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2014-08-17 17:55:04

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診療マル秘裏話 Vol.458 平成24年9月6日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1)  心筋梗塞マウスの心臓に遺伝子を入れ心筋を再生
2) ナノ粒子を使って出血を効率よく止める止血治療

 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

1】 心筋梗塞マウスの心臓に遺伝子を入れ心筋を再生

心筋梗塞になったマウスの心臓に
遺伝子を入れて心筋を再生させる
ことに成功したと、慶応大医学部の
家田真樹(いえだ・まさき)特任
講師らのチームが8月28日付の
米医学誌サーキュレーションリサー
チ電子版に発表しました。体内で
心筋を再生させる新しい治療法に結
び付けたいと話しています。

哺乳類では、拍動する心臓の筋肉
は病気で失われると再生しません。
線維芽細胞という動かない細胞に置
き換わります。マウスの実験で、
胎児の心筋ができる際に働く
Gata4など三つの遺伝子を組み
込んだウイルスの溶液を心筋梗塞
部分に注射しました。すると、2週
間後には線維芽細胞の0・3%が、
成熟した心筋細胞に特有のしま模様
のある細胞になりました。拍動は未
確認ということです。

心臓の再生医療では、患者の体の
細胞から人工多能性幹細胞
(iPS細胞)をつくり、心筋細胞
に成長させて患部に移植する方法も
研究されています。家田さんらの
方法はiPS細胞を経由しないため
所要時間が短縮でき、心筋細胞に
成長しきらない細胞が移植されて
腫瘍になる危険性も回避できるとい
うことです。

臨床応用には、心筋の作製効率の
向上や遺伝子の安全な導入法開発
などが課題です。

今年4~5月、米国の2チームが
マウスの体内で線維芽細胞を心筋
細胞に変化させたと発表しましたが、
家田さんらは3遺伝子を一つのウイ
ルスにまとめて組み込む独自の手法
で作製効率を他チームの倍に高めま
した。

心筋梗塞、脳卒中などの病気を塩分

制限で予防しようという試みの動画です。

www.youtube.com/watch?v=Y6vyUp7o-Rw
 
 
 
 
 
 
 




























高率の効率。笑

 
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2】ナノ粒子を使って出血を効率よく止める止血治療

ナノ粒子を使って出血を効率よく
止める止血治療に動物実験で成功し
たと、防衛医大のチームが9月3日、
発表しました。木下学(きのした・
まなぶ)准教授は「大規模災害など
で大量出血した患者の止血に役立つ」
と期待しています。来年以降に臨床
試験を実施し、数年後には実用化さ
せたいと話しています。

血管が損傷すると、血液の成分で
ある血小板が集まり血の塊を作って
傷口をふさぎます。チームは、リン
脂質でできたリポソームという直径
200ナノメートル(ナノは10億
分の1)の膜の中に血小板を活性化
させる物質を入れ、膜の表面に、
血小板と結合しやすい物質を付けま
した。

実験では、ウサギを大量に出血さ
せ、肝臓に傷をつけると失血死しま
した。しかし、このナノ粒子を体重
1キロ当たり20ミリグラム注射し
た10匹はいずれも止血でき、生き
延びたということです。

ナノ粒子が出血した部分の血小板
と結合すると同時に、血液中に残っ
た血小板を集めて血栓を効率よく
形成し、止血する仕組みということ
です。

従来使われている輸血用の血小板
は約1週間しか保存できませんが、
このナノ粒子は6カ月間保存でき、
大量生産も可能です。出血部分以外
では血栓を作らないため、副作用の
血栓症もないと考えられるという
ことです。

止血とは、関係のない金属ナノ粒子を

利用することで、インターネットの高速化

やパソコンなどの電化製品の消費電力

を小さくすることができるという夢のような

可能性を示唆している動画です。

www.youtube.com/watch?v=I7ZoxDY2wMg

 
 
 
 
 
 
 

























血栓を出血との決戦に使う。笑

 
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編集後記

繊維芽細胞が、効率を上げたとし
てどのぐらいまで心筋細胞に変わる
のかを見届けたいと思います。
しかし遺伝子の導入でいとも簡単に
細胞の性質を変えたのは、素晴らし
いと言えるでしょう。臨床試験に耐
えられる程の効率を早期に得て欲し
いと思います。ナノ粒子を使って
止血する方法は、色々な応用が考え
られます。特に産科領域では、出血
が止まらず出血が原因で亡くなる
妊婦さんが多いものと聞いています。
出血部分以外では血栓を作らないと
いうのも素晴らしいと思います。

傘下の産科病院を讃歌する。笑

 
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