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診療マル秘裏話 Vol.251 平成20年9月18日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1)  脳の大きさを決める遺伝子
2) スタチンの腎炎に対する好ましい副作用

 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
1】 脳の大きさを決める遺伝子

発生段階で脊椎(せきつい)動物
の脳が一定の大きさになるよう、
神経の成長を巧みに調節している
仕組みを、理化学研究所発生・再生
科学総合研究センター(神戸市)の
笹井芳樹(ささい・よしき)
グループディレクターらが解明し、
9月5日付の米科学誌セルに発表しま
した。

いったん脳の原型ができると
「ONT1」というタンパク質が働
き、それ以上の脳形成を止めていま
した。笹井ディレクターは「謎が多
い臓器形成の仕組みの一端が分かっ
た。万能細胞を使った再生医療の
研究にも役立ちそうだ」と話してい
ます。

チームはアフリカツメガエルの
受精卵で実験しました。神経成長を
促す別のタンパク質とONT1が、
互いに抑制し合いながらバランス
を取っているのを発見しました。
受精卵が細胞分裂を繰り返して胎児
に相当する段階に進むと、ONT1
が強く働いて脳形成が終わりました。

この仕組みは魚類や哺乳(ほにゅ
う)類などでも共通ですが、人を含
む霊長類などではそれに加えて、
さらに脳を大きくする別の仕組みも
存在すると推測されています。笹井
ディレクターは「ほかの臓器でも似
た調節機構が働いているのではない
か」とみています。

学習する脳のシステムを創るという

研究を紹介している動画です。

www.youtube.com/watch?v=rjedRHnJ5Ys

 
 
 
 
 
 
 
 
 






































笹井グループディレクターは、STAP

細胞でお騒がせ小保方さんの上司です。

ノー(脳)が多いと嫌われる。笑

 
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2】 スタチンの腎炎に対する好ましい副作用

高脂血症治療薬「スタチン」が急性
腎不全の治療にも効果があることの
実証に、宮崎大農学部の池田正浩
(いけだ・まさひろ)准教授(腎臓
学)らのグループがマウスを使った
実験で成功したことが9月8日、分か
りました。国際腎臓学会が学会誌で
紹介されました。

スタチンは国内外の製薬会社で
製品化され、世界で数千万人が使用
していると推測されています。池田
准教授は「重度の腎臓病には、移植
や人工透析などの患者負担が大きく、
多額の費用がかかる治療法しかない。
新たな効果が確認できたことで、腎
不全治療への転用が期待できる」と
話しています。

准教授によると、2004年に始めた
マウスによる実験で、投与した
スタチンが腎臓の老廃物の排せつを
促し、細胞の壊死(えし)を妨げる
ことを確認しました。さらに、肝臓
のコレステロール値を下げる高脂血
症薬のメカニズムとは別に、炎症や
免疫疾患に作用する活性物質「イン
ターロイキン6」を減らし、腎臓の
炎症を防ぐことも判明したという
ことです。

慢性腎臓病に関する動画です。

高蛋白食で、腎臓病が悪化すること

が明示されています。糖質制限を

やりすぎると腎臓病が悪化するのも

高蛋白食になるからだと言われて

います。みなさんくれぐれも糖質制限

は、慎重に行うようにして下さい。

www.youtube.com/watch?v=1hAHuwG_hMQ

 
 
 
 
 
 
 
 



































スタチンは腎臓の炎症の延焼を防
ぐ。笑

 
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編集後記

脳の大きさは、脳の能力に比例し
ないことが分かっています。しかし、
脳の重量が大きいとそれだけ頸に
かかる負担も増えるわけです。そう
いう理由もあって脳の大きさを調節
している因子があるのではと推測さ
れていました。それを具体的に指摘
したのが、今回の研究の成果でしょ
う。スタチンが腎炎に効くというの
は初耳です。確かC型肝炎の治療に
インターフェロンと併せて使われる
と以前のメルマガに書いた記憶が
あります。インターロイキン6に効
くならばほかの炎症性疾患にも効果
があるのではないでしょうか?

スタチンは、炎症を艶笑する。笑

 
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