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診療マル秘裏話 Vol.229 平成20年4月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

目次
1)  ガン細胞の転移の一因はミトコンドリアDNAの突然変異
2) 感染の繰り返しで弱毒株から強毒株に変異

 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

 
1】 ガン細胞の転移の一因はミトコンドリアDNAの突然変異

島根大医学部生命科学講座
腫瘍(しゅよう)生物学の
本間良夫教授の研究室が、
ガン細胞の転移は
ミトコンドリアDNAの突然
変異が一因であることを、
初めて突き止めました。
今後は成果をガン医療へ応用
することを目指して同大
医学部付属病院と共同研究を
続ける予定です。研究が今後、
ガンの転移を予防する効果的
な治療法の開発につながる
ことが期待されています。

ミトコンドリアは、生命
維持に必要なエネルギー合成
の役目を担う細胞内の小器官
です。細胞の核にある
遺伝情報(核DNA)と別に、
「ミトコンドリアDNA」
と呼ばれる独自のゲノムが
存在します。これまでガンの
転移はミトコンドリアDNA
の突然変異が関係すると考え
られていましたが、関連性は
明らかにされていません
でした。

研究ではミトコンドリア
DNAの突然変異が、ガン
転移の一因となることを
マウスや人間のガン細胞で
証明しました。また、転移性
の高いガン細胞では活性酸素
種などが増えており、これに
抗酸化剤処理を行うことで
転移が抑制できることも
わかりました。

研究にかかわったのは同大
のほか、千葉県ガンセンター、
筑波大大学院の研究者の約10
人です。島根大では本間教授
のほか、竹永啓三准教授(55)、
秋元美穂助教(30)が関わり
ました。秋元助教は06年に
筑波大大学院から、竹永准
教授は今年4月に千葉県ガン
センターから、それぞれ研究
を続けるため島根大に移って
きました。

同大ではガン研究に重点を
置いています。同大付属病院
内には昨年、「腫瘍センター」
を設置しました。本間教授ら
の属する腫瘍生物学教室も、
ガンの臨床研究に力を注ぐ
目的で4月1日に医学部生命
科学講座に新設されました。

今後この研究の主要拠点は
島根大に移ります。研究室
では島根大医学部付属病院と
共同して、どの種類のガンに
突然変異が多く見られるか
など細かな研究を進め、
ガン転移や新たな抗ガン剤の
開発研究を進める予定という
ことです。

今回の成果は米国の著名な
科学誌「サイエンス」の
インターネット版に4月4日付
で掲載され、今後は世界中で
研究競争の激化も予測され
ます。治療法の確立にはまだ
まだ研究の時間が必要と推測
されますが、本間教授は
「転移抑制についての攻め
どころもわかってきた。今後
は激しい(国際間の)競争が
あると思うが、病院と共に
きめ細かく長時間かけて研究
を進めていきたい」と抱負を
語りました。

ガンとは、何かという基本的な

ことから分かりやすく解説した

動画です。

www.youtube.com/watch?v=IvRKtrK20dU
 
 
 
転移の腫瘍を主要にたたく
方法。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2】 感染の繰り返しで弱毒株から強毒株に変異

2005年に茨城県などで発生
した毒性の弱い鳥インフル
エンザのウイルスを、ヒヨコ
からヒヨコに繰り返し感染
させると、鶏を高確率で死な
せるほどに毒性が強まること
を、鳥取大の伊藤寿啓
(いとう・としひろ)教授ら
が実験で確かめ、4月3日発表
しました。

弱毒性ウイルスに特有の
気管や腸だけでなく、脳を
含む全身の組織で増殖する
よう遺伝子が変異して
いました。伊藤教授は
「ウイルスが弱毒性で死んだ
鶏が出なくても、放置せずに
すべての鶏を素早く処分する
必要がある」と指摘して
います。

伊藤教授らは、茨城県の
養鶏場で採取したウイルス
(H5N2型)をヒヨコから
別のヒヨコに次々に感染
させて実験しました。
最初は無症状でしたが、8回
目の感染で弱い症状が出始め、
17回目には脳で増殖するよう
になりました。20回目には
感染したヒヨコが死ぬように
なり、28回目にはウイルスを
注射した8羽の鶏すべてが死ぬ
ほど、毒性が強まりました。

調べると、感染に重要な
役割を果たすウイルスの表面
タンパクの構造を決める
アミノ酸配列遺伝子が変化
していました。伊藤教授は、
別の遺伝子も変化したとみて
解析を進めているそうです。

弱毒性と強毒性の違いについて

の動画です。

www.youtube.com/watch?v=LEVkWArZlHQ

 
 
 
乾癬は、感染しません。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

編集後記

ガンの転移については、まだ
研究が始まったばかりで、複数
の要因が考えられています。
ミトコンドリア遺伝子の変異に
より、転移が促進され、抗酸化
作用により、転移が抑制できた
ということは、複数の要因の中
でも主要な働きをしているの
ではと推測されます。感染を
繰り返すことで弱毒株の
インフルエンザウイルスが強毒
株に変異するとすれば、H5N1型
の鳥インフルエンザが、更に
強毒化し、人から人への感染
能力を獲得し、新型インフル
エンザとなる日もそれ程遠く
ないと考えられます。

インフルエンザDNAの変異は、
偏移する。笑

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