美しい肌Vol.457

2014-12-10 08:16:42

カテゴリー:ブログ

フェイジョア

写真はフェイジョアです。

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美肌の野菜&果物&魚介(各論:フェイジョア)

 
 
 
 
フェイジョアの正体

フェイジョア(学名:Feijoa sellowiana、

別名:フィジョア)はフトモモ科の常緑低木

です。果物として食用に栽培されますが、

庭木や生垣用としても需要があります。

南米原産です。フトモモ科の熱帯果樹と

しては珍しく-10℃ほどまでの耐寒性が

あります。病害虫や乾燥にはかなりの

耐性がありますが、環境が悪いと結実し

ません。樹高は大きな原種で約7m、

ほとんどの改良品種では約3mほどに収ま

り、樹形も整えやすいのですが、やや成長

が遅いのが難点です。卵型の葉は、表は

濃緑で裏は銀色、もしくは白色をして

います。夏に径4cmほどの花をつけます。

花弁は内側が赤褐色、外側が白色で分厚く、

糖分を含んで甘みがあります。ハチドリの

ような小鳥類がこの花弁を摂食するときに

花粉が運ばれますが、日本ではハチドリは

いないため、蜂による媒介がほとんどです。

多数ある赤い雄蕊が非常に目立つ存在

です。花に芳香は、ほとんどありません。

果実にはパイナップルとバナナの中間の様

な芳香があり、生で食べる、またはジャムや

ゼリーなどの加工食品、果実酒などに使わ

れます。果実は通常、自然落果したものを

更に追熟させてから食べます。逆に追熟し

ないとまずくて食べられません。果実の中

には石細胞を含むため硬い部分とゼリー質

の柔らかい部分が存在し、断面はゼリー質

が花のような独特の形をしていて、品種、

生育状態によってその割合は違ってきます。

果皮は通常硬いです。殖やし方は接木、

挿木、食用には適しませんが生垣などに

実生繁殖(種を捲いて育てる繁殖法)も行わ

れます。また、枝の先に混合花芽を作る

ので強い剪定を行うと翌年の開花、結実量

が悪化します。花から果実まで楽しめる丈夫

な常緑低木であるため、ニュージーランド、

オーストラリア、アメリカ、イスラエルなどで

庭木や公園樹として人気があります。経済

栽培はロシアやグルジアでも盛んですが、

ニュージーランドは最大の生産量を誇り、

一般家庭でも多く消費され、ヨーグルトや

アイスクリームなどに加工されます。また

乾燥させた果肉を使ったフェイジョアティー

が広く飲まれています。逆に原産地である

南米ではそれほど有名ではなく、一部で

生で食べられます。日本では1980年代に

キウィフルーツに続く新果樹として注目され

たこともありましたが、現在まであまり普及し

ていません。その原因として、遺伝的に異

なる個体間で受粉しないと結実しないこと、

果実が一般的に出回らず知らない人が多

いこと、生で食べる時の味がそれほど良く

ないことなどが挙げられます。また、初期に

販売されていた苗木が、成長が遅かったり

結実性が悪い個体が多かったりしたことも

普及を妨げた一因でしたが、これらは当時

の粗悪な実生苗によるもので、最近は自家

結実し、味の改良された品種が導入されて

います。それに伴い、近年では家庭果樹と

して見直され、ポポーに並び小規模であり

ますがブームになっています。しかし、未だ

日本にはまとまった産地がなく、少数の農家

が栽培している程度です。北関東付近まで

露地栽培が出来る耐寒性があるため、果樹

としてだけでなく、庭木や生垣など色々な

用途が期待されています。

フェイジョアの食べ頃の見分け方の動画

です。



 
 
 
 
 
 
 
フェイジョアの歴史

1890年にフランス人の植物学者エドアール・

アンドレによってヨーロッパに導入されました。

ヨーロッパの人たちにとっては比較的、

新しい果物といえましょう。ニュージーランド

へは1930年代後半に広まり、その後、経済

栽培されるようになりました。日本にも同年代

の頃広まり、栽培されるようになりますが、

実生苗、結実が不安定で果樹として栽培は

広まりませんでした。その頃の苗の質が悪か

ったせいもあるようです。しかし、ニュージー

ランドから品種改良された苗が輸入される

ようになり、少しずつ栽培されるようになりま

したが、 生産、流通が非常に少なく、国産

フェイジョアが店頭に並ぶことは少なく、

ニュージーランド、カリフォルニア産が輸入

されています。

フェイジョアの木の紹介動画です。



 
 
 
 
 
 
フェイジョアの雑学

最初に、フェイジョアの選び方について述べ

てみます。フェイジョアの選び方といっても、

フェイジョアはおそらく1個2個としてではなく、

数個入った袋で売られている事が多いよう

です。出来るだけ表面に傷がないものを選び

ましょう。また、軽く押さえてすこし凹む感じ

で、香りが立っていれば食べ頃サインがでて

います。すぐに食べるのであれば、そういう

ものを選び、日持ちさせたい場合は硬めの

ものを選びます。次に保存方法について述

べてみます。フェイジョアは食べ頃になるまで

は追熟させなければならないので、新聞紙

等にくるんで室温においておきます。香りが

出てきて食べ頃となったものは冷蔵庫に移し、

なるべく早く食べるようにしましょう。

フェイジョアは冷凍保存には向いていません。

長期保存は、ジャムなどに加工した状態で

保存します。フェイジョアの実を二つに切ると、

中身は明るいクリーム色で中心にゼリー質の

種子部分があります。俗に「パイナップル

グァバ」と呼ばれるほど、芳醇な香りを放つ

のも、魅力の一つです。美味しい食べ方に

ついて述べてみます。フェイジョアの最もシン

プルな食べ方は、生のまま食べることです。

デザートとして盛り付けたりする場合はキウイ

のように皮をむいて輪切りにすると見た目が

美しいです。私は、上下で真っ二つに切り、

スプーンですくって食べます。皮ぎりぎり

まですくい取ることが出来ます。さっぱりした

酸味もあり、ヨーグルトとの相性も良いので、

刻んでヨーグルトとあえて食べるのも良い

でしょう。フェイジョアの果肉に砂糖を加えて

煮るだけでジャムができます。生産地の

ニュージーランドでは、ジャムの人気が高い

ようです。フェイジョアの果肉をミキサーに

かけ、シロップを加えて凍らせシャーベット

にしても美味しく食べられます。また、

ヨーグルトなどと共にミキサーにかけて

スムージーにすることもできます。

フェイジョアはグァバなどと同じフトモモ科

の常緑樹になる果実で、南米が原産とされ

ています。ニュージーランドやオーストラリア

などでは庭木や公園樹としても人気があり、

その果実もポピュラーな果物として食べら

れています。フトモモ科の植物はグァバ

など熱帯気候を好みますが、このフェイ

ジョアは比較的低温下でも栽培でき、国内

でも寒冷地でなければ路地栽培が可能

です。国内では営農的に栽培を進めて

いる地方はまだありません。フェイジョアは

木で熟すと自然落下するのですが、落下

してすぐは硬くて美味しくありません。キウイ

と同じように、収穫後、追熟させてから食べる

果物です。果実の大きさは卵位か、それ

より少し小さいくらいで、卵形から長楕円形

をしています。表面は緑色で、中は乳白色

からオレンジ色で、真ん中にはゼリー部が

あり、断面が花のように見えて美しいです。

まだ未熟なものは酸味がやや強く、果肉

に梨と同じような石細胞を含むためザラ

ザラした舌触りがありますが、追熟し、

食べ頃となったものはバナナやパイナップル

のような独特の強い香りが立ち、果肉が柔ら

かくなり甘みが強くなります。フェイジョアは

関東より西南であれば庭木として植えて

おくことが可能です。栽培自体にはそれ

ほど手間もかからないので、庭がある方は

植えてみるのも良いと思います。フェイジョア

の実は10月下旬頃から11月下旬にかけて

収穫され、10日から2週間追熟させてから

食べ頃を迎えます。そのため美味しい旬の

時期は11月から12月中旬あたりです。

フェイジョアの食べ方の動画です。



 
 
 
 
 
 
フェイジョアの有効成分

フェイジョアの果物の多くは、食物繊維や

ビタミン、ポリフェノールなどの栄養成分を

含んでおり、健康にとても良い効果がある

として期待されています。その中でも、

ビタミン類は、メラニン色素の生成を防ぐ

など美肌効果の他、免疫力を高め、抗ガン

作用があります。フェイジョアは、ビタミン類

を多く含む果物でなのでその栄養価から

注目が集まっています。ビタミンCを特に

多く含み、可食部100gあたり32.9mg含ま

れています。さらに100gあたり45キロカロリー

と低カロリーでミネラルと食物繊維が豊富と

いう事ですから果実は小さいながらその栄養

価はとても優れています。みかんと同じ位、

ビタミンCを多く含んでいるので、フェイジョア

を3個食べると1日に必要なのビタミンCの

半分以上を摂取することが出来ます。その

他、プロアントシアニン、β-クリプトキサンチン、

ルテイン、ゼアキサンチンを含む抗酸化物質

が多く含まれます、これらの成分は、炎症を

抑える効果があります。

又、フェイジョアは、食物繊維も多く含んで

いるので、美肌と便秘改善には、お勧めと

いえましょう。

フェイジョアの人工授粉の様子の動画です。



 
 
 
 
 
 
 
フェイジョアの美肌効果

ビタミンCのコラーゲン合成促進作用から、

お肌の保湿能力アップすなわち、みずみず

しいお肌になる可能性が期待されています。

またチロシナーゼ抑制からメラニン色素の

合成を抑制して、美白効果も期待されて

います。また若返りのビタミンの別名をもつ、

ビタミンEも豊富に含まれています。抗酸化

ビタミンであるビタミンCとビタミンEおよびプロ

アントシアニン、β-クリプトキサンチン、ルテイン、

ゼアキサンチンなどのポリフェノールの抗酸化

力が相加相乗作用して、お肌の抗老化に

寄与します。食物繊維も可食部100gあたり

6.4gと豊富に含まれているので、便通を整え

てくれます。食物繊維の有害物質排泄作用

は、デトックス効果そのものであり、この

デトックス効果が有効になれば、おのずと

美肌へと導かれます。

フェイジョアのお花の動画です。



 
 
 
 
 
 
 
今回はここまでとさせて頂きます。

フェイジョアは、ヤクルトジョアの

一種では、ありません。笑

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皮膚科にて承ります。

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