最新号より300号前のメルマガ

2014-06-06 21:53:18

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白・美肌 ブログランキングへ

 
診療マル秘裏話 Vol.248 平成20年8月28日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
目次
1)  鳥インフルエンザは治療の遅れで死ぬ病気
2) 身体の開口部からの内視鏡手術

 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】 鳥インフルエンザは治療の遅れで死ぬ病気

インドネシア保健省の研究チーム
は8月13日付の医学雑誌「ランセット」
に論文を発表し、同国で高病原性鳥
インフルエンザウイルス(H5N1
型)に感染した患者さんのうち80
%以上が診断や治療の遅れで死亡し
た、との分析を明らかにしました。

発表によると、タミフルなどの抗
ウイルス薬を感染後の早い段階で
投与された患者さんは生存の可能性
が高まりますが、インドネシアの
保健従事者は鳥インフルエンザの
診断技術で十分訓練されておらず、
必要な治療薬がないこともしばしば
あるということです。

世界保健機関(WHO)によると、
インドネシアでの鳥インフル感染者
は135人で、このうち世界最多の
110人が死亡しています。

保健省のトニ・ワンドラ博士らが
2008年2月現在の感染例を分析
したところ、患者が病院に入院して
治療を受けるまでに平均6日間を要
し、入院までに99%が発熱、88
%が咳をし、84%が呼吸困難を訴
えていたと述べました。

しかし発病後2日の段階では、
感染者のわずか31%が発熱と咳を
訴え、9%が発熱と呼吸困難の症状
を示していたということです。

またタミフルを投与するまでに
平均7日を要し、6日以内に投与さ
れた感染者の3分の1以上が生存し
ましたが、7日以上たってからタミ
フルを投与された患者さんの生存率
は19%でした。

同チームは結論として、タミフル
などの治療薬が効力を発揮するには
感染後直ちに投与する必要があると
述べました。

ベトナムと異なり、インドネシア
政府は、感染した鳥の処分を徹底的
に行わないため、被害が甚大なもの
となっています。処分を行わないの
であれば、タミフルなどの治療薬を
十分に準備し、医師の診断が的確に
なるよう啓蒙活動をすることが大切
と考えられます。

インフルエンザに関する基礎知識を

一問一答で答えた動画です。

動画の埋め込みに失敗しました。リンク

をクリックして動画をご覧下さい。

www.youtube.com/watch?v=nPb2uXcSngw

 
 
 
 
 
 
 
https://www.youtube.com/watch?v=nPb2uXcSngw





























軽微な症状を見逃すと、警備を
厳重にしなければならない。笑

 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
2】 身体の開口部からの内視鏡手術

大阪大病院は14日、口や肛門(こう
もん)、膣(ちつ)など体の開口部
から内視鏡を入れて体の表面の傷を
少なくする新たな手術法を用い、
患者さんの腫瘍(しゅよう)を摘出
するのに成功したと発表しました。

阪大によると、患者さんの痛みが
少なく、回復が早いのが利点です。
海外の実施例はありますが国内では
初めてということです。

手術は8月13日実施されました。
女性患者さん(55)の膣壁に小さ
な穴を開けて内視鏡を入れ、胃の
腫瘍を摘出しました。患部を見る
ため、それとは別に腹部を2カ所、
約1センチ切開して別の内視鏡を入
れました。

通常の開腹手術では約15センチの
傷ができるほか、腹腔(ふくくう)
鏡手術でも最大4センチ程度の複数
の傷が残るのが避けられません。
中島清一(なかじま・きよかず)
助教は「患者や症状によっては
腹を全く切開しない手術も可能だ」
と話しています。

ロボットによる遠隔操作での手術動画

です。

www.youtube.com/watch?v=adW8W0BROFk

 
 
 
 
 
 
 
































開口部手術の講義が、開講された。笑

 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
編集後記

通常のインフルエンザでも毎年
死んでいる人がいます。
当クリニックでリレンザで治療し、
熱が下がってから丸2日は、安静
にしていて下さいね。と私が言っ
た患者さんがいました。しかし、
その方は、熱が下がるとすぐに
会社に行ってしまったのです。
当然まだ体内にはウイルスが存在
し、他の人にうつす可能性があり
ます。インフルエンザを甘く見ず、
医師の指示通り休養しないと、
沢山の死人がでてもおかしくあり
ません。身体の開口部から内視鏡
をいれるということですが、消毒
はどうするのか、興味があるとこ
ろです。肛門には腸内細菌がいま
すし、膣内には、常在菌(デーデ
ルライン桿菌)がいるわけです。
皮膚の表面と違い消毒しにくいと
思われます。

急用で休養。笑

************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント