美しい肌Vol.433

2014-06-25 19:05:57

カテゴリー:女性の美容と健康

ズッキーニ

 
写真はズッキーニです。

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白・美肌 ブログランキングへ

美肌の野菜&果物(各論:ズッキーニ)

 
 
 
 
ズッキーニの正体

ズッキーニ(英名:zucchini、courgette、

学名:Cucurbita pepo)は、ウリ科カボチャ
属の一年生の果菜です。果実の外見は

キュウリに似ていますが、カボチャ

(ペポカボチャ)の仲間です。主に緑果種と

黄果種があります。細長い形状の果実は

19世紀後半のイタリアで改良されたもの

です。未成熟の果実および花は食用となり、

旬は初夏から夏です。日本ではキュウリを

一回りほど太くしたような細長い形状のもの

が主ですが、品種によっては洋ナシ型や、

球形のズッキーニなども存在します。名称

は様々で、アメリカとオーストラリア英語

では zucchini(ズキーニ)、イギリス英語

やフランス語では courgette(コージェット,

クルジェット)、 イタリア語で zucchina

(ズッキーナ)、南米ではzapallo italiano
(サパージョ イタリアーノ)です。中国語

で西葫芦(シーフール)、 美洲葫芦

(メイチョウフール)、翠玉瓜(ツイユークワ)

と呼ばれています。 またアメリカ合衆国では

ズッキーニや近似種をまとめて

summer squash と呼んでいます。

スカッシュとはカボチャ属の実のことで、

カボチャのような秋冬が旬のものは

winter squash と呼ばれます。旬は初夏

~夏です。果実と花が食材として用いられ

ます。果実は開花して4-5日後の幼果

(長さ20cm程度のもの)を食用とします。

成長すると繊維質が多く食用に適さなく

なるため、収穫時期が難しく、保存と輸送

に注意を要します。繊維質が多くなると固く

なり、食べにくくなります。きゅうりに比べ

やや硬い果皮をもつこともあり、主に加熱

調理されます。フランス料理やイタリア料理

の食材として知られ、南仏の野菜の煮込み

料理「ラタトゥイユ」には欠かせない食材

です。また南米でも一般的な食材として

使用されています。油との相性も良く鉄板

焼き、フライなどにも向いています。生で

食べる場合は、果皮を剥くか薄くスライス

して食べます。花は「花ズッキーニ」と呼ばれ、

花心を取ったものを食べます。雄花の方が

味が良いと言われているので、イタリア料理

では雄花のみを用いますが、雄花・雌花の

区別をしない地域もあります。花は生でも

食べられますが、通常は花の中に具材を

詰め揚げるか炒めて調理されます。通常の

ズッキーニよりさらに未熟で花のついた状態

で収穫し、花をつけたまま販売される

ズッキーニも「花ズッキーニ」と呼ばれて

います。南米原産で温暖な気候を好み

連作障害も無いため育てやすい植物ですが、

多湿と寒さに弱い傾向があります。カボチャ属

ですが蔓は無く、株から長い葉柄を伸ばし

羽状で大型の葉をつけます。品種によっては

葉に深い切れ込みがあります。茎は品種に

よって長さが異なりますが、長く伸びる品種の

茎は細く折れやすいため支柱で誘引する際

には注意しなければなりません。

株全体が横へはう性質を持っています。花茎

を伸ばし黄色い花を咲かせます。雌雄異花の

ため、受粉には昆虫や人の花粉媒介を必要

です。高温に弱く(受精できない)旬の夏季に

殆ど収穫できない品種もあります。

「蔓なしカボチャ」とも呼ばれ栽培に広い面積

を必要としないとされていますが、最終的に

茎は人の身長に達する長さになる場合もある

ので、栽培する時にはそれを考慮した十分な

スペースの確保が望ましいとされています。

茎や葉に棘があり収穫などの作業には長袖と

手袋が必要です。ズッキーニの種類について

簡単に説明します。

グリーントスカ
細長い形の緑果(果実が緑色をしています)種。
オーラム
細長い形の黄果(果実が黄色をしています)種。
ゴールディー
全体的に黄色でヘタに近い部分が緑色の

球形のズッキーニです。
アラジン
「アラジン」または「スキャローブ」と呼ばれる

品種で、薄緑色のいびつな円盤形のズッキーニ

です。形がUFOに似ているので「UFOカボチャ」

とも呼ばれます。

ズッキーニとなすのトマトソースパスタの

レシピ動画です。

www.youtube.com/watch?v=cdnVYVqp7j0
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 































 
 
ズッキーニの歴史

メキシコの巨大カボチャが祖先種であると考えら

れています。そのため、原産地は、アメリカ

合衆国南部あたりではないかと推測されて

います。ヨーロッパには植民活動により16世紀

頃持ち込まれましたが、本格的に普及が開始

したのは20世紀に入ってからでした。

イギリスでは1930年代に入っても料理の書物に

あまり名前が挙げられることはなく、イギリスの

料理研究家、エリザベス・デイビッドが紹介した

ことによって、1950年代から1960年代にかけて

ようやく料理の素材として人気を博するように

なりました。細長い形状の果実は19世紀後半

のイタリアで改良されたものと言われています。

日本ではまだ歴史が浅く、普及し始めたのは

1980年頃からですが、最近は家庭菜園でも

人気の野菜のひとつです。ズッキーニは30年

ぐらい前まではイタリアン スクウォッシュとして

知られていたそうです。スクウォッシュとは

かぼちゃの一種で、ズッキーニもかぼちゃの

一品種です。ただし、通常のかぼちゃは、秋

~冬にかけて結実するため、ウインター

とスクウォッシュと呼ばれるのに対し、

ズッキーニの旬は、初夏から夏ですので、

サマースクウォッシュと呼ばれることもあるよう

です。もともとズッキーニという言葉はイタリア語

のZucchinoという小さいスクウォッシュという

意味だそうです。一方、長い間フランス人は

ズッキーニに目もくれなかったようです。でも、

フレンチシェフが味に個性が強くなくて、

水っぽくないものとしてズッキーニを使うように

なってからフランス語でズッキーニをコージェット

(Courgette)と呼ぶようになったそうです。そして、

主にイギリス英語でCourgetteと使われている

ように思います。だから、ニュージーランドでも

Courgetteと呼ばれるのでしょう。

ニュージーランドのレストランに行く機会がある方

は、メニューにCourgetteという言葉を見つける

かもしれません。

ズッキーニのチキンロールのレシピ動画

です。

www.youtube.com/watch?v=UpmL32cSm74
 
 
 
 
 
 
 
 
 


































 
 
ズッキーニの雑学

ズッキーニはかぼちゃの仲間ですが、かぼちゃ
のように寝かせて美味しくなるというタイプでは
なく、新鮮なうちに食べた方が美味しい野菜
です。選ぶ際は、切り口が新しい物を選びます。
古くなると実がスカスカになるので、なるべく早く
食べることをオススメします。ズッキーニは
なるべく上から下まで太さが均一なもので、表面
に傷がなく、艶のあるものを選んでください。
また、育ち過ぎて太く大きくなり過ぎた物は味が
落ちます。大き過ぎないものを選んでください。
当然ですが、切ったズッキーニは冷蔵庫に入れ、

早く食べるようにしてください。スライスしたもの

を冷凍保存する事もできなくはないですが、

食感が損なわれるのでお勧めは出来ません。

外見はきゅうりの様ですが、使い方はナスに
近いと思ってください。皮もむかず、そのまま
食べられます。薄くスライスし、さっと茹でてバター
やオリーブオイルと絡めるだけでもおいしく食べ
られます。焼いて食べる場合は、歯触りが残る
程度に、焼き過ぎない事が重要です。油との
相性がいいズッキーニの中をくりぬいて、
詰め物をしてオーブンで焼いたり、揚げたり
することもできますので、フライや天ぷらなど
揚げ物にも向いています。β-カロテンなどの
脂溶性のファイトケミカルは、油に溶けやすい
ので相性が良いと考えられています。調理法は、
かぼちゃと同じと思って良いそうです。煮物にも
使えます。また、味噌汁の具にしても美味しい
そうです。洋食の定番料理では、トマトで煮た
カポナータやラダトイユが有名です。
またパスタのソースにもなります。
まずは、定番「ラタトゥイユ」のレシピを紹介します。
材料(4人分):カットトマト缶1缶、パプリカ(赤)
1個、パプリカ(黄)1個、ズッキーニ1本、なす
2本、玉ねぎ1個、コンソメキューブ1個、塩コショウ
少々、オールスパイス少々、ローリエ2枚、
にんにく(みじん切り)1かけ。
パプリカ赤・黄、ズッキーニ、なす、玉ねぎ
を乱切りにします。にんにくはみじん切りにします。
②熱した厚手の鍋にオリーブオイルを入れて、
にんにく、玉ねぎを軽く炒めたあと、他の野菜も
入れて油がまわる程度に炒めます。
③一旦、火を止めてカットトマトを投入します。
軽く混ぜた後、中火にしてコンソメ、調味料類
を全て入れます。
④鍋にふたをして10分、中火で煮込みます。
野菜の水分が十分に出てきたらふたを開けて、
さらに15分煮込んで出来上がりです。
ラタトゥイユのレシピ動画です。実際にお店で

出されている方法をアレンジして紹介されて

います。

www.youtube.com/watch?v=kWDgKkf1bxI

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





























 
 
 
ズッキーニの有効成分

ズッキーニは水分が多くて炭水化物が少ない

野菜です。低カロリーなのでダイエットにも

おすすめの野菜です。(ズッキーニは100g

あたり14Kcalと西洋カボチャの約7分の1)

です。ズッキーニはビタミンB群、ビタミンC、

ビタミンEを豊富に含んでいます。また主な

成分にβ-カロチン、カリウムを含みます。また

100g当たり、1.3gの食物繊維を含んでいます。

◎β-カロチンには皮膚や粘膜を正常に保つ

効果があり、ガン予防、風邪予防が期待でき

ます。

◎カリウムはトマトにも多く含まれる成分で過剰

なナトリウムを体外に排出して血圧を安定させる

働きがあります。

◎カロテンはキュウリとほとんど同じですが油で

炒めることでカロテンの吸収率がよくなり、体の

免疫力がUPし風邪の予防や粘膜の保護に

効果があります。そのほか骨を作るのに大切な

カルシウムをはじめ、マグネシウム、銅、マンガン

などが多く含まれています。骨にカルシウムが

沈着するのを助けるビタミンKも西洋カボチャ

より多く含まれています。  ビタミンKは、心臓

の不整脈(心房細動)で心房内の血栓形成予防

のため、ワーファリンというお薬を飲んでいる方

では、ワーファリンの作用を弱めるため、

ズッキーニ、青汁、納豆などを食べることは、

できません。しかし、最近ワーファリンに変わる

新薬が出ており、この新薬は、ビタミンKにより

その作用が減弱されないため、ワーファリンを

この新薬に変えることで、ズッキーニ、青汁、

納豆などが食べられるようになります。ただし

新薬ですので、お値段が少々高めなのが、

玉に傷です。

ズッキーニなどの野菜と鶏ひき肉を使った

ヘルシーなラザニアのレシピ動画です。

この動画中に出てくる夏野菜のカポナータ

の作り方の動画を後程、紹介しますので、

そちらの方も参照して下さい。

www.youtube.com/watch?v=vY0v-nU2lD0

 
 
 
 
 
 
 
 
 






















 
 
ズッキーニの美肌効果

ズッキーニには、豊富な食物繊維が含まれ

ており、この食物繊維が腸内の有害物質の

排泄促進作用を担っています。この腸内の

有害物質排泄促進効果こそ、デトックス

効果そのものです。デトックス効果が有効

になれば、おのずと美肌へと導かれます。

抗酸化ビタミンが豊富に含まれており、

具体的には、β-カロテン由来のビタミンA、

ビタミンC、ビタミンEの相加相乗作用により

美肌効果が期待できます。β-カロテンからは、

ビタミンAが必要な時に、必要なだけ転換

されるため、ビタミンA過剰症になることは、

ありません。さらにビタミンCの働きで、

メラニン色素を作るチロシナーゼを抑制する

ため、美白効果も期待できます。

さらにビタミンCのコラーゲン合成促進作用

により、皮膚の保湿能力がアップして、

みずみずしいお肌に変わります。更に、

ビタミンB群のうち、ビタミンB2は、別名、

美容のビタミンと呼ばれ、皮膚の細胞の入れ

変わり(ターンオーバーと言う)を若い時のよう

に正常化する作用を有するため、若々しい

お肌になることが推測されます。カリウムは、

余分な水分と塩分を腎臓から排泄する作用

があるため、皮膚のむくみの改善効果が

期待できます。

お待たせしました、予告した夏野菜の

カポナータのレシピ動画です。

www.youtube.com/watch?v=-UrMuivOICM

 
 
 
 
 
 
 
 
 






































ズッキーニを食べた後、店頭で転倒して、

ズッキーンと痛んだ。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

当クリニックのホームページとフェイスブック

ページおよびメルマガ登録ページのURLは以下の通りです。

ホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/
フェイスブックページURL:www.facebook.com/Eitokukai

メルマガ登録ページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/min_zhaokurinikku/merumaga.html
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント