最新号より400号前のメルマガ

  1. Home
  2. 最新号より400号前のメルマガ

2014-02-20 23:55:55

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白・美肌 ブログランキングへ

 
診療マル秘裏話 Vol.133 平成18年6月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
目次
1) 覚醒剤の神経損傷に画期的治療
2) 過剰な免疫細胞の働きを抑える課程

 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジン
は1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力
のなさから1週間に1回が限度となっています。
これからも当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲
に新しい知識を吸収し読者の皆様に提供してゆきたい
と思っております。不撓不屈の精神で取り組む所存
ですのでどうかお許し下さい。

1】覚醒剤の神経損傷に画期的治療

抗生物質ミノサイクリンに、
覚せい剤の使用で損なわれた
脳の神経細胞のドーパミン
調節機能を回復させる効果が
あるとする実験結果を、橋本
謙二(はしもと・けんじ)千葉大
教授(神経科学)と浜松ホト
ニクス(静岡県浜松市)の
チームが5月30日までに、
米医学誌に発表しました。

ミノサイクリンは最近、
パーキンソン病などの神経
変性疾患で改善効果が報告
されています。覚せい剤中毒
状態のサルは調節機能が平均
約40%まで落ち込みました
が、ミノサイクリン投与の
サルでは同78%まで回復し
ました。

6月から米エール大と共同
で、米国の中毒患者らを対象
に臨床試験を行う予定だそう
です。人間で同様の効果や
安全性が確認できれば、患者
さんの症状改善や社会復帰を
助ける治療につながると期待
されています。

覚せい剤は神経伝達物質
ドーパミンを過剰放出させて
快感を生じさせる一方、神経
細胞を損傷し、薬物依存や
異常行動などを引き起こし
ます。損傷を元に戻す薬は
現在の所発見されていません。
そのため、幻覚を一時的に
抑えるなどの対症療法しか手
がないのが実情です。

チームはPET(陽電子
放射断層撮影)装置を使い、
覚せい剤メタンフェタミンを
投与し中毒状態にしたサルで、
神経細胞が脳内のドーパミン
量を調節する機能を調べ
ました。

覚せい剤投与直後からミノ
サイクリンを毎日投与した
サルでは、調節機能は2日後
に平均約65%に落ち込み
ましたが、8日後には同78
%まで回復しました。ミノ
サイクリンを投与しない
サルでは、8日後は同40%
しかありませんでした。

また、覚せい剤の前に
ミノサイクリンを与えると、
ある程度、機能損傷を抑え
られたということです。

覚醒剤の治療法が画期的
にかわるかもしれません。
それはミノマイシン(ミノ
サイクリン)は、安全性の
高い抗生物質だからです。
最近では、リュウマチの
治療にも使われていると
いうことです。

薬物依存を解説している

動画のご紹介します。

www.youtube.com/watch?v=5If7XWcvj_8

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
覚醒剤治療で、
ミノサイクリンが治療の
核正座位を射止めるかも
しれません。笑

 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
2】 過剰な免疫細胞の働きを抑える課程

体内に入った異物への攻撃
にかかわる免疫細胞の一種、
T細胞が働き過ぎるのを防ぐ
新たな仕組みを見つけたと
いう研究結果を徳島大の石丸
直澄(いしまる・なおずみ)
助教授(口腔(こうくう)
病理学)、林良夫(はやし・
よしお)教授(同)らが
まとめ、米科学誌ネイチャー・
イムノロジー(電子版)に
5月29日、発表しました。

この仕組みを標的にすると、
T細胞の過剰な活動で起きる
自己免疫疾患やアレルギーの
治療薬開発につながる可能性
があるということです。

石丸助教授によると、体内
に侵入したウイルスなどの
異物からの刺激を受け、
T細胞を活性化するよう伝え
る途中で、IκBという
タンパク質がブレーキ役と
なっていることが分かって
いたということです。

石丸助教授らは、さまざま
な機能を働かなくしたマウス
の実験で、NFκB2という
タンパク質も過剰なT細胞
活性化を抑制していることを
見つけました。

早く過剰な免疫細胞の働き
を抑える機序を明らかにして、
自己免疫疾患やアレルギー
疾患の治療に応用してもらい
たいと思います。

世界初のT細胞のiPS細胞の

技術を用いた量産の報道動画

です。

www.youtube.com/watch?v=PBu3lsWdDF0

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
過剰な免疫は、箇条書きの
方法で押さえるしかないので
しょうか?T細胞の免疫を
免役して欲しいものです。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
編集後記

覚醒剤で一度神経細胞が
損傷されるとほとんど対策が
ないというのが実情です。
北朝鮮のように国家ぐるみで
覚醒剤を輸出している国が
ある内は悲劇が繰り返される
とこれまで考えられてき
ました。アメリカで治験を
やる前に、早く日本でも治験
をやって欲しいというのが、
私の率直な感想です。
日本の場合、覚醒剤中毒にて、
どれだけの経済損失、人的
損失を被っているか厚生労働
省の認識が足りないといえる
のではないでしょうか?

覚醒剤の治療は隔世の感だ。笑
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨

職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。