美しい肌Vol.431

2014-06-11 20:34:38

カテゴリー:女性の美容と健康

アッケシソウ2

 
写真はアッケシソウ(シーアスパラガス)です。

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美肌の野菜&果物(各論:アッケシソウ)

 
 
 
 
アッケシソウの正体

アッケシソウ(厚岸草、学名Salicornia europaea)
はアカザ科に属する一年性草本で、世界的

にはヨーロッパ、アジア、北アメリカなどの寒帯

地域に広範囲に分布しています。潮汐の干満

に規定される、平均冠水位から満潮水位の間

の海に接する陸地や内陸に発達する塩湿地

に生育する塩生植物です。アッケシソウの茎は

濃緑色で高さ10-35cm、円柱形で節を形成

し、節から枝が

対生(茎の節に、葉が向かい合って付くこと)

しています。また、退化した燐片状の葉が節部

に対生しています。8-9月には、茎および枝の

先端部が円柱状の穂状花序(伸長した花軸に

柄のない花が穂状につくもの)をなし、葉の付け

根部分のくぼみに3個の花が対となり、1つの節

に6個の花がつきます。3個の花のうち、中央に

位置するものを中央花、その両側に位置する

ものを両側花と呼びます。中央花からは大粒種子、

両側花からは小粒種子と呼ばれる大小2種の

種子を付けます。このことからアッケシソウは花

と種子に二つの形態が認められています。

大粒種子は環境ストレスに強く、小粒種子は

休眠期間が長いことから群落の維持に関与

する事が推測されています。

この植物の花の特徴として、花被(花びらとガク

を合わせたもの)が退化し、雌しべや雄しべを包み

込むようにがく片が非常に発達しています。秋に

なるとアッケシソウの茎および枝の濃緑色は

紅紫色へ変化する姿からサンゴソウとも呼ばれ

ています。その色素は同じアカザ科に属する

サトウダイコンの根で合成される色素と同種の

ベタシアニンです。

井草先生の解説による動画です。皆さん株式

会社ビオネの「海草物語」を摂取したくなります。

 
www.youtube.com/watch?v=QkEOrpyShxI
 
 
 
 
 
 
 






























 
 
アッケシソウの歴史

希少植物アッケシソウは、日本では北海道と

瀬戸内海沿岸にしか見られません。はるかに離れた

二つの土地に同じ命を根付かせたのは、江戸時代、

北海道と瀬戸内海を行き来した北前船…のはずで

した。ところが、近年の研究で、長く語られてきた

北前船説が覆されました。研究者によると「両者は

遺伝的に遠いもの」だそうです。塩田産業の生き証人、

もはや香川では絶滅寸前となったアッケシソウです

が、それは一体、どこから来たのでしょうか。

アッケシソウは、北半球に分布する塩生植物です。

秋に茎が赤く染まることから「サンゴ草」とも呼ばれ、

日本では一八九一年に北海道の厚岸[あっけし]

湖牡蠣[かき]島で最初に発見されました。その後、

明治の末から大正初めにかけて瀬戸内の塩田で

発見報告が相次ぎ、「北前船にくっついて北海道

から運ばれたといわれる」は、香川のアッケシソウ

を語る時の枕ことばとなってきました。「100%とは

言わないが、遺伝子的には遠いもの。江戸時代

から二百年やそこらで、ここまでの遺伝子の違いは

出ないはず」と網走市の東京農大オホーツク校の

植物分子生理学が専門の桃木芳枝教授は、

やんわりと北前船説を否定しました。現在、北海道

でアッケシソウの群生地として知られているのが、

オホーツク海に面する能取[のとろ]湖とサロマ湖

です。付近に連なる湖はいずれも海水湖で、2000

年、その中の一つ、涛佛[とうふつ]湖を浚渫

[しゅんせつ]した際、盛り上げておいた土から巨大

なアッケシソウが出現したのが、桃木教授たちの

研究のきっかけでした。「北海道のアッケシソウは、

瀬戸内海のものに比べて小さい。だからこれは

瀬戸内海のものと同じではないかと解析したところ

遺伝子的に遠く、北海道に従来あるアッケシソウ

とほぼ同じ種。土に埋もれた種子が休眠中に

さまざまな環境要因で巨大化したという結論に

至った」と桃木教授は、述べています。それなら、

瀬戸内海のアッケシソウはどこから来たのでしょう。

「一番考えられるのは、朝鮮半島ルート。韓国でも

アッケシソウが見つかっているし、瀬戸内海とは

古くから交易があった土地。研究してみる価値は

ある」と岡山理科大学の星野卓二教授は述べて

います。星野教授も2004年に北海道と香川や

岡山など瀬戸内海のアッケシソウの遺伝子解析

を実施しました。結果は桃木教授の研究と同様

でしたが、そのルーツに夢を膨らませています。

さらに桃木教授、星野教授ともに可能性として挙

げるのが、瀬戸内自生説です。つまり、ほかの場所

から伝播したものではなく、瀬戸内海そのものを

ルーツとする植物ではないかという可能性です。

「例えば、氷河期に生息域を南下させた

アッケシソウが、氷河期の終了で北上する際、何ら

かの原因で瀬戸内海に残り、環境に適応して生き

延びた。かつては宮城県や関東の一部でもアッケシ

ソウの発見報告があったりして仮説の域を出ないが、

そういう植物は意外にある」と、星野教授は推論して

います。

ハワイのアッケシソウ(シーアスパラガス)の紹介

動画です。英語が分からなくても、字幕がでて

いますので、理解できます。

www.youtube.com/watch?v=WK_zZU4SbBc

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





























 
アッケシソウの雑学

海外では、イギリスではサムファイアー/Samphire、
フランスではパスピエール/Passe Pierre、オランダ

ではゼークラル/zeekraalとよばれています。

シーアスパラガス/厚岸草/アッケシソウ日本では

北海道をはじめ、瀬戸内海沿岸の塩田地でも見られ、

愛媛県あたりが南限ではないかと言われていますが、

全国的に塩田がなくなり、環境の変化などによって

今ではほとんど見られなくなり、2000(平成12)年

には絶滅危惧種に選定されています。アッケシソウ

は成長すると分岐を繰り返し30cm近くにもなるとされ

ていますが、食用としては若く柔らかい芽の部分が

適しており、そういった部分だけを収穫した3~10cm

程のものが出回っています。海水で育つため、

そのものに塩味があり、生のままでも食べることができ

ます。国内では絶滅危惧種になっているため、天然

のものを収穫することはできません。また、栽培も行わ

れていないようなので、輸入に頼るしかありません。

イギリスをはじめ、オランダなどヨーロッパでは栽培も

行われているようです。国内にはイスラエルなどから

入ってきているようです。収穫は新芽が伸びてくる春

から夏まで行われているようです。出回るのは4月頃

から9月頃までとなります。アッケシソウは育ちすぎる

と固くなるようなので、若い芽の部分だけが収穫され

ています。自分で収穫することはなく、専門の方が

収穫しているので大丈夫だとは思いますが、太すぎる

ものが多いものは避けたほうが良いでしょう。

また、鮮度が落ちてくると黄色くなってくるので、黄緑

から緑が鮮やかなものを選びます。すぐに食べない

場合は乾燥しないように袋などに入れ、冷蔵庫に

入れておきましょう。比較的日持しますが、輸入の

過程ですでに日数が経過しているので、早めに食べ

る方が無難です。アッケシソウはフレッシュの物が

お勧めではありますが、フランスなどから冷凍物も

入ってきています。と言うことは、冷凍も可能と言う

ことでしょう。冷凍する場合は、さっと短時間茹でて

から冷凍するとそのまま使えて良いでしょう。生の

まま食べることもできますが、通常はさっと茹でて

食べるのが一般的です。クセはなく、シャキシャキ

した食感と塩味が持ち味です。ただ、塩気が強い

ので、味付けには注意しましょう。サッと茹でて冷や

したものをサラダのトッピングにすると、見た目がよく、

食感も楽しめます。また、ポテトサラダに混ぜても

色と食感が活かせます。ヨーロッパでは魚料理の

付け合せに、さっと茹でてからオリーブオイルや

バターなどを絡めたものを添える事が多いです。

特に白身の魚やホタテなどの貝類、海老などに

色と食感、塩味が良く合います。パスタの具に

用いても美味しいです。トマトソースやガーリック

オイルソースの他、クリームソースにも合います。

寿司ネタにしても良いと言われています。細巻き

の種に使ったり、握りのトッピングとしても面白そう

です。細く切ったのりでまとめると良いでしょう。

8月から9月に紅葉する前に採取したアッケシソウ

の抽出液を飲むのが一番良いとされています。

(味がとても塩辛いので、水で割って食べた方が

良い)完全に乾かして粉末にし、最初は4~5g

ぐらいから摂取をし、慣れれば10~15gを一日に

2,3回空腹時に摂取します。アッケシソウを摂取
した際に生じる体の反応について述べてみます。
腸の機能が活発になり、お腹が張りガスがよくでる

ようになる。便のにおいも強くなる場合があります。

眠気があったり、頭がボゥっとする症状が一時的に

現われる事もあります。湿疹やかゆみが毒素が

分解されて排泄される過程に生じたりすることも

あるそうです。

日本一のアッケシソウ(サンゴ草)群落の動画です。

www.youtube.com/watch?v=Cew3oQSEc6M

 
 
 
 
 
 
 
 
 


































 
 
 
アッケシソウの有効成分

マグネシウムをはじめ鉄分などのミネラルを豊富に

含んでいる他、脳に良いアミノ酸を沢山含んで

いるとも言われています。人間の体にはミネラル

が必要で、このミネラルが不足することで色々な

病気を招いているとされていますが、アッケシソウ

には他のどの食品よりミネラル分が含まれて

います。

カルシウムは牛乳の7倍、鉄分はのりや昆布の

40倍、カリウムは牡蠣の3倍になっています。

これ以外にも海水中の90種類余りのミネラルが

含まれています。アッケシソウは塩辛いものです

が、塩辛くても塩のように苦味のある辛さではなく

甘味のある辛さです。普通、塩辛いものを食べれ

ばのどが渇きますが、アッケシソウに含まれて

いる塩分はいくら食べてものどが渇きません。

それは海水中に含まれている生命体に必要な

物質だけを吸収し、濃縮されているからです。

アッケシソウに含まれている塩分は他のどんな塩

よりも生命体に有益な塩と言えるのです。人の

腸壁には小さな突起がありますが、この突起に

食べ物の残物があれば大腸で栄養分をよく吸収

することができなくなるだけでなく、食べ物たち

が腸壁に残ったままとなります。これを宿便と言い

ますが、アッケシソウはこの宿便を分解して体の

外に出してくれる作用があると言われています。

アッケシソウは血液循環を良くし、血をきれいに

することによって血管を丈夫にし、同時に心臓も

丈夫にして血液中のコレステロールと中性脂肪質

を取り除き、高血圧の方の数値も低血圧の方の

数値も正常値にしてくれると言われています。又、

増血作用も優れているので貧血症の方にもいい

と言われています。アッケシソウは病原性微生物

を殺す作用が非常に強いとされています。どんな

種類の抗生剤でも效果がない悪性肋膜炎患者

さんがアッケシソウを服用して治った事例もあり

ます。アッケシソウは胃と大腸の機能を活発にし、

消化をしやすいようにして便秘、脱腸、痔にいいと言

われています。アッケシソウを食べればガスもよく

でるようになります。アッケシソウが胃と腸壁に溜ま

った老廃物を分解してくれるからです。アッケシソウ

は気管支粘膜の機能を良くしてくれ、気管支喘息

にもいいと言われています。アッケシソウを摂取

すれば、血糖値が徐々に正常に回復していくと言

われています。アッケシソウの抽出液を摂取し、

糖尿病が治った事例は少なくありません。アッケシ

ソウの纎維質が腸で糖質攝取を抑制してくれ、膵臓

の機能をいかして糖尿病を根本的に治してくれると

言われています。アッケシソウはガン細胞の成長を

抑制してくれると言われています。特に子宮筋腫に

効果が高いとされています。関節炎、神経痛の患者

さんがアッケシソウを摂取して良くなった事例が多く

あります。アッケシソウは甲状腺機能の低下を抑制

する効能があると言われています。アッケシソウを

摂取すれば性機能が活発になり、勃起不全、早漏、

性欲減退、女性の不感症、慢性疲労等を解消して

くれると言われています。

韓国では、ハンチョ、ヨンチョと呼ばれているようです。

韓国のハンチョの健康食品の紹介動画です。

www.youtube.com/watch?v=ioXfc-lKlt0

 
 
 
 
 
 
 
 
 

































 
 
アッケシソウの美肌効果

アッケシソウは食べる化粧品と言えるほど、美容の

効果に優れています。宿便が解消されば肌がきれい

になってきます。しみ,そばかす,にきび,女性の生理

不順などにいいと言われています。アッケシソウが

塩分の強い地域で生育する秘密は、「グリシンベタイン」

という物質です。グリシンベタインは、乾燥などで

崩れてしまった細胞内外の浸透圧バランスを回復

するための物質です。サリポリン8も同様の働きを

します。サリポリン8は、皮膚の中の天然保湿因子

を増やし、表皮細胞の水分保持力を60倍にも高め

ることで水分の蒸発を防ぎ、表皮の乾燥による小ジワ

を防ぎます。しかし、サリポリン8は水溶性であること

から、肌のもつバリア機能によって浸透しないという

欠点があります。ベタイン (betaine) とは正電荷と

負電荷を同一分子内の隣り合わない位置に持ち、

正電荷をもつ原子には解離しうる水素原子が結合

しておらず(四級アンモニウム、スルホニウム、

ホスホニウムなどのカチオン構造をとる)、分子全体

としては電荷を持たない化合物(分子内塩)の総称

のことをいいます。

自然界では植物(特にアッケシソウ)や海産物など

に広く存在する物質で、その甘みやうま味、保湿に

関係しています。日本では食品添加物や化粧品等

の保湿剤として使用されています。生体物質としては

カルニチン、トリメチルグリシンなどがあります。元来

はトリメチルグリシンのこと(テンサイ Beta vulgaris
から得られたため命名された)だったが、現在は

これを含めて類似構造を持つ、アミノ酸のアミノ基に

3個のメチル基が付加した化合物の総称としても用い

られ、化学者には上記の定義の化合物の総称として

使われることが多いそうです。コリンの代謝により生成

され、動脈硬化の危険因子であるホモシステインの

代謝に関係することから、遺伝的にホモシステインの

代謝がうまくできない 「先天性ホモシステイン尿症」

患者さんに対しては、医薬品として用いられます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

アッケシソウの効果に、アッケにとられ、茫然とシソウ。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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