最新号より200号前のメルマガ

  1. Home
  2. 最新号より200号前のメルマガ

2014-03-22 19:49:18

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白・美肌 ブログランキングへ

 
診療マル秘裏話 Vol.337 平成21年5月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
目次
1)  前立腺ガン治療ワクチン「プロベンジ」
2) ハンチントン病の原因

 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 前立腺ガン治療ワクチン「プロベンジ」

米食品医薬品局(FDA)は4月29日、
米デンドレオン社の前立腺ガン治療ワクチン
「プロベンジ」を認可しました。

ガンを予防するワクチンはすでに子宮頸
(けい)ガン用が認可されていますが、治療
目的のワクチンが認可されたのは初めてと
いうことです。今後、様々なガンで同様の
手法が広がる可能性があります。

このワクチンは、患者さんから採取した
免疫細胞をガン細胞の目印となるたんぱく
質にさらした後で注射します。その結果、
患者さん自身の免疫機構が、ガン細胞を
攻撃するのを促します。

512人を対象にした臨床試験では、
進行した前立腺ガン患者さんの生存日数を
4か月余り延ばす効果が認められました。
このワクチンを数年にわたって審査して
きたFDAは「これまで有効な治療法が限
られていた前立腺ガン患者さんにとって
新たな選択肢となる」と話しています。

ガンの免疫療法について解説した動画

です。残念ながら保険治療ではありません。

www.youtube.com/watch?v=kaQDtJWcw_k

 
 
 
 
 



























侵攻してきた進行ガン細胞を治療
ワクチンで治療を振興する。笑
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
2】 ハンチントン病の原因

手足などが不随意運動をしたり、認知
障害などの症状が出る神経難病
「ハンチントン病」は、病気の原因
タンパク質によって、損傷したDNAを
修復する仕組みが働かなくなるのが原因
との研究結果を岡澤均(おかざわ・ひとし)
東京医科歯科大教授(神経内科学)らが
5月3日付米科学誌に発表しました。

この仕組みを回復させることが、ハン
チントン病の新たな治療法開発につなが
る可能性があるということです。

ハンチントン病は、遺伝子変異が原因
で「変異型ハンチンチン」という異常な
タンパク質ができます。岡澤教授らは、
タンパク質同士の結合を網羅的に調べる
方法で、これが「Ku70」という
タンパク質と結合することを見つけ
ました。

Ku70は、ほかの2種類のタンパク
質と複合体を作り、2本鎖のDNAが
損傷した場合に修復する機能があります
が、岡澤教授らは、変異型ハンチンチン
があると複合体を作りにくくなることを
マウスの実験で確認しました。

複合体を作る前に、Ku70が分解
されるなどして少なくなるためとみられ、
変異型ハンチンチンがあるマウスでKu
70を通常の2倍程度作らせると、生存
期間が約30%長くなりました。

治療に応用するには、Ku70を作る
遺伝子を導入する方法や、変異型ハン
チンチンがKu70と結合するのを阻害
する化合物の開発などが考えられると
いうことです。岡澤教授は「毒性が低く
有効な化合物を探すなど研究を進めたい」
と話しています。

ハンチントン病は、日本では人口10
万人当たり約0・5人の患者がいると
されています。

ハンチントン病の舞踏様不随意運動を

スローモーションで撮影した動画です。

www.youtube.com/watch?v=QayuAZk8ofs

 
 
 
 
 
 
 













修復する機能が昨日無くなった。笑
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
編集後記

ガン治療ワクチンの第1弾をFDAが
認可したのは画期的なことです。日本の
厚生労働省も見習ってもらいたいもの
です。同じ手法を他のガンにも適応して、
患者さん自身の免疫力をアップするよう
にすることは非常に重要と考えられます。
ハンチントン病は現在のところ有効な
治療法がありません。早く遺伝子治療や
有効な化合物が発見されるといいなと
思いました。

難病が何秒で解決する時がくるかも。笑

************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。