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診療マル秘裏話 Vol.242 平成20年7月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1)  動脈硬化の真犯人
2) 妊婦の食事が胎児の体内時計に影響

 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 動脈硬化の真犯人

動脈硬化を促進する真犯人は、一般に
悪玉コレステロールと呼ばれる「低比重
リポタンパク(LDL)」が酸化した
ものであることを、東北大の片桐秀樹
(かたぎり・ひでき)教授(代謝学)の
グループがマウス実験で確認しました。
7月1日付の米医学誌に発表されました。

片桐教授は「酸化LDLが動脈硬化を
導くメカニズムを解明し、効果的な治療
薬の開発に結び付けたい」と話して
います。

酸化LDLが真犯人であるとの説は
以前から知られていましたが、実験が難
しく直接的に確かめられていませんでし
た。片桐教授らは血液中の酸化LDL量
を減らすことに成功しており、動脈硬化
の予防や治療に道を開く可能性もあり
ます。

片桐教授らは、血液中から酸化LDL
を運び出すタンパク質に着目しました。
高脂血症マウスにこのタンパク質を作る
遺伝子を入れ、ほかのコレステロール量
を保ちながら酸化LDLだけを3分の1
程度に減らすことができました。

この結果、遺伝子を入れない高脂血症
マウスと比べると、動脈硬化の進行は
完全に抑制され、通常のマウス並みに
なったことが確認されました。

悪玉コレステロールは、悪じゃないという

動画です。活性酸素が悪にするということ

です。活性酸素を生じるものは、精製された

炭水化物や砂糖、トランス脂肪酸という

食物および喫煙などの生活習慣であること

が、分かってきております。

www.youtube.com/watch?v=RTGMatedPnk

 
 
 
 
 
 
 
 





























 
悪玉コレステロールは、酸化すると
凶悪、巨悪となる。笑

 
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2】 妊婦の食事が胎児の体内時計に影響

妊娠中の母親の食事パターンが、胎児の
体内で1日のリズムを刻む生物時計の働
きに、大きく影響を与える可能性がある
ことを、太田英伸(おおた・ひでのぶ)
東北大助教(小児科学)らのチームが
ラットの実験で突き止めました。7月2日、
米科学誌プロスワンに発表しました。

人間でも胎児の順調な成長や発達に、
規則正しい食事が重要なことを示す成果
ということです。

チームは、妊娠したラットに、人工的
に12時間ごとに昼夜を過ごさせました。
ラットは夜にえさを食べる「夜型」です
が、明るい時にしかえさを与えず「昼型」
の食事パターンにしたラットも作り、
出産直前の母親と胎児の脳などで、時計
の役割をする遺伝子の働き方によって刻
まれるリズムを調べました。

母親の遺伝子が刻むリズムは、食事
パターンにかかわらず夜型だったのに、
昼型にしたラットの胎児は、リズムが
夜型とは異なる昼型になっていました。

えさを食べることで分泌されるホル
モンなどが胎児に伝わり、時計遺伝子の
働き方に影響を与えていると推測されて
います。

太田助教は「生物時計は成長に関連
するホルモンの分泌にもかかわっている
ので、不規則な生活が、胎児の発達に悪
影響を与える可能性がある」と話して
います。

体内時計遺伝子を大量に発現させること

でガン細胞の転移能力が落ち、免疫細胞

に殺される可能性が高くなることが分かり

ました。そうした研究の成果を発表した動画

です。

www.youtube.com/watch?v=RzRLUM-vJDU

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



































胎児は、母親の食事と対峙する。笑

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編集後記

動脈硬化の度合いを測る指標として
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)
が使われています。総コレステロールの値
と善玉コレステロールの値から近似値の
悪玉コレステロールの値を出すことができ
ますが、中性脂肪の多い高脂血症の人では
正確でないようです。もっと一般的に悪玉
コレステロールが直接測れるようになると
助かります。妊婦の方々は、胎児に悪い
影響を与えないように生活習慣を規則正し
く過ごして下さい。また胎教にも気を配っ
て欲しいものです。

滞京した妊婦が胎教した。笑

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