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2014-11-24 15:55:19

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診療マル秘裏話 号外Vol.27 平成26年9月24日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1) 網膜色素変性症のマウスに視細胞のシートを移植
2)「けいれん性発声障害」は原因不明の神経の病気

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】 網膜色素変性症のマウスに視細胞のシートを移植

人工多能性幹細胞(iPS細胞)
から網膜の細胞を作り、目の難病
患者に移植する世界初の手術をし
た理化学研究所発生・再生科学
総合研究センター(神戸市中央区)
の高橋政代プロジェクトリーダー
が21日、神戸市内で講演しまし
た。高橋リーダーは、今回とは別
の網膜細胞の移植が動物実験で、
有効だったことを明らかにし、
「臨床応用に向け安全性などを
確認したい」と次の目標を示しま
した。

理研と先端医療センター病院
(神戸市中央区)は12日、網膜
を保護する「網膜色素上皮細胞」
が原因の難病「滲出型加齢黄斑
変性」の患者さんに対する臨床
研究で、兵庫県内の70代女性に
1例目の移植を実施しました。
経過は良好ということで、18日
に退院しました。

講演は、網膜色素上皮細胞に、
隣接し、光を感じる「視細胞」が
原因の難病「網膜色素変性症」の
患者団体の催しで行われました。
高橋リーダーは網膜色素変性症の
マウスに視細胞のシートを移植し、
光を感じていることを確認しまし
た。神戸で計画中の専門病院で、
臨床応用を目指します。

一方、今回の移植実現までに
「iPS細胞は危険だから、臨床
応用は考えるなという声を何度も
聞かされた」とした上で「自信を
持ちながら慎重に進め、応用に
つながった」と振り返りました。

iPS細胞について解説した動画

です。

 


 
 
 
 
臨床応用で追うようだ。笑

 
 
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2】「けいれん性発声障害」は原因不明の神経の病気

発声中にのどの筋肉がけいれん
してしまい、声が詰まったり途切
れたりする「けいれん性発声障害」
という病気があります。原因不明
の神経の病気ですが、見た目には
わからないことから、ストレスや
緊張のせいと誤解されることも多
いようです。

ある女性患者さんは、喉頭ガン
を疑われたり、精神科などにも、
かかったりしましたが診断がつか
ず、医療機関を何か所もさまよっ
たそうです。また、別の患者さん
は「ストレスのせい」などと周囲
に言われ、病院に行っても相手に
されないのではと、受診すらでき
ずに1人で悩んでいたとのことで
した。

会話中に、相手から「えっ」と
聞き返される度、「言ってること
が伝わっていないのではないか」
と不安になり、やがて話すこと
自体がおっくうになって、精神的
にも落ち込んでしまったと打ち明
ける患者さんもいます。

この病気は原因不明の中枢神経
の障害でどの筋肉に不随意運動が
起きるので「のどのジストニア」
とも呼ばれます。20~30代の
若い女性に多く発症するのが特徴
です。

治療には、筋肉の緊張を和らげ
るボツリヌス毒素製剤の注射が
ありますが、日本ではこの病気に
は承認されていません。症状が重
い場合には、のどの部分を切開し
て声を出しやすくする手術を行う
こともあります。

発声障害には、けいれん性発声
障害以外にも、様々な種類があり
ます。のどにできた腫瘍が原因の
場合もありますし、心理的な要因
のこともあります。腫瘍を取り除
く治療や、言語聴覚士による発声
指導によって改善がみられれば、
これらの病気が原因と言えます。
裏返せば、発声指導によっても
改善がみられない場合は、ストレ
スなどが原因ではなく、不随意
運動であるけいれん性発声障害が
疑われることになります。

福岡山王病院(福岡市早良区)
に今年7月、音声・嚥下障害の
センターを開設した梅崎俊郎・
国際医療福祉大教授は「正しく
診断されずに『心の病』などとさ
れている現状が、患者をさらに苦
しめているという問題がある」と、
この病気への理解を訴えています。

けいれん性発生障害について

分かりやすく解説された動画

です。



 
 
 
 
 
 
石灰化に気を付けながら切開し
た。笑

 
 
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編集後記

iPS細胞から分化した網膜
細胞をシート状にして移植する
というのは、本当に眼の難病を
患っている患者さんにとっては
大きな福音となることでしょう。
「けいれん性発声障害」という
病気は、初耳でした。正しく
診断されないで、「心の病」と
されていることは、本当に嘆か
わしく残念なことだと思いまし
た。

8世の王様が発声練習をした。


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