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診療マル秘裏話 Vol.238 平成20年6月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1)  神経成長のスピードを速めるタンパク質
2) 身体を動かす人は長生きする。

 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 神経成長のスピードを速めるタンパク質

神経の先端に集まる「シューティン」と
呼ばれる物質に、神経成長のスピードを速
める働きがあることを、奈良先端科学技術
大学院大の稲垣直之(いながき・なおゆき)
准教授(神経科学)のチームが解明し、6月
2日付の米科学誌に発表しました。

人では胎児期に盛んにつくられ、高度な
脳ができるのに一役かっているということ
です。成長すると分泌されなくなりますが、
稲垣准教授は「脊髄(せきずい)損傷や
脳卒中を起こした患者の脳に投与できれば、
神経再生につながる可能性がある」と話し
ています。

シューティンは2006年、成長する神経
先端の軸索で同チームが発見しました。
今回はラット実験で、別の2つのタンパク
質と一緒に働いて神経が伸びる速さを調節
しているところを確かめました。
シューティンの量を増やすと成長スピード
が速まり、減らすと成長が鈍りました。

稲垣准教授は「ガン細胞や白血球でも働
いており、細胞が移動する仕組みの解明
にも役立ちそうだ」と話しています。

神経細胞の再生に関する動画です。

www.youtube.com/watch?v=Mm2agRIDNv0

 
 
 
 
 
 









神経の成長は、成鳥の声調を変える。笑

 
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2】 身体を動かす人は長生きする。

8万人以上の中高年男女を約9年間追跡した
厚生労働省研究班の疫学調査の結果、体を
まめに動かしている人は、そうでない人に
比べ、死亡リスクが30-40%低いこと
が6月4日までに分かりました。

仕事か余暇かの別にかかわらず、全体的
な身体活動量が多いと死亡リスクが低く
なるという結果でした。研究をまとめた
国立ガンセンターの井上真奈美(いのうえ・
まなみ)ガン予防・検診研究センター室長
は「自分ができる方法で、よく動く時間を
増やすのが早死にの予防につながる」と話
しています。

調査は、岩手から沖縄まで10都府県の45
-74歳の男女計約8万3000人が対象とされま
した。1995年以降の追跡期間中に約4500人
が死亡しました。

研究班は、筋肉労働やスポーツ歩いたり
立ったりしている時間などをアンケートし、
対象者の1日当たりの平均身体活動量を算出
しました。その量に応じて4グループに分け、
活動量と死亡との関連を調べました。

活動量が最多のグループは最少グループ
に比べて男性で約30%女性では約40%、
死亡リスクが低いという結果がでました。

また疾患別にみると、男性では、最多
グループが、ガンで死亡するリスクが約
20%、心疾患による死亡リスクが約30
%低下しました。女性はガン死亡のリスク
が約30%低下していました。

ロコモティブシンドロームに関する動画です。

www.youtube.com/watch?v=ZkaDNtUQQos

 
 
 
 
 




















運動できなくなると死の四重奏が
襲う。笑

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編集後記

神経の成長のスピードが改善されると再生
医療の恩恵に預かれる患者さんが増えるで
しょう。現在、一度損傷した神経の再生には
非常に時間がかかり、神経成長因子(NGF)
などを用いてもなかなか臨床応用が難しいと
されています。神経の成長のスピードの改善
の成果を即臨床応用につなげて欲しいもの
です。長生きしたかったらこまめに身体を動
かしましょう。

シーシーと死を追い払うためには、
運動が不可欠。笑

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