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診療マル秘裏話 Vol.134 平成18年6月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 人工子宮をめざして
2) 子宮頚ガンのワクチンFDAで認可

 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。
これからも当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に
新しい知識を吸収し読者の皆様に提供してゆきたい
と思っております。不撓不屈の精神で取り組む所存です
のでどうかお許し下さい。

1】人工子宮をめざして

子宮内部に似た伸縮刺激を与える
ことで受精卵の発育を良くする培養
装置を、乾マタニティクリニック
(福島県郡山市)と成瀬恵治
(なるせ・けいじ)岡山大教授らの
グループが8日までに開発しました。

マウスの実験では、受精卵が子宮
に着床できる直前の胚盤(はいばん)
胞まで従来より早く育ちました。
グループは「安全性などを確認し、
不妊治療に使えるようにしたい」と
話しています。

グループは、子宮内部が常に伸縮
していることに着目しました。樹脂
製容器(縦横2センチ、高さ1センチ)
に、卵の分割を促す生理活性物質を
分泌する子宮内膜細胞を敷き受精卵
と培養液を入れて、10秒おきに容器
をわずかに伸縮させる装置を開発し
ました。

体外受精したマウスの受精卵を
培養したところ、72時間後に約80
%が胚盤胞以上まで成長しました。
シャーレで動かさずに培養する従来
法の約40%を大きく上回り、子宮
内での成長速度に近づきました。

伸縮刺激によって、子宮内膜細胞
から生理活性物質がより多く分泌
されたとみられるということです。

以前のメルマガで子宮内膜細胞を
敷き詰めて受精卵の発育を促す方法
が研究されているということをお伝
えしたことを記憶していますが、
今回の研究はそれをさらに推し進め
たものといえます。

子宮の神秘的な働きを解説した講演

の動画です。

www.youtube.com/watch?v=1-0WNC3AI1s

 
 
 
 
 












子宮は、至急研究を進めて、研究
員にボーナスを支給してあげたい
ものです。でも野球選手は死球は
ノー・サンキュウでしょう。笑

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2】 子宮頚ガンのワクチンFDAで認可

米食品医薬品局(FDA)は8日、
米医薬品大手メルクが開発した初の
子宮頸(けい)ガン予防ワクチン
「ガーダシル」の販売を認可しまし
た。対象は9歳から26歳の女性だ
そうです。米内外の臨床試験で高い
効果が確認されたのを受け、約半年
の審査でスピード承認しました。

子宮頸ガンは発展途上国を中心に、
世界で毎年約47万人が新たに発病、
約23万人が死亡しています。これを
ワクチンで減らせれば画期的な成果
で、多くの専門家が承認を歓迎して
います。

ガーダシルは遺伝子組み換え技術
で製造されました。性交渉を通じて
広がり、約70%の子宮頸ガンの
原因であるヒトパピローマウイルス
(HPV)16、18型をはじめ、
計4種類のHPVによる病変を予防
します。半年間に3回、筋肉注射で
接種します。

約2万1000人を対象にした臨床
試験の結果、前ガン病変が100%
近く予防できたため、FDAは
「ガンが予防できる可能性も極めて
高い」と判断しました。ただ、
ウイルス感染後に接種しても効果が
ないことから、性的活動が活発に
なる前の9歳からの使用が承認され
ました。

メルクによると既にメキシコで
認可を受け、欧州連合(EU)や
台湾などでも審査中だということ
です。

このスピード審査のせいで副作用に

ついての十分な検討がされて

いなかったのが、尾を引いて日本

でも副作用が出てしまったのでは

ないかと考えられています。この件に

関しては、副作用が出た方の心情を

考慮して、冗談は、差し控えたいと

思います。ワクチンの副作用について

もっとよく調べることが重要ですね。

頸ガンワクチンの副作用の原因と対策に

関する動画です。

www.youtube.com/watch?v=iHXwDBO0cvM

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

人工子宮の研究がいくら進歩して
も、現在の医療技術水準では、胎盤
をつくることはできません。ただし、
人工受精の成功率が格段に高くなる
ことは予想できます。不妊症に悩む
方には、朗報でしょう。
また子宮頚ガンのウイルスの予防
接種が開発され臨床試験中という
ことは、すでに申し上げました。

上記は、平成18年当時の編集後記で
ありますので、胎盤は、作れないと
ありますが、本年(平成26年)の
STAP細胞の発見で、胎盤に分化する
ことも分かっているので、胎盤を
作るのが夢のまた夢という状態では
なくなってきております。また、
禁煙薬チャンピックスは、既に認可
されています。また上記の頸ガンの
ワクチンも認可されており、昨年に
副作用が問題となり、一時勧奨休止と
なったのは、記憶に新しいところです。

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