2014-09-28 17:47:25

カテゴリー：ブログ

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診療マル秘裏話　Vol.464 平成24年10月18日作成
作者　医療法人社団　永徳会　藤田　亨

 
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目次
1) 　ヘルメット着用時は頭蓋骨への衝撃が約9割減少
2）　スタチン服用者では開放隅角緑内障が少ない

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。
1】ヘルメット着用時は頭蓋骨への衝撃が約9割減少

米国脳神経外科学会（AANS）
は10月2日、ヘルメットを着用
した時の頭蓋骨への衝撃が約9
割も減少するとの最新の研究
結果を紹介し、小児が自転車
に乗る時にヘルメットを着用
する意味は大きいと報告しま
した。

学会によると、米国Illinois
Neurological Instituteと
Bradley Universityの研究
チームがヘルメット着用時に
衝撃がどれほど減るかを検証
しました。自由落下によって
頭蓋骨のモデルにかかる負担
を調べました。この結果、
頭蓋骨にかかる加速度を最大
87％減らせることを見いだし、
約210kg（470ポンド）までの
衝撃から頭蓋骨を守れると
説明しました。

学会は5歳から14歳の小児
のおよそ7割が自転車を利用
しており、小児の15％から25
％程度しかヘルメットを付け
ていないと解説しています。
自転車事故で主な死因となる
頭部外傷を防ぐため、ヘルメ
ット着用は重要だと強調して
います。

ヘルメットと安全帯の重要性が

分かる動画です。



 
 
 
 
外相が外傷の街娼を救った。笑

 
 
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2】スタチン服用者では開放隅角緑内障が少ない

米国眼科学会（AAO）は10
月1日、米国およそ30万人を
対象とした全国調査から、
スタチン服用者では開放隅角
緑内障が少ないことが分かっ
たと報告しました。学会発行
のOphthalmology誌に当調査
の論文を掲載しています。

学会によると、米国ミシガ
ン大学の研究グループが、
脂質異常症のある60歳以上の
米国人について、2001年から
2009年までにわたる医療デー
タを用いて後ろ向き（レトロ
スペクティブ）に検証しまし
た。開放隅角緑内障のリスク
を分析しました。学会による
と、この研究の特徴は、従来
の研究とは異なり、糖尿病や
高血圧の有無によるリスクの
調整をしていることだという
ことです。

調査の結果、2年間にわた
るスタチンの服用で緑内障の
リスクは8％低下するという
結果が得られました。

学会は、スタチンの服用が
緑内障の早期ステージの治療
としては最も重要であるかも
しれないと指摘しています。
黒人やヒスパニック、緑内障
の家族歴があるケースで特に
有効となる新しい治療を導き
出す可能性があると説明して
います。

緑内障について分かりやすく

解説されている動画です。



 
 
 
 
吹くようの複葉を使って、
内服薬を服用した。笑

 
 
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編集後記

危険な現場工事では、頭部
保護の目的で作業員は必ず
ヘルメットをしています。
これを応用したのが自転車の
ヘルメットです。後遺症の脳
障害をできるだけ少なくする
ためにもヘルメットは、絶対
必要と信じています。スタチ
ンが開放隅角緑内障に効く
なんてはじめて聞きました。
この優れた治療法をどんどん
広めていって欲しいものです。

長生を調整したら、町政が
長征となった。笑
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