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診療マル秘裏話 Vol.258 平成20年11月6日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1)  鳥インフルエンザの感染の動向
2) セロハンテープを剥がす時にX線が発生

 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
1】 鳥インフルエンザの感染の動向

国連と世界銀行は10月21日、
今年9月までに鳥インフルエンザ
の感染が確認されたのは20カ国
で昨年同期比の25カ国から減少
するなど国際社会や各国の対策
が効果を挙げているとした報告
書を発表しました。ただ、多く
の国でウイルスが潜伏しており
「今後流行する危険性は依然
ある」と警告しています。

報告書によると、2003年以来、
世界で385人の感染が確認され、
このうち15カ国の245人が死亡し
ました。今年の死亡者は28人で、
大半をインドネシアが占めてい
ます。感染者の死亡率は高くな
る傾向にあり、全体の死亡率が
63%なのに対し、今年だけに
限ると76%に悪化しました。

鳥インフルエンザは、鳥から
人への感染でうつります。しか
し、鳥インフルエンザウイルス
の遺伝子が突然変異して人から
人へとうつるようになると大変
です。これを新型インフルエンザ
と言って、大流行(パンデミック)
を起こします。1918年〜1919年
のスペイン風邪では、感染者6億
人(当時の世界人口は12億人と
推定されています)、死者4000
万〜5000万人と推定されています。
スペイン風邪もインフルエンザ
ウイルス(H1N1)によって引き起
こされました。鳥インフルエンザ
ウイルスはH1N5型です。新型イン
フルエンザに変異し、大流行に
ならないことを祈るのみです。

今年の1月に中国で人から人への

感染があったということを解説した

動画です。

www.youtube.com/watch?v=GOgj6nUQe8c

 
 
 
 
 
 
 




























インフルエンザの隆興が流行と
なった。笑

 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
2】 セロハンテープを剥がす時にX線が発生

市販のセロハンテープを勢いよく
はがすと、瞬間的にエックス線が
発生し、その強さは指の骨を透視
撮影できるほどであることを米
カリフォルニア大の研究チームが
突き止めました。10月23日付の英
科学誌ネイチャーに発表しました。

物質の破砕や摩擦の力学的エネ
ルギーが光に変わることがあり、
この現象は「摩擦ルミネセンス」
と呼ばれています。暗闇で氷砂糖
を強い力でつぶしたり、今回の
ように粘着テープをはがしたりす
ると、閃光(せんこう)を発する
場合があるということです。

研究チームは、真空装置の中に
市販のセロハンテープを設置しま
した。モーターを使って毎秒3
センチの速さで引きはがし続け、
放たれる光だけでなく電磁波も
計測しました。その結果、電磁波
はエックス線領域にまで広がり、
非常に短い間隔で断続的に発生し
ていました。このエックス線を使
って指の骨を透視撮影することに
も成功しました。

テープがはがれる際の動きは常
に滑らかなわけではなく、ひっか
かったり滑ったりを繰り返すため、
発生するエックス線は断続的な
パルス状になると推測されていま
す。

X線は、天体の観測にも、使わ
れています。光で観測した天体の
間の暗い部分からも、X線は検出
され、こうした部分は真空状態で
はなく何らかのX線を出す、ガス
状物質が存在することが明らかと
なりました。また銀河系宇宙の
中心にはブラックホールがある
ことも証明されました。医学から
物理学まで色んなことに使われる
X線は文明の利器と言えるで
しょう。

X線回折についての講演動画です。

www.youtube.com/watch?v=yPEdrbYOewI

 
 
 
 
 
 



























線香花火ならぬセロテープが
閃光を放つ。笑

 
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編集後記

鳥インフルエンザウイルスは、
近く必ず変異を起こして大流行
(パンデミック)を起こすと言
っている専門家がいます。実際
に大流行が起きると大変なこと
になるので、世界各国の対策が
急がれます。対策の結果がいい
方に出ていると解釈することは
悪くないと思います。しかし、
対策を全く講じないインドネシ
アでの死者がほとんどという
ことと、死亡率が上昇している
というのは、不気味な感じがし
ます。きっと警告なのかもしれ
ません。9月頃胸部のX線で、
シルエットサインを示す患者
さんがおられました。近くの
総合病院に送ったところ即日
大学病院に転送されました。
レントゲン写真は、当クリニッ
クでは大活躍しています。

絵の大作が、インフルエンザ
予防の対策となった。笑

 
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