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2014-04-27 20:39:35

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診療マル秘裏話 Vol.442 平成24年5月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
目次
1) 世界初となる完全埋め込み型の補助人工心臓の実現
2) 血中の悪玉コレステロールの量を下げる新しい薬物

 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 世界初となる完全埋め込み型の補助人工心臓の実現

東北大は5月12日までに、石山和志
(いしやま・かずし)教授(磁気工学)
らの研究グループが、世界初となる完全
埋め込み型の補助人工心臓の実現に向け、
磁気で稼働させるワイヤレスの小型
ポンプ開発に成功したと発表しました。

補助人工心臓は弱った心臓の血液循環
のためのポンプ機能を補うもので、手術
の際などに用います。しかし駆動装置が
大型で体内に埋め込めないため、患者
さんは皮膚に穴を開け装置と体を
チューブなどでつながねばならず、生活
の障害になっています。このため装置の
軽量化・小型化が課題でした。

新たに開発された小型ポンプは単2形
の乾電池程度の大きさにもかかわらず、
毎分5リットル以上の流量と、人の心臓
と同程度の能力を備えています。

ポンプの内部に長さ約3センチ、直径
約2センチの円筒状の特殊な磁石を用い
ているのが特徴です。体内に埋め込んだ
場合、皮膚の上から磁気を近づけると
ポンプ内の磁石がスクリューのように
回転し、血液を体内に送り出す仕組み
です。ワイヤレスで動くため患者さんは
身体にチューブやケーブルをつなぐ必要
がなくなります。

研究チームでは小型ポンプを用いた
補助人工心臓を試作、ヤギ3頭を使った
実験で動作に問題がないことを確認しま
した。今後も動物実験を続け、人の臨床
応用につなげたいとしています。石山
教授は「小型で構造がシンプルなので
価格も抑えられる。早く実用化にこぎ
つけたい」と話しています。

ドラマ医龍でも、小型の完全埋め込み
型の補助人工心臓の開発が描かれていま
した。普段テレビを見ない私が、医療
考証の巧みさに惹かれた番組でした。

人工心臓の研究の最先端の動画です。

www.youtube.com/watch?v=94aCX4Exfj8

 
 
 
 
 
 































思索により、施策を試作した。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2】血中の悪玉コレステロールの量を下げる新しい薬物

特定の遺伝子の働きを抑えて、血中の
悪玉コレステロールの量を下げる新しい
薬物を、国立循環器病研究センター
(大阪府吹田市)や大阪大、東京理科大
のチームが開発し、5月15日付の
米科学誌電子版に発表しました。

チームによると、高コレステロール
血症の治療は一般的に、コレステロール
を低下させるスタチン系の薬が使われ
ますが、一部の遺伝性の患者では効き
にくいことがありました。新たな薬物は
マウスで悪玉コレステロールが約40%
減りましたが、ヒトでも期待できるとし
ています。

この薬物は、遺伝子から作られるリボ
核酸(RNA)とくっつき、遺伝子の働
きを抑制する「アンチセンス」という
薬物を改良したものです。

チームは、悪玉コレステロールが減る
のを邪魔する遺伝子の働きを抑えるため、
「架橋型人工核酸(BNA)」という
物質を利用して新型アンチセンスを作り
ました。

マウスに2週間、高コレステロール食
を与えた後、6週間に計12回新型アンチ
センスを注射しました。その結果、生理
食塩水を注射したマウスと比べ、悪玉
コレステロール量が43%減りました。
副作用は確認されなかったということです。

昨日のブログで、お話したとおり、悪玉
コレステロール=悪では、ありません。
しかし悪玉コレステロールが非常に高値で
あると、活性酸素の攻撃を受けた時に動脈
硬化が起こりやすくなります。したがって
悪玉コレステロールの値をコントロール
しつつ、ω-3系不飽和脂肪酸などの摂取に
よって、悪玉コレステロールと善玉コレス
テロールの比が改善するように働きかける
ことが重要です。さらに活性酸素による、
酸化の攻撃(炎症)が起こりにくくする
ように、抗酸化物質の摂取を心がけること
および、糖質の過剰摂取とならぬよう糖質
摂取制限を行うことも、加えて必要になる
ものと推測しています。

ただし、最近では、アンチセンスよりも
新しいRNA干渉と呼ばれる手法が用いられる
ことが多いようです。

国立循環器病研究センターの斯波真理子
(しば・まりこ)病態代謝部特任部長は
「3年後にはヒトで臨床応用したい」と話
しています。働きを抑えたい遺伝子の情報
が分かれば、ガンや感染症など他の病気
にも応用できるということです。

脂質異常症を基礎から丁寧に解説した動画

です。

www.youtube.com/watch?v=qdUkmZAYwnU

 
 
 
 
 
 
 
 




































注射していた人が駐車違反となった。笑

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編集後記

人工心臓もここまで進歩したかと思いま
した。軽量化され、少なくとも心臓移植
までは、確実に持っていけるようになれば、
患者さんとしては、万々歳なのではないで
しょうか?ただ一つ心配なのは、磁気の
影響を受けるため、MRIなどの検査が
できなくなるという懸念です。また強力な
磁場のあるところでは、誤作動しないで
しょうか?磁気は、その強さを意識して
いないことが多いと思います。
アンチセンスは素晴らしいアイデアでは
ないでしょうか?目的の遺伝子産物を確実
に葬り去ると言う点では、他の病気でも
応用範囲が広いものと考えます。

じきに、時期が来て、強い磁気から自暴
自棄となる。笑

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