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診療マル秘裏話 Vol.230 平成20年4月24日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
目次
1)  糖尿病の発症メカニズム
2) 統合性失調症にかかわるタンパク質

 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

 
1】 糖尿病の発症メカニズム

血糖値を下げる「インスリン」
を分泌する細胞は、特殊な
たんぱく質によって働き過ぎない
よう調節されていることが、
岡芳知・東北大教授(分子代謝
病態学)らの研究で分かりました。
細胞の「過労死」を防ぎ
インスリン分泌能力を長持ちさせ
る糖尿病治療法につながるとして
注目されています。

インスリンは膵臓(すいぞう)
にあるβ細胞から分泌されて
います。「2型糖尿病」は、
インスリンの分泌能力に対し
ブドウ糖の過剰状態が続くこと
などで発症します。過食などで
血糖値が上がりインスリンを
大量に出し続けると、β細胞が
疲弊し2型糖尿病を発症しやすい
ということです。

研究チームは、糖尿病マウス
ではβ細胞の活動を制御する特殊
なたんぱく質「4E-BP1」が
増えることに着目しました。
マウスのβ細胞に、薬剤で糖尿病
のときと同じような負荷を与えた
ところ、4E-BP1が約10倍
に増加し、β細胞の活動を抑え
ました。また、糖尿病で
4E-BP1を持たないマウスは
β細胞が減り、一般的な糖尿病
マウスと比べインスリン量は半分
以下になり、血糖値も急激に悪化
しました。

石原寿光講師は「4E-BP1
と同じ働きをする薬剤ができれば、
インスリン分泌を極端に減らさ
ない程度に投与し、β細胞を保護
する治療ができるようになる」と
話しています。米科学誌
「セル・メタボリズム」に掲載
されました。

糖尿病の基礎的な事柄の動画

です。あの猪瀬東京都知事が

借りていた徳洲会病院の作った

ものですが、間違ったことは、

言っていません。ただし、

ヘモグロビンA1cは、日本の基準

(JDS値)を使っていますが、現在

では、世界基準の値(NGSP値)が

用いられており、0.4値が高くなって

います。

www.youtube.com/watch?v=Xo4eFGXdgEs

 
 
 
 
 






特種なタンパク質から特殊な
機能が得られた。笑

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2】 統合性失調症にかかわるタンパク質

記憶や行動に影響を及ぼし、
統合失調症の発症にもかかわる
タンパク質を、アステラス製薬
(東京)の松本光之(まつもと・
みつゆき)主管研究員と
米国立精神衛生研究所などの
チームが発見し、米科学
アカデミー紀要(電子版)に
4月7日付で発表しました。

このタンパク質の働きを抑える
物質が見つかれば、統合失調症
などの治療薬に使える可能性が
あるということです。同社は
その可能性にしたがって研究を
進めています。

中枢神経で強く働いている
「SREB2」と呼ばれる
タンパク質です。人や動物の
ゲノム(全遺伝情報)を利用
した薬の研究過程で見つかり
ました。

松本さんらは、SREB2
が脳で過剰に機能するマウスと、
働かないマウスの2種類を作って
調べたところ、過剰なマウス
では脳が小さくなり中のすき間
が拡大しました。記憶や情報
処理など、統合失調症と関連する
障害も観察されました。

一方、SREB2が働かない
マウスでは脳の重量が増加し
ました。記憶力も向上するなど
逆の傾向がみられました。

さらに米国立精神衛生研究所
の解析で、SREB2は人でも
統合失調症へのかかりやすさを
左右し、記憶に関係する、脳の
「海馬」と呼ばれる部分の大きさ
に関係していることが判明し
ました。

統合失調症の最新情報に関する

動画です。

www.youtube.com/watch?v=8dz5vbt9Nz0

 
 
 








箇条書きで意識過剰になる。笑

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編集後記

糖尿病の発症メカニズムは、
まだ全て解明されていません。
発症すると完治する見込み
がないため、コントロールを
つけるしかありません。
しかしメカニズムが完全に
解明されれば完治もあり得る
ようになるかもしれません。
早くその日が来て欲しいもの
です。統合性失調症も、現在
の医学では完治は難しいと
されています。「SREB2」
が働かなくする薬剤が開発
されれば、患者さんにとって
は大きな福音となるでしょう。

改名してもメカニズムの解明
にはならない。笑

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