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診療マル秘裏話 Vol.178 平成19年4月26日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

目次
1) 野菜のガン予防因子
2) 網膜の再生に成功

 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

 
1】 野菜のガン予防因子

ブロッコリーなどの野菜に
含まれるガン予防成分を
作るのに欠かせない遺伝子を、
理化学研究所などの研究
グループが発見しました。
この成分を増やした野菜や
錠剤の開発につながるという
ことです。4月9日付の米科学
アカデミー紀要(電子版)に
掲載されました。

ブロッコリー、キャベツ、
大根などアブラナ科の野菜
には、アミノ酸から作られる
「グルコシノレート」と呼ば
れる成分が含まれ、かむこと
で辛み成分に変化します。
この辛み成分は発ガン物質の
解毒を促進する作用があり、
アブラナ科の野菜にガン予防
効果があることが知られて
いますが、グルコシノレート
がどのようにできるか解明
されていませんでした。

研究グループは、グルコ
シノレートの合成にかかわる
遺伝子を探すため、アブラナ
科の仲間で遺伝情報の解読が
完了しているシロイヌナズナ
の約2万7000個の遺伝子を
解析し、「PMG1」という
遺伝子を見つけました。
シロイヌナズナの遺伝子を
操作してPMG1の働きを
抑えたところ、グルコシノ
レートの量が最大で400分の
1程度に減少しました。また、
シロイヌナズナの培養細胞で
PMG1の働きを強めると、
グルコシノレートが蓄積する
ことも分かり、PMG1が合成
に欠かせないと結論づけました。

理研の平井優美リーダーは
「グルコシノレート合成の
仕組みは他のアブラナ科植物
にも広くあてはまる可能性が
高い。PMG1を使って
グルコシノレートの量を増や
したガン予防効果の高い食品
開発にもつながる」と話して
います。アブラナ科の植物を
良く噛んで食べるとガン予防
になるようです。健康食品が
開発されるまでは、ガンばって
野菜を多く食べましょう。

以前にも同じ動画を紹介しましたが

リーダー平井優美さんの講演です。

www.youtube.com/watch?v=Lx8OmH2PAw0

 
 
 











辛み成分は、絡み性分では
ありません。笑

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2】 網膜の再生に成功

独立行政法人の研究機関、
理化学研究所発生・再生科学
総合研究センター(神戸市)
の研究グループは、マウスや
サルの傷ついた網膜に薬を
作用させ、物を見るのに必要
な視細胞の再生を促すことに
成功しました。神経細胞を
助ける役割のグリア細胞が
分裂し、新たに視細胞が
できたということです。再生
した細胞が機能すると確認
されれば、眼球に薬を注射
して網膜を再生させる治療法
の道が開けます。4月11日付の
米科学誌「ジャーナル・オブ・
ニューロサイエンス」に掲載
されました。

目に入った光は網膜の
視細胞で感知され、視神経を
通じて視覚情報として脳に
伝えられます。網膜は一度
傷つくと修復が難しく、
視細胞が徐々に失われる網膜
色素変性という病気は日本に
約3万人の患者さんが
いらっしゃいますが、有効な
治療法は現在のところ
ありません。グループは、
マウスやサルの網膜を
取り出し、「Wnt3a」と
いうたんぱく質などを投与
することで、網膜のグリア
細胞を盛んに分裂させること
に成功しました。さらに
視細胞が作られる際に必要な
レチノイン酸を加え、視細胞
になることを確認しました。

高橋政代チームリーダー
(眼科学)は「マウスやサル
でも自然な網膜の再生はごく
わずか。研究を治療に生かす
には、人でも網膜再生が
起きるか調べ、新しくできた
視細胞が網膜の神経回路に
組み込まれるか確認しないと
いけない」と説明しています。

上記高橋政代チームリーダー

の登場するニュース動画です。

www.youtube.com/watch?v=8ldLYU3WCIc

 
 
 










「網膜」の損傷は、「もう負く」
ではありません。笑

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編集後記

疫学的調査で、ガンの予防
に野菜の摂取が効果があると
いうことは、聞いたことが
ありました。しかし、
アブラナ科の植物に特定して
グルコシノレートという物質
が予防に聞いているという
情報は今まで知りません
でした。私も大腸ガンの
ハイリスク群に入っている
ので、是非アブラナ科の植物
を食べて、運動してみたいと
思います。網膜の再生に動物
実験で成功したというのは、
すごいことであると思います。
ただし視細胞が網膜の神経
回路に取り込まれることの
確認を急いで頂きたいと思い
ます。

再生医療が、最盛となって
欲しい者です。笑

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