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診療マル秘裏話 Vol.157 平成18年11月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 新型インフルエンザの重要な変異
2) 瘻孔の再生医療

 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。
1】 新型インフルエンザの重要な変異

人に感染した鳥インフルエンザ
ウイルス(H5N1型)を調べたとこ
ろ、ウイルスが人間の鼻やのどの
細胞に取りつけるようになるため
に重要な変異2種類を、東大医科
学研究所の山田晋弥研究員と河岡
義裕教授らのチームが見つけまし
た。各地で出現するウイルスに
ついて、2種類の変異を監視して
いれば、人での流行が近づいてい
るかどうかの目安になるというこ
とです。11月16日発行の英科学誌
「ネイチャー」に発表しました。

河岡教授らはベトナムやインド
ネシアなどと共同研究しました。
鳥インフルエンザウイルス(H5N1
型)のうち、ベトナムで人に感染
した2株と、タイで人に感染した
1株について、ウイルスが人や鳥
の細胞に取りつくのに使うトゲ
(ヘマグルチニン:スパイクタン
パクともいう)の構造を分析しま
した。トゲはアミノ酸が560個並
んでできています。

他の鳥インフルエンザウイルス
との違いを調べた結果、トゲの中
でも細胞とじかに接する部分に
ある182番目と192番目のアミノ酸
のうち、どちらかが別のアミノ酸
に変異すると、ウイルスが人の
細胞に取りつく能力ができると
判明しました。この2カ所以外
でも、特定の4カ所の変異が組み
合わさると、人の細胞に取りつけ
ることも分かりました。

中国および韓国の鳥インフルエンザ

に関するニュース動画です。

www.youtube.com/watch?v=3jPslYnEhFQ

 
 
 
 
 
 
 































能力は、人間の場合脳力です。笑

 
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2】 瘻孔の再生医療

九州大学別府先進医療センター
(大分県別府市)の森正樹教授
(50)らのグループが11月15日、
腸に穴が開いた女性の脂肪組織
から幹細胞を取り出し、患部に
移植する手術を実施しました。
幹細胞は骨や筋肉、神経など
さまざまな組織や臓器になる
ことが分かっており、再生医療
への活用が期待されます。同
センターによると、幹細胞を
培養せずに人体に移植するのは
世界的にも例がなく、成功すれ
ば再生医療の安全性とスピード
の向上が期待できるということ
です。

患者さんは31歳の女性です。
10年前、潰瘍(かいよう)性
大腸炎のため熊本市の病院で
大腸を切除しました。小腸を
直腸・肛門に直接つなげる手術
をしました。しかし、縫合部が
悪化してしまい、腸と膣(ちつ)
の隔壁が破れて(消化管瘻孔)、
大便が膣から出るようになって
しまいました。このため、1カ
月前にこの病院で再手術を受け
ましたが改善せず、森教授が
治療を依頼されていました。

森教授は11月15日朝、患者
さんの下半身から150グラムの
脂肪を採取しました。幹細胞
を多く取り出せる米国製の
機械で4ミリリットルを抽出し
ました。その後、破れた部分
の縫合部を再び縫って、患部
に2ミリリットルの抽出液を
移植ししました。幹細胞が
繊維芽細胞や筋細胞になって
隔壁が厚くなれば、再び破れ
ることはないということです。

こうした手術で使われる幹
細胞は通常、幹細胞を3カ月
程度培養して使われています
が、培養段階で雑菌が入った
り、幹細胞が変質する恐れが
ありました。しかし、今回の
方法を採用すれば雑菌混入
などが防げるほか、より迅速
な治療が可能になるという
ことです。結果は約2週間後
に判明します。成功すれば、
糖尿病による血行障害や、
心筋梗塞の場合にも幹細胞を
比較的容易に使用できるよう
になるということです。

糖尿病の血行障害や心筋
梗塞には、骨髄の幹細胞を
移植して治療する方法が確立
されています。脂肪から
幹細胞を抽出する方法が確立
されれば、骨髄液をとる必要
が無くなり、培養も不要と
いう点でも注目の治療法です。

先日自殺された笹井さんの講演を

追悼の意味を込めてアップしました。

この網膜再生事業も笹井さんの

死により、遅れを生じることは、確実

だそうです。

www.youtube.com/watch?v=NND1DUDUgb0

 
 
 
 
 
 
 
 
 

























瘻孔は老巧な技術で治療さ
れた。笑

 
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編集後記

インフルエンザウイルスの
変異が解析されたのは、非常
に重要な発見です。変異が鶏
やあひるから確認された場合、
人への伝染および人から人へ
の伝染が予測され、治療に
反映されるものと考えられ
ます。脂肪細胞から幹細胞を
採取する試みは、以前のメル
マガでも紹介しましたが、
培養が不要となれば、瘻孔の
患者さんには、福音となるで
しょう。
芙蓉の花が不要になり、空中
浮揚も不要となった。笑

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