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診療マル秘裏話 Vol.368 平成22年12月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
目次
1) 妊産婦死亡原因は、「羊水塞栓症」が、最多
2) 「拡張型心筋症」の免疫吸着療法

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 妊産婦死亡原因は、「羊水塞栓症」が、最多

国立循環器病研究センター
(大阪府吹田市)を中心と
した妊産婦死亡の症例評価
委員会の調査で、羊水成分
が血液中に混入し血管が詰
まる「羊水塞栓(そくせん)
症」が、死亡28例のうち
約3割に当たる10例を占
め、最多だったことが12
月11日、分かりました。

羊水塞栓症は、低血圧や
呼吸不全を起こしショック
状態に陥ります。血液に
混入した羊水が肺の動脈を
詰まらせると考えられてい
ましたが、子宮の血管を
詰まらせるケースが多い
ことも判明しました。

委員会は日本産婦人科医
会から集めた1月以降の
妊産婦死亡35例のうち、
28例を詳細に検討しまし
た。羊水塞栓症に次いで多
かったのは、出産時の出血
が原因の「産科出血」でし
た。脳出血も1例ありまし
た。

同センター周産期・婦人
科部の池田智明(いけだ・
ともあき)部長らはこれら
の結果を基に、異常の早期
発見や、羊水塞栓症を念頭
においた検査、適切な輸血
など六つの提言案を作成し
ました。来春をめどに提言
をまとめ、全国の産科医に
配布します。

池田部長は「妊産婦死亡
の詳しい調査は初めて。
産科医が把握していない脳
出血による死亡も相当数あ
るとみられ、脳神経外科医
とも協力し、実態を解明し
たい」と話しています。

周産期医療の宮崎モデルに

ついての解説動画です。



 
 
 
 
 
 
妊産婦は、商人のように
「出血大サービス」とはい
かない。笑

 
 
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2】 「拡張型心筋症」の免疫吸着療法

心臓移植以外に根治法が
なく、補助人工心臓を装着
している重い「拡張型心筋
症」の患者さんに対し、
病気を引き起こす体内物質
を血液から取り除く治療法
の臨床研究が、大阪大の
倫理委員会で承認されまし
た。心臓の機能を回復させ、
将来的には補助人工心臓を
外すことを目指しています。

拡張型心筋症は、心筋の
収縮機能が低下する病気で
す。原因は不明ですが、
本来は異物を攻撃して体を
守る抗体が心臓の機能を
低下させるのが一因と考え
られています。

同大学医学系研究科の澤
芳樹教授らが取り組むのは、
免疫吸着療法と呼ばれる、
治療法です。血液を患者さ
んから一旦取り出し、害が
あるとされる抗体を吸着剤
で除去して体に戻します。
今後3年間で約10人の
患者さんに、1回約5時間
の治療を5日間実施して、
安全性などを確認する予定
です。

海外の研究では、心臓の
機能を改善させ、他の治療
法との併用などで、補助
人工心臓を外せるまで回復
した例も報告されています。

循環器の解剖生理学について

の動画です。



 
 
 
 
 
真菌が心筋に悪さする。笑

 
 
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編集後記

妊産婦の死亡の原因を探
るのは、極めて困難とされ
てきました。産科医の不足
が叫ばれて久しく、さらに
原因究明のための解剖など
が遺族に嫌われることが多
いからです。しかし、この
ように原因が明らかになっ
てくれば、対策も立てられ
る可能性が高くなります。
ただし産科医の不足はまだ
まだ解消されていないので、
産科医の意識次第という感
じは否めません。「拡張型
心筋症」の免疫吸着療法で
バチスタ手術や心臓移植や
人工心臓が不用になれば、
画期的治療法と言わざるを
えません。

医龍を慰留する免疫吸着
療法。笑
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