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診療マル秘裏話 Vol.142 平成18年8月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 脳の中にある腹時計
2) 肥満の最新治療法

 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】脳の中にある腹時計

おなかのすき方でだいたいの時刻が
予想できる「腹時計」のメカニズムを、
米テキサス大の柳沢正史教授
(分子遺伝学)と東京医科歯科大の
三枝理博助手(神経科学)らがマウス
を使った実験で明らかにしました。実
は脳内の時計遺伝子が餌の時間を記憶
し、餌を食べるよう指令を出す体内
時計のことを腹時計と言っているよう
です。腹時計と食欲の関係を解明すれ
ば、肥満予防策を編み出す一歩になる
ということです。米科学アカデミー
紀要オンライン版で7月31日に発表
されました。

マウスは夜行性で、夜に動き回って
餌を食べますが、昼にだけ餌を与える
と昼夜逆転します。柳沢教授らはこの
時のマウスの脳を分析した結果、食欲
に関係するとされる脳の背内側核
(はいないそくかく)で、時計遺伝子
が餌の時間に合わせて24時間周期で
動いていることを突き止めました。

時計遺伝子は、一定周期で活性化し
て睡眠や血圧などのリズムの基になっ
ています。特に光に連動し脳の視交叉
上核(しこうさじょうかく)にある
「主時計」が主な役割を果たしますが、
昼夜逆転したマウスではこの情報は
無視されていました。

肥満の人は1日のカロリーの半分
以上を夜間に食べる「夜型」が、正常
人の40倍多いとの報告があります。
柳沢教授は「腹時計と主時計のせめぎ
合いから解明してゆけば、肥満の予防
策につながるだろう」と話しています。

恐竜が生きていた時代、我々ほ乳類
は、恐竜の眠っている夜の間に活動
するという形で進化を遂げました。
恐竜が絶滅してからはそのような心配
をすることは、無くなったと言われて
いるのですが、ネズミの先祖は、その
古いほ乳類の典型で今でも、夜型の
生活パターンを保っている訳です。

体内時計の研究者に関係する動画です。

www.youtube.com/watch?v=evpxHh4GgWU
 
 
 
 
 
 
 
 

































「ちゅうちゅう(昼昼)」と鳴き
ながら、夜型の生活をする、おかしな
動物はネズミです。昼にだけ餌をやる
と、昼(ちゅう)夜逆転する認知症
ネズミになるのです。笑

 
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2】 肥満の最新治療法

ワクチンで特定のホルモンの働きを
弱め、体重の増加を抑える実験に
ラットで成功したと、米スクリプス
研究所(カリフォルニア州)と大阪
市立大のチームが米科学アカデミー
紀要(電子版)に7月31日発表しました。

人間で同様の効果が得られるかは
未知数ですが、チームは「ワクチンも
肥満解決への1つの道になるかも」と
話しています。

このホルモンは、日本で発見され、
食欲促進や脂肪蓄積などの働きがある
「グレリン」です。

ワクチンでグレリンに対する抗体が
増えたラット(ドブネズミ)は、食べ
る量に変化はなかったのに、1日当たり
の体重増加はワクチンなしのラットの
3分の1以下で、脂肪の蓄積も少なかっ
たそうです。ワクチンによって体の
エネルギー消費量が増えたと推測され
ています。

チームによると、グレリンは
ダイエットなどで食べる量が減ると
分泌され、体重減少にブレーキをかけ
ます。ワクチンが実用化されれば、
そうした時期を乗り切るのに役立つ
可能性があるということです。

深刻な肥満がなぜ起こるかについての

動画です。動画中のマクガバンレポート

とは、動物性タンパク質や精製された

炭水化物が慢性疾患を助長していると

指摘したレポートです。

www.youtube.com/watch?v=r3kn8wanzCs

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


































グレリンは、青少年にはいけない
ホルモンかもしれません。それは、
愚連リンとなるといけないからです。笑

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編集後記

腹時計のメカニズムを解明した、
アメリカ合衆国テキサス大の柳沢教授
のように、アメリカの研究施設に、
巨額の研究費と報酬を約束されて
引き抜かれる日本人研究者が増えて
いると聞きます。科研費を生活費など
に流用する研究者が後を絶たない日本
とは、スケールが違うように思われ
ます。日本独自のしみったれた奨学金
の返還制度は、アメリカにはなく、
すべて奨学金は貸与です。すなわち、
勉学、研究をする環境が日本と比較して
桁違いによいわけです。優秀な頭脳の
流出を避けるためには、日本政府も
野口英世賞のような、しみったれた、
ばかげた賞にお金をかけるより、研究者、
学生の待遇を改めるようにしないと数十
年先には後悔することになるでしょう。

航海したことを後悔してそれを公開
した。笑

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