

ています。アブラナ科の植物は、

交配しやすく雑種を作りやすいこと

が知られています。雑種の一部を

紹介します。まず第一に三重菜花

です。三重県の特産となっている

三重なばなは洋種アブラナ(ブラ

シカ・ナプス)の茎葉です。もともと

三重県桑名市長島町のアブラナ

(なばな)栽培の歴史は古く、もと

はナタネ油の主要な産地として

江戸代には「江戸の灯りは伊勢で

持つ」といわれたほどだったそう

です。もともと種を沢山収穫する

ために摘み取られた芯や若芽を

捨てずに「摘み菜」として食用し

ていたのが始まりだそうです。種

を採るための副産物とはいえ、

これがとても美味しいという事で、

昭和30年代にこの若菜そのもの

を市場に出荷したところ非常に

好評であったことから、昭和40年

代に商品名を「なばな」に統一し

農協による共同販売が開始され、

平成元年には県内JAで「三重な

ばなブランド化推進協議会」が

発足し、ブランド化が進められ

今日に至っています。現在三重

なばなは三重の伝統野菜としても

登録されています。三重なばなは

「菜の花」というよりはアブラナを

青菜として収穫したもので、花芽

が付いた「花菜」とは違います。

笊に盛ってあると金沢の「カラシナ」

や京都の「畑菜」、奈良県の「大和

まな」などに似ています。次に菜心

(サイシン)です。サイシン(菜心)は

アブラナ科アブラナ属の植物で菜

の花の一種です。原産はヨーロッパ

とされていますが中国野菜として知ら

れ、若い葉茎や花芽を食用とします。

中国では菜心(ツアイシン)又は菜苔

(ツアイタイ)などと呼ばれているもの

で、これの茎が赤いタイプのものが

紅菜苔(コウツアイタイ)と呼ばれて

いるものです。サイシン(菜心)はクセ

がなく、鮮やかな緑色とシャキシャキ、

コリコリした歯ざわりが楽しめます。

中国料理の代表的な炒め物をはじめ、

和え物、汁の実、酢味噌和え、

酢の物、漬物、お浸しなど様々な

料理に利用できますが、いずれに

しても加熱調理に向いています。

サラダなどでは苦味があるので向

きません。現在出回っている品種

には大きく2種あり、もともと中国

から入ってきた中国菜心(早生種)

と、それを改良した広東菜心があり

ます。サイシン(菜心)は比較的短

期間で生育し播種後60日程度で

収穫できるようになります。また、

品種も2種あり、一般的な中国菜心

の場合、初夏から秋にかけてが

収穫時期となります。一方広東菜心

の場合はほぼ四季を通じて一年中

収穫できるとされていますが、やはり

最盛期は春から秋で、夏野菜として

出荷されるものも多いようです。

コウサイタイ(紅菜苔)は中国揚子江

中流地帯が原産と言われる二年草

で、チンゲンサイ(タイサイ)やターツ

ァイ、また、身近なキャベツやハクサイ

などと同じアブラナの仲間になります。

和名は紅菜花(ベニナバナ)と呼ばれ、

とう立ちした花芽とその若い茎や葉を

食べます。同じように花芽を食べる

「菜の花」と同じく、なばな類と言え

ます。日本では1970年代頃から本格

的な栽培が始またようです。菜の花

に似ていてますが、コウサイタイ

(紅菜苔)は菜の花より寒さに強く、

寒い時期ほど、赤紫色が濃く鮮やか

になるそうです。菜の花にはない

赤紫の色素、アントシアニンが含ま

れています。しかし、これは茹でると

鮮やかなグリーンになります。紫の

ブロッコリーなども同じですね。

色素は茹で汁に溶けだし、湯が

黒っぽく変色してしまいます。しかし、

酢を加えて茹でると色をある程度

残すことが可能です。コウサイタイ

(紅菜苔)は菜の花の様な苦味が

感じられません。味にクセもなく、

茎はほんのりとアスパラの様な甘味

を感じます。軽い歯触りがあり、茹

でると少しヌメリもでて、非常に美味

しいです。コウサイタイ(紅菜苔)は、

12月頃から収穫が始まり、3月頃

までが旬となります。寒咲菜の花と

同じ時期ですね。でも、出回るのは

ほんの一時で、葉の花ほど期間は

長くないので、見かけたらすぐに買

わないと次にはもう買えないかも

しれません。最後にアスパラ菜は、

中国野菜の花芽を食べる野菜で、

暑さに強い「菜心(ツアイシン)」また

は「サイシン」と、寒さに強い「紅菜苔

(コウサイタイ)」をこう配させ育成され

た新しい品種で、菜心や紅菜苔と同

じく、とう立ちした茎葉と花芽を食べる

野菜です。オータムポエムという名称

は「サカタのタネ」が販売している名称

で、品種名はアスパラ菜となります。

アスパラ菜にはオータムポエムの他

にも「トーホク」という種苗会社から

「愛味菜(まなみな)」という名称のもの

も販売されるようになりました。この

両者はほとんど同じ物と思っていい

くらい似ています。収穫は脇芽を伸

ばすため主茎は摘み取って、捨てて

しまい、「一番側枝」から春先の「三番

側枝」まで、1株から3回収穫するそう

です。アスパラ菜の名前は、中国野菜

の名前では一般的に聞きなれない事

と、食べた時の歯ごたえと甘い風味が

アスパラガスとよく似ている事からこう

呼ばれるようになったようです。

アスパラ菜は見た目が菜の花に似て

はいますが、菜の花のような苦味は無く、

花芽を食べるというより、花芽が付いた

若い茎を食べると言った感じで、クセも

無くほんのりと甘みがあり、味、食感とも

アスパラに似た感じがします。紅菜苔

(コウサイタイ)のようなヌメリは感じません。

まさに名前通りです。全国各地で栽培

されるようになってきましたが、上越地方

では「オータムポエム」という名称で平成

4年から栽培がはじまり、地域の重点品目

として取り組まれてきており、今では「愛味

菜(まなみな)」の栽培も加わりかなり定着

しているようです。アスパラ菜は寒冷地と

温暖な地方では栽培時期がずれ、寒冷

地では秋に、温暖な地方では春に収穫

期を迎えます。本来の露地栽培では春が

旬の野菜と言えます。菜の花(ナノハナ)

は本来2月頃から3月にかけての春が旬

ですが、春一番の季節を運ぶ食材として

料亭などの需要にあわせ、京野菜として

知られる「寒咲花菜」の様に、12月頃から

出始めるものもあります。

2月頃の寒咲花菜の紹介動画です。



 
 
 
 
 
寒咲菜の花の歴史

京都のブランド京野菜として出荷されて

いる「伏見寒咲花菜」が有名です。カン

ザキナタネのつぼみを食用にした品種

です。古くから京都市伏見区桃山の

周辺で冬の切り花用として栽培され、

京都の花市に出荷されていました。

その後漬け物「菜の花漬」として利用さ

れるようになりました。花が良く詰まり、

色あざやかで見た目に美しく、また苔

立ち早く寒い冬に花が咲くため早春

の京漬け物として、なくてはならない

一品です。漬け物には蕾がふくらんだ

ころ軸から摘み取って塩漬けにします。

またそのまま観賞用として切り花にも

利用可能です。 これとは、別に黒川

寒咲花菜という品種もあり、千葉県で

栽培されています。開花前の花蕾

(茎葉とも12cm)を束ねて出荷します。

伏見寒咲花菜に較べて葉色濃、

ちぢみ葉、太茎、1本立(分枝少)、

抽台早い、9~10月は種、11~3月

収穫、ひたし、ツマ用だそうです。

切り花用から食用に利用されるよう

になりました。寒咲花菜からの選抜

育成系です。黒川春治氏育成、根

こぶ病抵抗性がなく、現在は切り花

用として利用されています。

滋賀県の寒咲菜花の紹介動画です。

多くのカメラマンが撮影しているのが

分かります。



 
 
 
 
 
 
寒咲菜の花の雑学

菜の花の選び方について述べてみ

ます。菜の花やアスパラ菜などの

菜花類はなるべく花が咲いていない

若い物で、葉や茎がしゃきっとした

新鮮なものを選んで下さい。下の

切り口をみて、茶色く変色した物は、

やめましょう。菜の花(なばな)や

アスパラ菜(オータムポエム)、

そして紅菜苔などはどれも「菜花類」

で、茹で方や食べ方はほぼ同じと思

って良いでしょう。次に保存方法に

ついて述べてみます。菜花類はむき

だしで置いておくとすぐにしなびて

しまいます。濡らした新聞紙などで

くるみ、袋に入れて野菜庫で保存し

ます。その際、なるべく本来あった

状態、根の部分を下にして立てて

入れておくようにした方がもちがよく、

茎が曲がったりしません。あまりお

勧めはしませんが、大量にある場合

などは、冷凍保存も可能です。その

場合は生のままではなく、さっと固め

にゆでてから小分けして冷凍します。

茹で方は後述します。冷凍したもの

を使う時は自然解凍します。

おひたしやあえ物などにお使い下

さい。最後に食べ方について述べて

みます。軽く塩をした熱湯でブラン

シール(下茹で)し、冷水にとります。

塩の分量はそれほど神経質にならなく

ても良いのですが、2%程、水1Lに対

して20g程が良いようです。多くの方

がたっぷりの水にほんの一つまみほど

入れていらっしゃるのですが、それでは

あまり意味がありません。茹で時間は

30秒位からせいぜい1分程度です。

色と食感を残すよう、茹で過ぎたり、

冷水にさらしすぎないよう注意して下

さい。炒め物やソテーは歯触りが気持

ちよく、少し苦味がありますが、それが

持ち味となります。下茹でしてあるので、

最後にさっとからめるようにして下さい。

パスタの具にする場合も同じです。

天ぷらにしても美味しい。この場合は

下茹ではしません。軸の根元を持って

天ぷらの生地に花芽をくぐらせて熱した

油にそっとおとします。さっと茹でて

お浸しやあえ物は定番ですね。茹で

た後、バターやニンニクを効かせた

オリーブ油、また胡麻油など、味付け

して油と和えたものも美味しく頂けます。

寒咲菜花の出荷作業をしている動画

です。



 
 
 
 
 
 
寒咲菜の花の有効成分

菜の花やアスパラ菜などにはβ‐カロ

テンが豊富に含まれています。可食

部100gあたり、2200μgも含まれてい

ます。β-カロテンは抗発ガン作用や

免疫賦活作用で知られていますが、

その他にも体内でビタミンAに変換

され、髪の健康維持や、視力維持、

粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉

や肺など呼吸器系統を守る働きが

あるといわれています。カリウム(可食

部100gあたり、390mg)、カルシウム

(可食部100gあたり、160mg)を

はじめ、マグネシウム(可食部100g

あたり、29mg)やりん(可食部100g

あたり、86mg)、鉄(可食部100g

あたり、2.9mg)などを豊富に含んで

います。どれも骨を生成する上で欠

かせない成分です。骨を丈夫にし、

健康を維持します。ビタミンE(可食部

100gあたり、3.0mg)やビタミンK(

可食部100gあたり、250mg)などの

親油性ビタミンを豊富に含んでいます。

水溶性ビタミンのビタミンB群(ビタ

ミンB1:可食部100gあたり、0.16mg、

ビタミンB2:可食部100gあたり、0.28

mg、ナイアシン:可食部100gあたり、

1.3mg、ビタミンB6:可食部100g

あたり、0.26mg、葉酸:可食部100g

あたり、340μg、パントテン酸:可食部

100gあたり0.73mg)やビタミンC(

可食部100gあたり、130mg)も豊富

に含んでいます。食物繊維は、可食

部100gあたり、4.2g含まれています。

ビーツのタリオリーニ 穴子と菜の花

のソースのレシピ動画です。



 
 
 
 
 
 
 
寒咲菜の花の美肌効果

β‐カロテンは、必要な時、必要な

だけ、ビタミンAに変換されて、

抗酸化作用により、ビタミンA過剰症

の心配なく、美肌効果が期待でき

ます。ビタミンCは、コラーゲン合成

促進作用により、お肌の保湿力を

アップし、みずみずしいハリのある

お肌が作られます。またチロシナーゼ

抑制作用により、メラニンの合成を

阻害し、美白作用があります。ビタ

ミンEは、別名若返りのビタミンと呼

ばれ、お肌の抗酸化作用および抗

老化作用が期待されます。 抗酸化

ビタミンである、ビタミンA、C、Eの

相加相乗作用により、美肌効果が

期待できます。ビタミンB2は、別名

美容のビタミンと呼ばれ、新陳代謝

を盛んにして、お肌のターンオーバー

を正常化します。さらに、寒咲菜の花

に豊富に含まれる食物繊維は、有害

物質を大便と共に、腸から排泄する

作用があり、この有害物質排泄作用が、

デトックス効果そのものです。デトックス

効果が有効になれば、おのずと美肌へ

と導かれます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

神崎君が、寒咲菜の花を食べる。笑

女性の美容と健康についてのご相談は、

当クリニック皮膚科にて承ります。

当クリニックのホームページとフェイスブック

ページおよびメルマガ登録ページのURLは以下の通りです。

ホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/

フェイスブックページURL:www.facebook.com/Eitokukai

メルマガ登録ページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/min_zhaokurinikku/merumaga.html

 
 
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント