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診療マル秘裏話 Vol.158 平成18年12月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 狂犬病の恐怖
2) 体質の遺伝子

 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
1】 狂犬病の恐怖

厚生労働省は11月22日、8月ごろ
にフィリピンで犬に右手首をかま
れ、10月に帰国した横浜市の男性
(65)が狂犬病を発症したと発表し
ました。男性は横浜市内の病院に
入院しており、重体ということです。

同国内で犬にかまれた京都市の60
代の男性が11月17日、狂犬病で死亡
しました。国内での発症は1970年
以来でしたが、2週連続で発症者が
相次ぐ形となりました。

厚労省は海外への渡航者に対する
注意喚起を強化する方針で「流行
地域では犬にかまれないよう注意し、
かまれた場合はすぐにワクチン接種
を受けてほしい」と呼び掛けていま
す。2例ともフィリピンで感染して
いることから、現地の日本大使館を
通じて同国内での狂犬病の発生状況
についても詳しく調べることにして
います。

厚労省によると、横浜市の男性は
約2年前から仕事でフィリピン国内
に滞在しました。10月22日に帰国後、
11月15日に風邪のような症状を訴え、
20日になって水を怖がるなど狂犬病
に特徴的な症状が現れました。

国立感染症研究所の検査で21日に
狂犬病ウイルスが検出されました。
京都市の男性とは犬にかまれた場所
が100キロ以上離れているということ
です。

狂犬病は日本や英国などを除いて
現在も世界各地で流行し、発症すれ
ばほぼ100パーセント死亡すると
いうことです。中国では、狂犬病が
死因の第2位をしめるということで、
一人っ子政策のうえに、一家一犬
制度を追加する政策を始めました。
日本では、600万頭の犬が保健所に
登録されていますがその70%に予防
接種が行われています。狂犬病に対
しては、完全に平和ぼけしていたと
言えるでしょう。しかし野良犬は、
ほぼ登録犬と同数の600万頭いると
推測されているので非常に危険
です。ロシアでは、航海の守り神と
して、犬を船に乗せる習慣があると
いうことです。そこで日本でロシア
の船が寄港する港では、ロシア語で
「犬を上陸させないで」という看板
が出ているのです。

狂犬病から生還した女子高生の

物語の動画です。

www.youtube.com/watch?v=zQIkg4pF660
 
 
 
 
 
 
 



































シベリアン・ハスキーが、狂犬病
にかかり、ハスキーボイスで啼いた
ということです。笑

 
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2】 体質の遺伝子

「人間の遺伝子は個人によって数
が異なり、病気のなりやすさなどの
体質を左右しているとみられる」と
した研究結果を、東京大が参加する
国際研究チームが11月23日付の
英科学誌ネイチャーに発表しました。

これまでの研究から、人間の全遺
伝情報(ヒトゲノム)に含まれる
塩基配列のわずかな差が、個人の
体質の違いにつながることが分かっ
てきましたが、さらにダイナミック
な個人差があることを示す発見と
いうことです。遺伝情報を基に個人
の体質に最も合った治療法を探す
研究に役立つということが推測され
ます。

人間の遺伝子数は計二万数千個
あると推定されています。
研究チームが白人とアフリカ人、
アジア人計270人の遺伝子を解析しま
した。全遺伝子の1割を超す約2900個
の遺伝子の中に、人によってない
ものや、重複して2個以上あるものが
あり数が異なることが分かりました。

このうち病気と関連があるとみら
れる遺伝子が286個あり、数の違いが
エイズウイルスへの感染のしやすさ
や、腎炎や膵炎(すいえん)アルツ
ハイマー病のなりやすさなどに関係
している可能性が高いということ
です。

チームの油谷浩幸(あぶらたに・
ひろゆき)東大教授(ゲノム科学)
は「塩基配列のわずかな違いと遺伝
子数の差の両方によって、多様な
個人差が生まれているのだろう」と
話しています。

遺伝子ビジネスのガイドラインを策定

することが決まったというニュース動画

です。

www.youtube.com/watch?v=eFYYyFyFDs4

 
 
 
 
 
 

























塩基配列の解読が延期された。笑

 
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編集後記

狂犬病は、脅威のウイルスです。
犬だけでなく、ネコなど他のほ乳類
を介しても感染することが知られて
います。つまり、ネズミやコウモリ
でも咬傷によってうつることが、
確認されているということです。
さらに潜伏期が約3ヶ月と長いのも
見逃せません。海外で犬に咬まれた
らすぐ予防接種を受けないと助から
ないという難しい病気です。人の
遺伝子の多様性については、これま
でそれほど認識されてきませんでし
た。病気のなりやすさについては、
HLAという遺伝子に関して、研究が
進んでいて、HLAを調べればどの
ような病気の素因を持っているかと
いうことが分かるわけです。ただ
あくまで素因であって、環境の影響
もあり、必ず発症するというもので
はないことを念のためお知らせして
おきます。

訴因の素因を調べる。笑
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