美しい肌Vol.421

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2014-04-02 21:26:27

カテゴリー:女性の美容と健康

グレープフルーツ

写真はグレープフルーツ(ルビー)です。

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美肌の野菜&果物(各論:グレープフルーツ)

 
 
 
グレープフルーツの正体

グレープフルーツ(学名:Citrus X paradisi
英名:grapefruit)は亜熱帯を原産とする
柑橘類です。グレープフルーツは様々な

種類がありますが、例えば「ルビー」などの

ように果肉の色で呼び分けるのが一般的

です。グレープフルーツは、柑橘類である

ブンタンの仲間です。ブンタンよりも果実は

やや小さく、果皮が薄い・果肉が柔らかい

という特徴があります。つやのある葉をつけ、

白い花を咲かせる植物です。

グレープフルーツは特有の酸味と苦みを

持ち合わせており、生で食べられるほか、

ジュースの原料やサラダなどにも使われて

います。春から夏にかけて旬を迎える果物

です。品種も多様であり、淡い黄色の果皮

と果肉を持つダンカンや、種子のない

ピンクグレープフルーツ、果皮が緑色の

スウィーティーなどがあります。特にダンカン

種は柔らかく豊かな香りが特徴的とされて

いますが、種子が多いため生食よりも

ジュースや缶詰に加工されている品種

です。グレープフルーツの木は、常緑樹で

あり5-6mの丈のものが多く見られますが、

成長を続ければ13-15mにもなります。

その葉は15cmほどの長さで細長く、花は

5cmほどの大きさで白く4枚の花弁があり

ます。果実は10-15cmほどの大きさで黄色く、

球形ですがでこぼこしています。中の身が

白や赤のものも広く栽培されています。

pomelo、toronjaや、pamplemousseと
呼ばれることもあります。19世紀の後半まで

主に観賞用として栽培されていたと言う説が

有力です。1750年代に西インド諸島の

バルバドスで発見されたものが最初とされ、

ブンタン(英名:pummelo、学名:Citrus grandis)
とオレンジ(学名:Citrus sinensis)が自然に
交配したもので前者の特徴を多く受け継い

でいます。セミノールやミネオラ(minneola)
はグレープフルーツにタンジェリンを掛け

合わせることで、オロブランコ(スウィーティー)

はグレープフルーツの4倍体に無酸ブンタン

をかけあわせることで生まれました。

1800年代にグレープフルーツと呼ばれる

ようになりましたが、これはまるでブドウ(grape)
のように木になることからつけられました。

1830年代にブンタン(英名はシャドック

shaddoc)から別の種、学名をCitrus paradisi
とされましたが、1950年代になるまで自然交配

の結果生まれた種であるとは認識されていま

せんでした。その後、学名は雑種を示す

Citrus X paradisiに変更されました。
グレープフルーツゼリーのレシピ動画です。

砂糖を加えているので、午後4時以降は、

食べないで下さいね。

www.youtube.com/watch?v=gA7xYU6B-jg

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
グレープフルーツの歴史

原産地は西インド諸島のバルバドス島で、

18世紀前半に発見されたと言われています。

「禁断の木の実(forbidden fruit)」とも呼ばれ、
発見された当初からグレープフルーツは

非常に貴重な果物であると考えられていた

ようです。19世紀初めにアメリカのフロリダに

導入されました。正確には1806年にフランス

の伯爵、オデット・フィリップが持ち込んだと

されています。伯爵は1823年、フロリダの

タンパ周辺に最初のグレープフルーツ

果樹園をつくりました。オデット・フィリップ

伯爵がフロリダに最初のグレープフルーツ

果樹園をつくったころ、フロリダの柑橘産業は、

フロリダ北部で盛んで、生産者は樽に

かんきつ類を入れて、船で市場へと送って

いました。19世紀には、かんきつ類の木々は

フロリダの森のいたるところで自生していたと

考えられています。また、人間が管理している

柑橘果樹園は、セント・ジョンズ・リバー沿い

や、タンパ周辺にあったと考えられています。

フロリダ特有の砂状の土や亜熱帯性気候は、

初期の入植者たちが持ち込んだ、かんきつ類

の種の栽培に理想的な環境でした。

世界各地で広く栽培されていますが、アメリカ

のフロリダ、カリフォルニア、アリゾナに大産地

があり、質の良いものが採れます。中でも

フロリダは、グレープフルーツの世界最大の

産地とされています。そのほか、イスラエル、

アルゼンチンなどが主産地です。日本には、

大正4年にアメリカから伝来しましたが、寒さに

弱いため栽培が難しく今日まで、国内では

ほとんど栽培されていません。昭和初期には

輸入が始まり、当初は高級フルーツとして

もてはやされました。1971年、

グレープフルーツの輸入が自由化され、

一般家庭の食卓にのぼるようになりました。

グレープフルーツの果肉、果汁を使ったサラダ

のレシピ動画です。

www.youtube.com/watch?v=I3Ll_Kf2Nxw

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
グレープフルーツの雑学

果実が成熟するためには高温であることが必要

となるため、日本では生産が困難であり、年間

25t以上のグレープフルーツが輸入され、日本

の輸入果物の15.4%がグレープフルーツと

なっています。アメリカ、イスラエル、キューバ、

中国、南アフリカなどが主な生産国であり、

中でもフロリダ産グレープフルーツの生産量は

480万tを超え、世界の柑橘類生産の約6%を

占めるといわれています。グレープフルーツは、

果皮にハリがあって、手に取るとずっしりとした

重みがあるものが良いとされています。冬は

室温でも問題ありませんが、夏は冷蔵庫で

保存することが勧められています。

グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類

には、高血圧の治療薬と一緒に摂取すると薬

の効能を強くして血圧が下がりすぎるほか、

心拍数が早くなりすぎるといった副作用を引き

起こす可能性があります。そのため、高血圧の

治療薬(特にカルシウム拮抗剤)を服用して

いる場合、医師への相談が必要となります。

グレープフルーツの香りには、細胞の中に

蓄積する中性薬物との相互作用を起こす成分

は、以前はグレープフルーツ特有の苦味成分

であるナリンギンやナリンゲニンなどの

フラボノイド類と考えられていました。しかし、

その後の研究から、ベルガモチンや

ジヒドロキシベルガモチンなどのフラノクマリン

類 が相互作用に関与することが明らかに

されています。例えば、グレープフルーツ

ジュースからフラノクマリン類 (ベルガモチン

やジヒドロキシベルガモチン) を除去したもの

では、フェロジピン (グレープフルーツとの

相互作用がよく知られているカルシウム

拮抗薬) との相互作用は、認められないこと

が示されています。薬物との相互作用に

関与する成分がフラノクマリン類であることが

明らかにされるのにともない、それら成分の

グレープフルーツ中含量が測定されています。

フラノクマリン含量は、ピンクやルビー種よりも

白色種の方が多く、またその含量は果皮>

果肉>種の順になっていることが報告されて

います。フラノクマリン類が果皮に多く含まれて

いることから、フラノクマリンを含む果皮を使用

したマーマレードなどでもその摂取量によって

は相互作用が懸念されます。また、その影響

は果汁だけではなく、果肉の摂取によっても

起こるとの報告があります。フラノクマリン類は

市販されているグレープフルーツオイルからも

検出されています。ここで留意しなければ

ならないのは、同一製品でもロット番号が異な

ればフラノクマリン類の含有量は異なり、相互

作用にも違いが生じる可能性があることです。

フラノクマリン類はグレープフルーツ以外の

柑橘類、例えば、ぶんたん (ポメロ) 、

オロブランコ、ダイダイ (ビターオレンジ) にも

含まれています。一方、果物や柑橘類の中で、

オレンジ、りんご、ぶどう、タンジェリンには

フラノクマリン類は検出されていません。

グレープフルーツと薬物との相互作用は、

1989年にカナダのBaileyらがエタノールの

味をマスクする目的でグレープフルーツを

利用した研究において偶然見いだされました。

グレープフルーツによって相互作用を受ける

薬物の特徴としては、ほとんどが薬物代謝酵素

CYP3A4の基質になっています。そして

グレープフルーツは、薬物の循環血液中から

の除去速度には影響しない、また薬物を

静脈内投与した条件では影響しないという

理由から、相互作用を起こす部位は消化管

と考えられています。グレープフルーツの

影響はCYP3A4で代謝を受ける薬物で認め

られ、その作用機序は次のように考えられて

います。代謝を受けやすい薬物は、本来

ならば小腸上皮細胞に存在する薬物代謝

酵素CYP3A4によってある程度代謝を受け

不活性化されるため、循環血液中に入る

薬物量が少なくなります。しかし、

グレープフルーツ中のフラノクマリン類が

CYP3A4を阻害すると、薬物が不活性化され

ないため、循環血液中に入る薬物量は多くなり、

その結果として体内濃度の指標となるAUC

やCmaxが大幅に増加し、結果として薬物

が効きすぎてしまう状況になります。

グレープフルーツジュース200 mL 程度の

摂取でもカルシウム拮抗薬 (フェロジピン、

ニソルジピン) の効果が増強されるとの報告が

あります。また、グレープフルーツの薬物に

対する相互作用は長く持続し、長いものでは

3~7日間持続するとの報告もあります。

そのため相互作用の影響を解除するには、

グレープフルーツの摂取を2、3日空けた方

がよいとの考え方も示されています。

グレープフルーツは、血中コレステロール値を

下げる効果があると研究されています。

グレープフルーツ中の水溶性食物繊維ペクチン

に含まれる、固有の多糖類によるものと考え

られています。動脈硬化などの改善にも効果

が期待できます。グレープフルーツに含まれる

ビタミンCはストレスに対抗する働きがあるほか、

果皮に含まれるリモノイドなどの精油成分が

気分を爽快にする働きがあるため、ストレスを

やわらげる効果があります。神経が高ぶって

いるときは温めて飲むとイライラをやわらげて

くれます。このような効果から、グレープフルーツ

由来の香料がリラグゼーションにも応用されて

います。グレープフルーツに含まれるイノシトール

は、ビタミンB群の仲間で別名を抗脂肪肝ビタミン

といいます。イノシトールは脂肪の流れをスムーズ

にして肝臓に脂肪がたまらないようにする効果が

あります。肝機能の強化という面でも期待されて

います。脂肪の量を減少させるほか、中性脂肪

をつくる過程に関わる酵素の働きを抑えることに

よって、中性脂肪を貯めにくくする効果がある

ことが明らかとなっています。また、グレープ

フルーツは糖質が少ないという特徴があるため、

ダイエット中にビタミンCを補給する食材としても

適しています。グレープフルーツやスウィーティー

の果皮には、テルペン系炭化水素などの精油

成分含まれており、発砲スチロールなどを溶か

してしまう事があります。これは精油成分が溶剤

としての作用がある為で、洗剤などにも利用されて

います。ただ、普通に食べる分には体に影響は

無いとの事です。

最後に防ばい剤について述べてみたいと

思います。スーパーで売られている輸入の

グレープフルーツ オレンジ レモンなどには

「防ばい剤としてイマザリル opp tbzが使わ
れています」と表記があると思います。

グレープフルーツはアメリカ や南アフリカから

レモンはチリかメキシコ オレンジは

オーストラリアから輸入されるこれらかんきつ

類はコンテナ船などで長い時間をかけて

日本にやってきます。その間にカビなどで

腐敗しないようにこれらの防ばい剤が使わ

れています。農薬と違って日本むけ 広大な

アメリカのあちこちに流通させるために出荷

梱包前にかんきつの表面に塗ります。

病原菌で枯れないようにということで農薬と

いうのは生育中に散布しますがこれらの

防ばい剤はカビを防ぐための目的なので

かんきつの表皮に塗るのです。これら

防ばい剤のことを表に塗るからということで「

ワックス」と呼んでます。これら防ばい剤は

それが着いている果皮を除いて(剥いて)

果実のみを食べる分には無害ですが、果実

を食べるまえに水洗いしてからのほうが良い

でしょう。たわしを使わなくても手で水洗い

するだけで落ちます。だから水洗いしたあと

のかんきつは早いうちに食べてください。

カットフルーツでグレープフルーツやオレンジを

使うときも良く洗ってから切ります。これは、

守って下さいね。これら防ばい剤の添加量

は法律で決まってます。税関から市場に

来るときに検疫所で検査され合格した

かんきつが市場に来ます。

グレープフルーツの剥き方の動画です。

www.youtube.com/watch?v=4B6MOIt7-P8

 
 
 
 
 
 
























 
 
グレープフルーツの有効成分

グレープフルーツの主成分は水分であり、

その他にたんぱく質、脂質、ビタミン・ミネラル

類などが含まれています。ビタミンCが豊富に

含まれており、果実そのものが大きいことも

あり、グレープフルーツを1個食べると一日に

必要なビタミンCの約8割が摂取できるとも

いわれています。また、ビタミンCの吸収を

高めるビタミンPや酸味のもととなるクエン酸

も多く含まれています。ビタミンCは、免疫力

を高める栄養素のひとつです。活性酸素の

活動を抑える働きがあることで、ガン予防

効果を期待されています。グレープフルーツ

のビタミンC含有量は、温州みかんの約2倍

です。さらに、特有の苦みのもととなる

ポリフェノール(ビタミンP)の一種リモノイドや

ナリンギンが含まれており、抗酸化力

(たんぱく質や脂質、DNAなどが酸素に

よって酸化されるのを防ぐ力)を持って

います。その他にも、オーラプテンや

ヘスペリジンなどのファイトケミカルを含んで

います。リモノイドは、グレープフルーツを

含む柑橘類に含まれる苦み成分のひとつ

です。抗ガン作用、抗腫瘍作用があると

いわれています。女性に多い乳ガン、最近

増加の傾向にある大腸ガン、胃ガンなど

にも効果をもたらすことが報告されています。

リモノイドは、果皮に多く含まれているので、

果皮を摂りいれる工夫をすれば、リモノイド

の効果を最大限引き出すことができます。

オーラプテンは、香り成分のひとつです。

香り成分の仲間テルペノイドや、色素成分の

β-クリプトキサンチンなどと同様に、ガン遺伝子

の働きを抑える作用を持っています。ナリンギン

は、苦み成分の中のひとつで、毛細血管を

強くする効果があるとされます。

グレープフルーツやはっさくなどの果皮付近に

多く含まれるフラバノンの配糖体で、柑橘類の

苦味や刺激感の元になっています。

血中脂肪酸を分解する働きがあります。

抗アレルギー作用を持ち、花粉症の症状を

緩和します。免疫力を高めます。食欲を抑える

作用もあり、ダイエットには好都合と考えられ

ます。ヘスペリジンは、柑橘類の果皮や中袋

に多く含まれています。毛細血管を強くする

働きがあるといわれ、免疫力を強化する効果が

あります。

 
 
グレープフルーツの美肌効果

グレープフルーツに豊富に含まれる食物繊維

やカリウムの効果によって、老廃物が排出され

デトックス効果が期待できます。なお、食物繊維

はグレープフルーツの身の部分よりも、果実の

周りの薄皮部分に多く含まれるため、美肌と

ダイエットのことを考えるなら、薄皮ごと食べる

のがお勧めです。デトックス効果が現れれば、

美肌へと導かれます。グレープフルーツに

豊富に含まれるビタミンB群には肌荒れを防ぎ、

肌の新陳代謝を促進する効果があります。

また、ビタミンCも豊富に含まれ、シミの原因

であるメラニン色素の生成を抑える働き

(チロシナーゼ抑制効果)と抗酸化効果があり

ます。グレープフルーツには新陳代謝を促進

する「クエン酸」や、利尿作用のある「カリウム」が

含まれます。これによって代謝向上による脂肪

燃焼効果、体内の余計な水分を排出することに

よるむくみ解消にもつながります。

グレープフルーツ丸ごと1個を食べてもカロリー

は約100kcal前後です。さらに、他の果物と

比べて果糖の量も低めなのが特徴です。果糖

の量およびブドウ糖を含む糖質の量が非常に

少ないので、糖化反応が進みにくく、美肌効果

が期待できます。苦み成分であるフラボノイドの

一種「ナリンギン」には、食欲を抑えて少量の

食事でも満腹感が得られる効果があるため、

ダイエット中にありがちな空腹によるストレスの

緩和に役立ちます。また、香り成分である

「ヌートカトン」には、交感神経を活性化する

ことで脂肪燃焼を促進させる効果があります。

交感神経が強く働くと、脂肪燃焼を促すUCP

というたんぱく質が生み出されるといわれて

います。つまり、「交感神経の働きが高まる」=

「痩せやすい」ということになります。さらに、

もう一つの香り成分である「リモネン」には精神

をリラックスさせて血行を促進させる効果がある

ため、「ヌートカトン」で交感神経が活発になる

ことにより起こりがちな末梢の血行不良を解消

してくれます。この血行促進効果もお肌の隅々

まで、酸素、栄養分、抗酸化物質が運ばれて

美肌につながると考えられています。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

グレープとクレープとグレープフルーツは、

違います。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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