最新号より300号前のメルマガ

2014-06-13 19:50:38

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白・美肌 ブログランキングへ

 
診療マル秘裏話 Vol.249 平成20年9月4日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
目次
1)  カレーは記憶力を改善する?
2) アルツハイマー病でおきる記憶障害のメカニズム

 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】 カレーは記憶力を改善する?

武蔵野大学薬学部の阿部和穂教授
らは8月18日、カレーの香辛料として
使われているターメリックの含有
成分から合成した化合物
「CNB-001」が記憶力を向上さ
せる効果があることをマウスを使っ
た実験で発見したと発表しました。

ターメリックに含まれるクルク
ミンという化合物にはアルツハイマー
病の原因物質と目されている
「アミロイドベータタンパク」の
蓄積を防ぐ効果があることが知られ
ていますが、阿部教授は米ソーク
研究所のデビッド・シューベルト
博士と共同でクルクミンと誘導化合
物の脳に対する作用を研究しました。
クルクミンの化学構造を少し変えて
「CNB-001」を合成させること
に成功しました。「CNB-001」
は新しい認知症治療薬候補になると
期待されており、研究結果は米老年
医学専門誌最新号に掲載されました。

クルクミンとセラクルミンについての解説

動画です。

www.youtube.com/watch?v=eeXZHep91oI
 
 
 
 
 
 
 
 
 







































加齢による認知症のカレーによる
華麗なる治療。笑

 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
2】 アルツハイマー病でおきる記憶障害のメカニズム

アルツハイマー病によって起きる
記憶障害の仕組みを明らかにし、
改善させることに、理化学研究所
などの研究チームがマウスを使った
動物実験で成功しました。アルツ
ハイマー病の新たな治療法の開発に
つながる可能性があります。8月21
日付の米科学誌プロス・ワンに発表
しました。

アルツハイマー病では、神経細胞
にベータアミロイドと呼ばれる異常
たんぱく質が蓄積します。
研究チームは、このたんぱく質をた
まりやすく遺伝子操作したマウスの
脳内を詳しく調べました。その結果、
記憶をつかさどる海馬で刺激の伝達
を抑制する神経伝達物質「GABA」
の働きが通常のマウスより約3倍も
活発になっていました。

このマウスに、GABAの働きを
阻害する薬剤を注射したところ、
迷路を使った実験で記憶力が改善す
ることが確認されました。

吉池裕二・理化学研究所研究員
(神経生理学)は「脳が正常に働く
には、抑制と興奮のバランスが保た
れることが重要。GABAによる
異常な抑制を改善することが、記憶
力を取り戻すことに役立つ可能性が
示された」と話しています。

有名政治家(例えば、レーガン元
米大統領や最近では、鉄の女 元英
サッチャー首相が認知症になりまし
た。任期中になっていなかったか
どうかは、疑わしい部分もあるよう
ですが、今回発見の記憶障害のメカ
ニズムを通して治療して欲しいもの
です。

レスベラトロールに認知症改善効果が

認められたというニュース動画です。

www.youtube.com/watch?v=nhKq2IEABaQ

 
 
 
 
 
 
 
 


























GABAの働きをがばっと阻害し
て認知症を改善しましょう。笑

 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
編集後記

クルクミンは、優れたスパイス
です。さらにその記憶力を改善する
力により、認知症が改善されれば
素晴らしいことです。またクルク
ミンそのものではなくその化学構造
をわずかに変えて薬としたのは正解
であったと思います。ただその僅か
な化学構造の変化が重篤な副作用を
招かないことだけを案じております。
GABAの精神的な抑制の機能を
ある程度改善する薬を使って認知症
の中核症状(記憶障害)が改善され
るなら素晴らしいことです。

GABAの抑制作用を中隔する
ことで、認知症の中核症状を治療
する。笑

 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント