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診療マル秘裏話 Vol.260 平成20年11月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1)  マンモス復活計画
2) 神経難病のiPS細胞による治療

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】 マンモス復活計画

16年間冷凍保存されていた
死んだマウスの脳組織から、
生きたクローンマウスをつく
ることに理化学研究所発生・
再生科学総合研究センター
(神戸市)の若山照彦(わか
やま・てるひこ)チーム
リーダーらが成功し、米科学
アカデミー紀要電子版に11月
4日発表しました。

マウスのクローン技術は
確立していますが、冷凍死骸
(しがい)からの成功は世界
でも初めてです。永久凍土
に近い零下20度で保存した
もので、若山さんは「凍土
から発掘されたマンモスなど
の絶滅動物を復活させる技術
に将来つながるかもしれない」
と話しています。

研究チームは、冷凍マウス
の脳組織をすりつぶして細胞
核を取り出す技術を開発しま
した。これをマウスの卵子に
入れるクローンの手法で胚
(はい)性幹細胞(ES細胞)
をつくり、さらにこの核を別
の卵子に入れて雌のマウスの
子宮に戻しました。4匹が
正常に生まれて成長し、生殖
能力があるのも確認しました。

絶滅動物の復活には、死骸
から採取した精子を現存する
近縁動物と交配させるアイデ
アが古くからありますが、
クローン技術を応用すれば純
粋種をつくることができます。
若山さんは「マンモスのクロー
ンの場合、ゾウの卵子を利用
する方法が考えられる。技術
的課題は多いが原理的には
可能だ」と話しています。

クローン技術とは、同じ
遺伝情報を持った動物をつく
るための手法です。核を取り
除いた未受精の卵子に、遺伝
情報を含む体細胞などを融合
させたり、注入したりする
「核移植」と呼ばれる操作が
中心となります。1996年
に哺乳(ほにゅう)類として
初めてとなるクローン羊の
ドリーが英国で誕生し、世界
中に衝撃を与えました。その
後マウスやウシなど幅広い
動物で成功しています。人の
クローン研究は日本では厳し
く規制されています。

保存状態の良好なマンモスが

ロシアで見つかったという動画

です。

www.youtube.com/watch?v=3tB_NW-JDaM

 
 
 
 
 
 
 



























マンモスのクローンがクロ
ーン病になった。笑

 
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2】 神経難病のiPS細胞による治療

さまざまな細胞や組織に
分化する能力を持つ
「人工多能性幹細胞
(iPS細胞)」を使って
マウスの神経難病を治す
ことに、慶応大が成功しま
した。岡野栄之・同大医学
部教授(再生医学)は
「ヒトの治療への応用には
時間がかかるが、iPS
細胞の効果を確認できた」
と話しています。

実験に使ったのは「ミエ
リン形成不全症」という
難病を発症させたマウスで
す。神経から腕のように伸
びる軸索を覆う「ミエリン
(髄鞘(ずいしょう))」
と呼ばれる細胞が生まれつ
き作れないため、脳からの
命令がうまく伝わらず、震
えや歩行困難などを起こし
ます。

研究チームは、別のマウ
スの体細胞に四つの遺伝子
を導入して作りました。
iPS細胞から神経幹細胞
を作り出し、病気のマウス
の脊髄(せきずい)に移植
しました。8週間後、脊髄
の神経細胞にミエリンがで
きているのを確かめました。
また、脊髄損傷で歩けなく
なったマウスにこの神経幹
細胞を移植したところ、歩
けるようになったという
ことです。同大などは、
ミエリン形成不全症のほか、
アルツハイマー病などの
患者さんから体細胞を提供
してもらい、iPS細胞を
作る研究を進めています。

ALSのモデルマウスがiPS細胞で

寿命延長というニュース動画です。

www.youtube.com/watch?v=ikMZJw8Jg1c

 
 
 
 
 
 
 

























深頚部の神経細胞が損傷
すると治療が難しい。笑

 
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編集後記

クローン技術、やiPS
細胞など遺伝子操作による
動物実験が花盛りです。人で
のクローン研究は、厳しく
制限され、iPS細胞の臨床
試験もすぐに実施するのは、
難しいでしょう。動物では
大丈夫でも、人だと効果の
ない治療と言われるものは
多数存在します。その点マン
モスの復活実験は、ロマンを
感じさせます。ただ復活した
として、餌代がかかるのでは
ないかという懸念もあります。
神経難病の症状は、ゆっくり
進行するものの根本的対策は
ありませんでした。何とか
iPS細胞を使っての動物
実験を重ね、ミエリン形成
不全症以外の神経難病や認知
症の治療成果を出してほしい
ものです。

制限の音量一杯で、誓言
する。笑

 
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