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2014-08-03 17:54:02

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診療マル秘裏話 Vol.456 平成24年8月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
目次
1)  糖尿病網膜症の症状を薬剤で遅らせる方法
2) 皮下脂肪から採取した幹細胞を卵巣に移植。

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】 糖尿病網膜症の症状を薬剤で遅らせる方法

東北大大学院の中沢徹
(なかざわ・とおる)教授(眼科学)
らの研究グループは8月20日、
失明につながる糖尿病網膜症の症状
を薬剤で遅らせることに、マウスを
使った実験で成功した、と発表しま
した。

研究グループは今後、別の動物を
使った研究も重ねる方針で、将来的
に人の治療薬開発につながる可能性
があるということです。

研究グループは、糖尿病網膜症の
症状のひとつである網膜神経節細胞
死が起きる際の、遺伝子や細胞を傷
つける
活性酸素「酸化ストレス」と、タン
パク質を切断する酵素「カルパイン」
の役割に着目しました。

マウスをあらかじめ糖尿病に近い
状態にした上で、酸化ストレスと
カルパインの働きを抑える化合物を
投与した場合と、投与しなかった
場合の生存細胞数を比較しました。

その結果、投与しなかったマウス
は細胞数が大幅に減少したのに対し、
投与したマウスは細胞の生存率が高
いことが確認されたということです。

糖尿病網膜症についての動画です。

www.youtube.com/watch?v=Q5ho0Ipd_pg
 
 
 
 
 
 
 


























酸化ストレスを傘下に収める。笑

 
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2】皮下脂肪から採取した幹細胞を卵巣に移植

皮下脂肪から採取した幹細胞を
卵巣機能の衰えた患者の卵巣に
移植して機能改善を図る臨床研究
を、民間の不妊治療施設「新宿
ARTクリニック」(東京都新宿
区)が厚生労働省に申請していた
ことが8月20日分かりました。

同日開催の厚労省科学技術部会
で明らかになりました。申請は
更年期障害の治療を目的としてい
ますが、成功すれば高齢女性の
妊娠に道を開くと考えられていま
す。幹細胞を生殖器官に移植する
臨床研究は国内では例がないと
みられ、倫理面での議論を呼ぶ
ことになるでしょう。

部会では、専門家が計画の妥当
性を検討する「ヒト幹細胞臨床
研究に関する審査委員会」で今後
議論を始めることが決まりました。
部会長の永井良三(ながい・りょ
うぞう)自治医大学長は
「これまでの生殖医療の在り方に
かなり踏み込む内容で、倫理的な
側面をしっかり議論してほしい」
と注文を付けました。

共同研究する加藤レディース
クリニック(新宿区)によると、
移植するのは血管の成長を促進
させる物質を出す細胞などに
分化することが知られている
「間葉系幹細胞」ということ
です。ラットを用いた研究では、
移植後に血管が新生し、卵巣
機能の改善が確認できたという
ことです。

臨床研究は5人を予定してい
ます。下腹部やお尻の皮下脂肪
から取り出した幹細胞を針状の
器具で卵巣に直接移植し、半年
かけて卵巣機能の改善状況を確
かめるということです。

女性の更年期障害に関する動画

です。

www.youtube.com/watch?v=DYdChINh7g8

 
 
 
 
 
 
 
 






























昨日の機能の改善に帰納する。笑

 
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編集後記

糖尿病の網膜症の症状が、
薬剤を使って遅らせることが
できれば、素晴らしい発見と
言えましょう。早期の臨床
試験が望まれます。高齢女性
の妊娠が可能になれば、凄い
と言わざるを得ません。その
前に倫理的側面の議論で潰さ
れてしまいそうな気もします。
動物実験で成功しているなら、
更年期障害の治療に限って認
めることにすれば良いのでは
ないでしょうか?

りんり、りんりと煩い、秋
の虫。笑
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