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2014-12-04 17:31:44

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診療マル秘裏話 号外Vol.33 平成26年10月1日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1) 胃ガンの80%はピロリ菌感染が主要因と明言
2)心肺適応能と加齢による血圧上昇の関連性

 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 胃ガンの80%はピロリ菌感染が主要因と明言

世界保健機関(WHO)の国際ガン
研究機関(IARC)はこのほど、胃ガン
の80%はピロリ菌感染が原因で、
除菌によって胃ガン発症を30-40%減
らせるとの報告書をまとめました。
IARCは20年前に、ピロリ菌感染を
胃ガンの発症要因に分類していました
が、主要因と明言したのは初めて
です。各国には、国内事情に応じて
ピロリ菌除菌による、胃ガン予防策を
検討するよう求めています。

報告書によると、全胃ガンの78%、
日本人に多く見られる噴門部以外の
胃ガンの89%において、ピロリ菌の
慢性感染が発症原因として疑われる
ということです。抗菌剤で除菌すれ
ば発症を大幅に抑制できるとしてい
ますが、薬剤耐性の獲得につながる
リスクも考慮すべきと指摘して
います。

2012年の胃ガン発症者数は世界で約
100万人に上り、72万3000人が死亡し
ました。日本では年間約5万人が死亡
しています。IARCは1994年にピロリ
菌感染を胃ガンの発症要因に分類して
いました。

みんなの党は、解党してしまいましたが

国会議員政策担当秘書の池田東一郎

さんが、徹底調査の上で分かりやすく

解説されている動画です。



 
 
 
 
 
除菌療法でジョキンとピロリ菌の
感染と縁を切った。笑

 
 
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2】心肺適応能と加齢による血圧上昇の関連性
米国心臓病学会(ACC)は9月15日、
心肺機能の高い男性は血圧上昇を
来す年齢が遅くなることを示した
研究を紹介しました。Journal of
the American College of Cardi
ology誌に掲載されました。
この研究は、高血圧、循環器疾患、
ガンに罹患していない男性1万3953人
(20-90歳)を対象に、36年間(1970
-2006年)の研究期間中、フォロー
アップ検診を3-28回(平均3.8回)
実施しました。心肺適応能の測定は、
トレッドミルを用いた運動負荷試験
により行い心肺適応能と加齢による
血圧上昇の関係を調べました。

その結果、心肺適応能の低い被験
者で収縮期血圧(SBP)が高血圧症
レベルに達る平均年齢は約46歳だっ
たのに対し、心肺適応能の高い被験
者では約54歳で、10年程度の差があ
りました。一方、拡張期血圧(DBP)
が高血圧症レベルに達するのは、
心肺適応能の低い者で42歳だったの
に対し、心肺適応能の高い者では、
およそ90歳でした。体脂肪率と加齢
による血圧上昇とは関連しませんで
した。

研究者は「心肺適応能を高める
ためには、定期的な運動が大切。
米国保健福祉省が推奨するように、
中程度の強度の運動を週150分以上
行うべきだ」と述べています。今後、
女性に関する研究も実施予定だそう
です。

高齢者で、どのような運動能力が落ち

てくるのか、といったことを解説している

動画です。



 
 
 
 
 
 
女性に関する研究を助成。笑

 
 
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編集後記

胃ガンの原因は、ピロリ菌である
ことがはっきりした研究であると考
えております。しかしピロリ菌以外
の理由で起こる胃ガンが少ないなが
らあることやピロリ菌は胃ガンだけ
ではなく、胃の悪性リンパ腫の原因
でもあることを忘れてはなりません。
運動と高血圧症レベルに達する年齢
には、大いに関係があることが分か
りました。従って病気でない人は、
積極的に体を動かして、血圧が高く
なる年齢を先送りする方がよろしい
ようです。ただし、負荷の強い運動
は、継続することが難しく、怪我を
するリスクも高くなるので、あまり
お勧めではありません。その点を
良く考慮して頂いて、ご自身の運動
の負荷と時間を決めて頂きたいと考
えています。

強い負荷の運動は、不可。笑

 
 
 
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