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2015-01-11 00:51:53

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診療マル秘裏話 Vol.479 平成25年1月31日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1) 「有毛細胞」を、薬剤を使って再生することに成功
2)歯髄幹細胞等の移植で、脊髄損傷の運動機能を回復

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
1】「有毛細胞」を、薬剤を使って再生することに成功

 
 
音を電気信号に変えて脳に
伝えるマウスの「有毛細胞」
を、薬剤を使って再生する事
に世界で初めて成功したと、
岡野栄之(ひでゆき)・慶応
大教授と米ハーバード大のチ
ームが発表しました。 有毛
細胞が傷むことが主因となる
「感音(かんおん)難聴」は、
世界の人口の1割以上と推測
されています。有毛細胞が、
加齢や騒音などで一度傷むと
再生は極めて難しく、成果は、
新たな治療法につながると
期待されています。1月9日
付の米科学誌ニューロンに、
掲載されました。

哺乳類では数万の有毛細胞
が内耳のカタツムリのような
器官「蝸牛(かぎゅう)」の
内部に整然と並んでいます。
音を増幅させたり脳に伝えた
りする役割があります。胎児
の段階で有毛細胞ができると、
隣接する細胞は有毛細胞を支
える「支持細胞」へと変化す
ることが分かっています。

チームは、アルツハイマー
病治療薬として開発された
薬剤が、この作用を邪魔する
ことに注目しました。 有毛
細胞が傷ついた後にこの薬剤
を用いると、支持細胞を減少
させて、有毛細胞を増やす事
を突き止めました。

また、大音量で難聴にした
マウス10匹のうち、5匹の
マウスの内耳にこの薬剤を
手術で投与しました。3カ月
後に調べると、投与された5
匹は、未投与の5匹に比べ、
有毛細胞の一種の数が最大で
2倍以上多くなり、難聴もわ
ずかですが改善していました。

有毛細胞の再生には、遺伝
子を使った動物実験で成功し
ていますが、ウイルスを用い
るために安全面で課題があり
ました。

岡野教授は「この方法が最
も実用化が期待できるのでは
ないか。今後は、よりヒトに
近いサルを使った実験などで
効果を確かめたい」と話して
います。

人工内耳に関する動画です。



 
 
 
 
 
さるサルを使った実験の
結果を持ち去る。笑

 
 
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2】歯髄幹細胞等の移植で、脊髄損傷の運動機能を回復

 
岐阜大大学院医学系研究科
と岐阜薬科大の共同研究グル
ープが、歯から取り出した歯
髄幹細胞などを、脊髄損傷の
患者さんに移植し、運動機能
を回復させる治療法の、臨床
研究の計画を進めていること
が1月9日、分かりました。
岐阜大倫理審査委員会に今夏
にも申請し、倫理委と厚生労
働省が承認すれば、2016
年の研究開始を目指すという
ことです。

移植するのは歯髄幹細胞を
含む歯髄細胞です。治療効果
が動物実験で確認されていま
したが、厚労省によると、臨
床研究は初めてということで
す。拒絶反応を避けるため、
特殊な白血球型を持った人の
歯髄細胞を使います。

グループによると、研究で
は、親知らずなどの永久歯や
乳歯の内部にある歯髄を取り
出します。細かく切ってかき
混ぜた上で2、3週間培養し、
交通事故やスポーツ事故で
脊髄を損傷した直後の患者さ
んの患部に移植したり、腰椎
に注射したりします。 神経
細胞の機能回復を促す働きが
期待できるということです。

グループは11~12年、
ラット15匹の脊髄を切断し、
傷口にヒトの歯髄細胞を注入
する実験を実施しました。7
週間後に半数が後ろ足で体を
支えて歩けるようになるなど、
足の動きが改善されたという
ことです。

グループの手塚建一(てづ
か・けんいち)・岐阜大准
教授(48)=再生医科学=
は「まずは副作用などの問題
をチェックしたい」と話して
います。

歯髄幹細胞が動物の脳神経

の再生を可能にしたという動画

です。



 
 
 
 
 
 
尊称で呼ばれていた人を、
損傷した。笑

 
 
 
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編集後記

有毛細胞を薬で再生できた
ことは、画期的な発見と言え
ましょう。脊髄損傷のラット
に歯髄細胞を注入するだけで、
足の動きが改善したというの
は、動物実験とはいえ、素晴
らしいことです。脊髄損傷の
患者さんには、大いなる福音
となることでしょう。

昨日の機能回復、笑

 
 
 
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