美しい肌Vol.459

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2014-12-25 00:39:52

カテゴリー:女性の美容と健康

文旦

写真はブンタンです。

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美肌の野菜&果物&魚介(各論:ブンタン)

 
 
 
 
ブンタンの正体

ブンタン(文旦、学名:Citrus
maxima (Merr.)、シノニム:

Citrus grandis (L.))は、
柑橘類の一種です。標準和名

はザボン(朱欒、香欒)です。

別名ボンタンとも呼ばれます。

原生地は東南アジア・中国

南部・台湾などであり、日本に

は、江戸時代初期に渡来しま

した。使われていた漢字を

そのままに日本語読み

(ブンタン)しています。伝来し

たとされるのは鹿児島県の

阿久根市とされ、生産量も多い

ことなどから1971年に市の木に

制定されています。第二次世界

大戦前には、ジャボンと呼ばれ

るのが一般的であり、これは

文旦貿易に関与したジア

ブンタン(謝文旦)の略と考えら

れています。ブンタンの樹は、

3メートルほどまでに育ち、その

果実は品種により直径15から

25センチメートル、重さ500

グラムから2キログラムまで、

まざまな大きさに育ちます。

果実は皮の厚さが特徴で、

大きさの50%程度を占める程

であり、果肉は果汁が少ないの

ですが独特の甘みと風味があり

ます。なお果実の収穫は年末

頃に行われることが多いのです

が、採取したては酸味が強すぎ

て美味しくないので、数ヶ月間

貯蔵して酸味を減らした後に

出荷されます。ブンタンは自然

交雑により色々な品種を生み出

しており、グレープフルーツ・

ナツミカン・ハッサクなどは、

ブンタンの系統です。ブンタン

そのものも品種が多く、西日本

(特に高知・熊本・鹿児島)では

色々なブンタンが栽培されてい

ます。高知では「ウチムラサキ

(ウチムラ)」と呼ばれる果皮の

内側が薄紫のブンタンに似た

柑橘類がありますが、実は水分

に乏しくパサパサしており、味も

ブンタンに劣ります。しかし、この

「ウチムラサキ」は文旦の原種と

考えられているそうです。日本

における2010年の収穫量は、

9,719トンであり、そのうち約90

%が高知県において生産され

ています。

果実は生で食べるの他、ベトナム、

カンボジア、タイ王国では果肉を

和え物の素材とします。加工食品

の原料としても用いられ、皮や

果肉を用いた砂糖漬け(ザボン

漬け、文旦漬け)、マーマレード、

ボンタンアメなどは有名です。

近年、香港で流行している、

デザート楊枝甘露は、マンゴー

と沙田柚を主原料にして作られ

ます。果皮は、中国で、光七爪、

光五爪などと呼ばれ、生薬として

も使われます。また、化州柚の

果皮は毛橘紅と呼ばれます。

いずれも、皮の内側を剥ぎ、乾燥

させた上で、咳止めなどの喉の薬、

食欲不振の改善などに使われます。

特異的な香気成分としてノート

カトンがあります。ノートカトンは、

グレープフルーツやナツミカン等

のブンタンからの交雑種にのみ

みられる成分です。皮には他に

サンショウと同じく、舌にしびれを

感じさせる辛味成分も含んで

います。

台湾のブンタンの紹介をしてくれ

ている動画です。



 
 
 
ブンタンの歴史

ボンタンは阿久根のシンボルとして

昭和46年に市の木として制定され

ました。直径20センチメートル程度

になる大型の柑橘類で、阿久根は

全国有数の生産量を誇ります。

そのようなボンタンの由来について

次の4つの説があります。

1)元禄年間(1688~1704年)中国、
福州の船が阿久根に漂着したとき、
船長の謝文旦が原田喜右衛門に
苗木を贈ったという説。
2)寛保のころ(1741~1744年)
阿久根に唐(中国)の船が来たとき
唐の通訳であった原田喜右衛門が
この船に乗っていた唐の人から漢種
の乳柑(文旦)をもらって帰り、その
実を蒔いて育てたという説。
3)安永のころ(1772~1781年)中国・
広東の商船がひどい波風にあい
阿久根に流れ着きました。このときの
船長謝文旦が通訳原田喜右衛門に
「朱らん」と「白らん」の2個をあたえた。
これを原田が育てたという説。
4)安永元年(1772年) 福建省と
長崎の貿易を行っていた謝文旦が
商用で阿久根に錨をおろしたとき、
倉津番所の通訳原田喜右衛門から
ていねいな取り扱いをうけた事に
感謝し、「朱らん」・「白らん」を贈っ
たという説。
このようなことからボンタンは漢字で
文旦ぼんたん」と書き、船長謝文旦から
とった名前と言われています。水晶
ブンタンとは、土佐ブンタンの改良
品種で最も美味しいブンタンです。
その水晶ブンタンの歴史について
は、次のようなものです。戦前に、
高知市五台山の吹井とうところで、
「内紫」という品種の一枝に突然変異
で実ったものを戸梶氏が発見し、これ
を接木で育てた事に端を発して
います。水晶文旦の名前は大阪府立
大学の田中良三郎(当時)によって付
けられました。追熟処理により黄色く
なってから出荷される場合と、風味を
大切にしてそのまま薄緑色で出荷さ
れる場合があります。水晶ぶんたんは
果汁が多く果肉が柔らかいのが特徴
です。果実は扁平で果肉がたいへん
なめらかです。低温に弱いので(土佐
ぶんたんと較べて)露地栽培はほとんど
ありません。
ブンタンピールの動画レシピです。



 
 
 
 
 
ブンタンの雑学

ブンタンの選び方について述べてみ

ます。選ぶ時は、表面が滑らかで張り

があり、ヘタの部分が緑色のものを

選びましょう。また、手に持ったときに

ずっしりと、より重みを感じるものの方

が果肉部分が多く、果汁が詰まって

います。次に、ブンタンの保存方法

について述べてみます。保存は直射

日光が当たらない涼しい所を選んで

下さい。冷蔵庫は乾燥して皮がしぼん

でしまうので、入れるのであれば、

しっかりと全体をラップで包んで下さい。

冷やしすぎに注意しないと低温障害

を起こしてしまいます。箱のまま保存

するときは、 出来るだけ外気に触れ

ないように、隙間を塞いで保存した方

が長持ちします。ブンタンの食べ方に

ついて説明します。文旦の皮はとても

厚く、剥き始めが手では難しいので、

ナイフを使ってヘタから2cmほどの

厚さを切り落としてから剥き始めると

いいでしょう。サジョウの粒がしっかり

としているので、ジョウノウ膜は手で

剥いても大丈夫です。ブンタンは果肉

がしっかりしているので、房をほぐして

サラダに使ったり、和え物に使ったり

しても美味しいです。また、房のまま

タルトのトッピングにしても良いでしょう。

皮と共に砂糖で煮てマーマレードを

作っても美味しいものができます。

ブンタンの皮を何度かゆでこぼしを

してアクと苦みを抜き、シロップで煮て

グラニュー糖をまぶしたり、乾かして

からチョココーティングしてピールチョコ

にするととても美味しいスイーツになり

ます。

ブンタンの出荷の風景動画です。



 
 
 
 
 
ブンタンの有効成分

栄養成分は、ビタミンC、カリウム、

クエン酸、ギャバ、ナリンギン、

オーラプテン、リボノイドなどが含

まれています。ビタミンCは、美肌

作りやカゼ予防に働きます。ギャバ

は血圧を下げる・中性脂肪を下げ

る・ストレスを緩和する・肌に潤い

を与えるなどに働きます。カリウム

は血圧を下げ、ナリンギンは中性

脂肪を分解してくれます。また、

オーラプテン、リボノイドは、ガンを

抑制する栄養成分です。クエン酸

には、疲労回復効果があります。

美味しいブンタンの選び方の動画

です。

 


 
 
 
 
ブンタンの美肌効果

ブンタンに豊富に含まれるビタミン

Cには肌荒れを防ぎ、シミの原因

メラニン色素の生成を抑制する

美白効果(チロシナーゼ抑制効果)

と、肌の新陳代謝を促進する美肌

効果(コラーゲン合成促進による)

があります。ブンタンにはビタミンC

が100gあたり、45mgも含まれて

いて、ブンタン半個を食べれば1日

に必要なビタミンC、80mgが簡単

に取れてしまいます。またビタミンC

には、シネフィリンとともに風邪予防

にも大きな効果があるそうです。

ジョウノウにはペクチンが多く含まれ

ていて、整腸作用があり、便秘や

お腹を壊しているときに効果があり

ます。この整腸効果こそデトックス

効果そのものです。デトックス効果

が有効になれば、おのずと美肌に

導かれます。ブンタンには、特に白

わた部分に「ナリンジン」という成分

を多く含み、脂肪細胞の分解を促進

する効果があるようです。

ブンタンジャムの作り方の動画です。



 
 
本日はここまでとさせて頂きます。

ブンタンの皮むきを分担する。笑

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皮膚科にて承ります。

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