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2014-05-31 19:14:00

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診療マル秘裏話 Vol.347 平成22年7月29日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
目次
1) ガン細胞周辺の血管の修復で抗ガン剤の効果を高める
2) 「Gタンパク質」の作用を、特定の化合物が阻害する

 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】 ガン細胞周辺の血管の修復で抗ガン剤の効果を高める

骨髄中の白血球の一種を移植
して、膵臓(すいぞう)のガン
細胞周辺にできる異常な血管を
修復することに、旭川医大の
水上裕輔(みずかみ・ゆうすけ)
講師(腫瘍(しゅよう)学)ら
がマウス実験で成功し、7月
13日付の米医学誌キャンサー
リサーチ電子版に発表しました。

膵臓ガンなどは周りに不完全
な血管が多くできて内部に血流
が届かないようになり、抗ガン
剤が効きにくくなります。今回
の手法を応用すれば、血流を
改善させて抗ガン剤の効果を高
める新たな治療法につながると
期待されます。

水上さんらは健康なマウスの
骨髄から単核球を取り出し血管
ができるのを促す物質などを加
えて体外で約4週間培養しまし
た。これを膵臓ガンを発症した
マウスの静脈に投与するとガン
組織内の血流が改善しました。

このマウスに抗ガン剤を投与
すると治療効果の改善がみられ
ました。水上さんは「さらに
効果や安全性を確認し、臨床
応用につなげたい」と話してい
ます。

抗ガン剤に関して丁寧に解説

した動画です。

www.youtube.com/watch?v=smoUSXzp_WI
 
 
 
 
 
 
 
 
 





























高価な治療で効果が出現した。笑

 
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2】 「Gタンパク質」の作用を、特定の化合物が阻害する

生命の維持機能を調節する体内
の「Gタンパク質」の働きを特定
の化合物が阻害する仕組みを奈良
先端科学技術大学院大とアステラス
製薬のチームが突き止め、7月
12日付の米科学アカデミー紀要
電子版に発表しました。

Gタンパクは細胞にあり、光や
におい、ホルモンの感知や、筋肉、
心臓の動作などの機能に関与して
います。過剰になるなどの異常が
あると、ガンや心筋梗塞
(こうそく)につながり、奈良
先端大の伊東広(いとう・ひろし)
教授は「働きを邪魔すれば治療薬
の開発が可能」と話しています。

細胞では、表面で分子レベルの
信号を受け取るとGタンパクが
“開いた”構造に変化します。
GDPという物質を放出し活発に
働きだし、血管収縮や神経系の
興奮も起きます。

チームは、土壌細菌が作り、
血液の凝固を防ぐ化合物がGタン
パクを阻害するのに注目しました。
大型放射光施設「スプリング8」
(兵庫県)で構造を調べた結果、
化合物がGタンパクのくぼみに
入り込み、開いた構造になるの
を妨げていました。

Gタンパクは人で約20種あり、
くぼみの形が異なっています。
各くぼみに合う化合物を作れば、
さまざまな病気の薬を開発できる
可能性があるということです。

Gタンパク共役受容体の解析に

関する動画です。

www.youtube.com/watch?v=pm6iSt4A0gk
 
 
 
 
 
 
 


























昨日の帰農から作物の機能が良
くなった。笑

 
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編集後記

抗ガン剤が効きにくくなるのは、
ガン細胞周囲の不完全な血管の
ためというのは初耳です。しかし、
血流を復活させてからの抗ガン剤
の投与で治療効果の改善が認めら
れたことは非常に大きな成果と考
えても差し支えないでしょう。
恥ずかしながら私はG蛋白の存在
すら認識していませんでした。
しかし阻害する物質まで特定され
ているので、臨床試験の結果が待
たれる所です。

欠課から悪い結果が生まれた。笑

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