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2015-01-04 07:28:40

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診療マル秘裏話 Vol.378 平成23年3月3日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次
1) アレルギー反応は、体内時計に制御されている
2) 軟骨やガン組織などを画像化する新装置の試作機

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 アレルギー反応は、体内時計に制御されている

 
 
 
じんましんなどアレルギー
反応は、体内時計に制御
されていることを、山梨大
医学部の中尾篤人教授
(免疫学)の研究チームが
マウスの実験で明らかにし
ました。

アレルギー性疾患の新た
な予防や治療法の開発につ
ながる可能性があるという
ことです。米国の学会誌に
近く掲載されます。

中尾教授は、鼻炎やぜん
そくの症状が朝方に悪化す
ることが多いなど、アレル
ギー反応が特定の時間帯に
起きやすいことに着目し、
睡眠や血圧など一日のリズ
ムを制御する体内時計が、
アレルギー反応と関係して
いるとの仮説を立てました。
実験では、体内時計で中心
的な役割を果たす遺伝子を
変異させて、マウスの体内
時計を乱しました。その
結果、特定の時間帯だけで
なく、一日中アレルギー
反応を示すようになったと
いうことです。

アレルギー反応だけだけでは

なく、ガン細胞も時計遺伝子の

影響を受けていました。時計

遺伝子の基本的なことも解説

されているのでこの動画をご覧

下さい。



 
 
 
 
 
体内時計の働きを強化す
るよう、患者さんに教化
することが必要。笑

 
 
 
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2】軟骨やガン組織などを画像化する新装置の試作機

 
人体を透過するエックス
線は体内の臓器などによっ
て進行方向がわずかにずれ
ることを利用し、これまで
撮影が難しかった軟骨や
ガン組織などを画像化する
新装置の試作機を開発した
と、百生敦(ももせ・あつ
し)東京大准教授らが2月
16日、発表しました。

超音波診断装置や磁気
共鳴画像装置(MRI)よ
り細かな画像を得ることが
でき、関節の軟骨が破壊さ
れるリウマチや乳ガンの
早期診断に応用できる可能
性があるということです。

従来は、エックス線の吸
収率の違いを利用しており、
エックス線をよく吸収する
骨はきれいに撮影できます
が、吸収しにくい軟骨など
は写りませんでした。

百生准教授らは、体内を
透過するエックス線の進行
方向がずれ、そのずれ方は
筋肉や骨、臓器など被写体
の形や性質によって違う
ことに着目しました。ずれ
方の違いを画像化する装置
を開発しました。

これによって、輪郭が分
かりやすい画像と、ガン
組織などの微小構造が密集
していることが分かる画像
を新たに得ることができま
した。

共同研究グループの埼玉
医大は、膝や指の軟骨、腱
(けん)が識別できること
を確認しました。国立病院
機構名古屋医療センターは、
患者から切除された乳ガン
の断片を撮影し、微小な
ガンが従来よりはっきり写
りました。コニカミノルタ
エムジーは、検診に使える
ような装置の実用化を目指
すと話しています。

この装置の実際の画像と原理

の解説がなされた動画です。



 
 
 
 
MRIより細かな画像を
簡単に得られるようになれ
ば、感嘆に値する。笑

 
 
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編集後記

アレルギー反応自体副腎
皮質ステロイドホルモンの
分泌と密接な関係があり、
この結果は予想されていま
した。ただステロイドホル
モン以外の因子が絡んで
いる可能性も否定できない
ので、今後の詳細なメカニ
ズムの研究が必要でしょう。
軟骨や健が識別でき、ガン
細胞が従来よりはっきり写
るようになったのは大きな
収穫といえましょう。ただ
し、コストや機械のサイズ
では、すぐに実用化とはい
かないと考えられます。
しかし企業努力で今の標準
のX線の機械のサイズまで
サイズダウンされ、なお
かつ低コストになれば将来
的には導入を考えたいと思
っています。

実葉が実用。笑

 
 
 
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