美しい肌Vol.410

2014-01-15 23:56:51

カテゴリー:女性の美容と健康

アフリカンマンゴーノキ1

写真はアフリカンマンゴノキです。

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美肌の野菜&果物(各論:アフリカンマンゴノキ)

 
 
 
 
アフリカンマンゴノキの正体

アフリカンマンゴノキとは、アフリカン

マンゴノキ属ニガキ科の高木で、

中央から西アフリカやインドなどの

湿度の高い熱帯地方の低木が

集まる森に自生している植物です。

学名はアーヴィンジア・ガボネンシス

といいます。アフリカンマンゴノキは

英語名をアフリカンマンゴーといい

ます。マンゴーに似た緑色から黄色

の果実をつけ、果実や種子が食用

にされます。アフリカンマンゴノキの

種子やエキスはスープのとろみや

味付け、菓子、食用油脂などとして

常用されています。アフリカ各地では、

アフリカンマンゴノキが体重を減少

させたり過激な食欲を抑えたりする

働きのある薬草として古くから知られて

います。アフリカンマンゴノキは

メタボリックシンドロームの予防や

ダイエットを目的として、食事に

加えたりサプリメントに配合されて

います。また、化粧品の原料として

アフリカンマンゴノキの油脂(バター)が

使用されています。アメリカでは

アフリカンマンゴノキの種子を

乾燥させ、抽出、粉末化したエキス

を使ったサプリメントも人気を集めて

います。近年、アフリカンマンゴノキの

機能性が研究されており、脂肪の合成

を抑えたり、炭水化物の吸収を抑える

といった働きがあることがわかって

きました。この様な働きについては、

後述させて頂きます。なお次の歴史

の項から行替えがうまくいっていません。

読みにくくなってしまい申し訳あり

ません。

 
 
 
アフリカンマンゴノキの歴史
アフリカマンゴノキの果実と種子は、古く
から食用および薬用とされていました。
歴史を遡ると、中央から西アフリカの狩猟
民族が食欲を制御できる食材あるいは薬
として利用していたとされています。現在
でも、スープのトロミや味付け、また食用
油脂の原材料などとして一般的に使われ
ています。一方、その種子エキスが
サプリメント原料として開発され、供給が
始まったのは2009年と比較的最近のこと
です。最初に配合したのは
米ライフエクステンション社です。その後
しばらく同社が独占的に使用していました
が、2011年に入り、GNC社など他社から
も配合製品の市場投入が相次ぎました。
また、北米などで人気の健康情報番組
「ドクター・オズ・ショー」に取り上げられる
など、メディア露出も多かったそうです。
その結果、いまでは「米国では誰でも
知っているダイエット素材」(国内原料商社)
と言われています。アフリカマンゴノキエキス
で最も流通量が多いのは、米国の原料メーカー
が開発した「IGOB131」という製品ブランド
で、機能性データはすべて同原料で取得
されたものです。日本での販売は、非変性
Ⅱ型コラーゲン「UCⅡ」などの原料を取り
扱う龍泉堂を通じて11年5月に始まりました。
その後、同社による照会を経て、厚生労働省
は近年、アフリカマンゴノキ種子を食薬区分
の非医薬リストに新規収載したそうです。
アフリカンマンゴノキの雑学
アメリカ合衆国の食育の背景には、肥満
や生活習慣病の問題があります。アメリカ
の肥満者率は30%を超え、非常に高い
割合を占めています。アメリカ人が肥満
となる原因として、日本人などの東洋人
と比較して高いインシュリン分泌能をもつ
ことが挙げられます。血糖値が上がり
やすい食品を大量に摂取すると
インシュリンの働きにより、高血糖を形成
する糖分が大量に脂肪細胞に吸収される
ことが分かっています。大量に吸収された
糖分は、グリコーゲンなどの再び糖分に
変換可能な形での貯蔵が行われません。
大部分は、中性脂肪に変換されて、
脂肪細胞中の中性脂肪の割合が多く
なります。その結果肥満となるわけです。
肥満に伴い起こりやすくなる病気に
心疾患があげられます。心疾患での
死亡率が日本では10万人に57人
であるのに対し、アメリカでは184人と
非常に高いことが問題視されています。
このような事態を重くみたアメリカの
連邦農務省と連邦厚生省は、1980年
以降に共同し『アメリカ人のための
食生活指針』を5年ごとに発行して
います。学校給食はこの指針に基づいた
内容のメニューを提供することが義務
付けられています。しかし、学校給食は
生徒が自ら選ぶ形式になっていることが
多く、その際の選び方に関しての指導が
ほぼなされていないという指摘がされて
います。日本とは異なりアメリカは給食
が必須ではないため、ファーストフードや
スナック菓子を昼食にする生徒も多い
ようです。このように肥満が社会問題に
なっているアメリカでは、ダイエット目的
のサプリメントや成分の研究が盛んに
行われており、その中でもアフリカン
マンゴノキエキスは効果が高いもの
として注目を集めています。さらに、
私が調べたところでは、アフリカン
マンゴノキエキスのサプリメントは、比較的
安価であるということです。酵素ダイエット
のサプリメントは、アフリカンマンゴノキ
エキスのサプリメントの2倍以上の金額で
高価でした。また、ダイエットをする時は、
絶対に嘔吐しては、なりません。その理由
が次の動画です。
アフリカンマンゴノキの有効成分
アフリカンマンゴノキの有効成分について
は明確にはされていませんが、多くの健康
効果が期待されるとして今後の研究に注目
が集まっています。  アフリカンマンゴノキは、
ある1つの成分が効能を持つわけではなく、
様々な成分が働き合うことによってダイエット
効果や生活習慣病を予防する効果があり
ます。そのため、様々な成分の寄与する
ダイエット効果の骨子についてご紹介します。
①脂肪細胞から作り出されるC-リアクティブ
プロテイン(CRP)がレプチンと結合することに
より血液脳関門をレプチンが通過できなく
なり(レプチン抵抗性)、満腹指令が脳に届き
にくくなります。アフリカマンゴノキを摂取する
とCRPが低下するため、レプチンが複合体を
形成するのを抑制して脂肪の分解を促進し、
食欲を抑える信号を脳に伝えるレプチンの
働きを阻害しなくなります。
②アフリカマンゴノキには脂肪をコントロール
するシグナルであるアディポネクチンの
血中濃度を約2.6倍にする働きがあり、
ダイエットシグナルであるレプチンをしっかり
脳に送り、中性脂肪の分解を促し、インスリン
の感受性を高め(働きをよくする)、血管拡張
作用により動脈硬化や心筋梗塞、高血圧など
血管系の疾患も改善させる可能性が期待
されています。
③アフリカマンゴノキには脂肪細胞内で
血糖分を中性脂肪に変換し、蓄積する働き
のある酵素として知られるグリセロール-3-
リン酸脱水素酵素(GPDH)を阻害します。
中性脂肪になりにくくなることによる減量
ダイエット効果が期待できます。
④炭水化物(デンプン)が吸収されるため
には消化酵素のアミラーゼによって分解
される必要がありますが、アフリカマンゴノキ
にはアミラーゼを阻害する働きがあるため、
デンプンが糖に分解されず体内に吸収
される糖の量が減少します。吸収されない
デンプンは、便と共に排泄されます。
その結果、食後血糖値の急激な上昇が
抑えられ、抗糖化作用があると考えられて
います。
アフリカンマンゴノキのダイエット効果、美肌効果
上記の有効成分のところでお話した
ダイエット効果の骨子に肉付けして、
もう少し分かりやすく解説いたします。
少々重複するところがありますが、ご了承
ください。食事で食事の中に含まれる
三大栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質)
を摂取すると消化管内で消化され、糖質
と脂肪とアミノ酸になります。人間が活動
するために糖質と脂肪がエネルギー源
として主に使用されますが、使い切れ
なかったエネルギー源は脂肪細胞に蓄積
されます。糖質の中でもグルコース(ブドウ糖)
は、インシュリンの働きで脂肪細胞の中に
吸収され、脂肪細胞の中で脂肪に変換され
ます。その変換を担う酵素がグリセロール-
3-リン酸脱水素酵素(GPDH)です。アフリカ
マンゴノキは、この酵素を阻害することで、
ブドウ糖が脂肪に変換されるのを防ぎます。
この変換が次第におこると脂肪細胞が肥大化
します。この脂肪細胞が次第に肥大化して
いくと、肥満症状を示します。脂肪細胞から
分泌されるレプチンとアディポネクチンという
生理活性物質が肥満に大きく関わっている
とされています。レプチンは善玉ホルモン
といわれており、脳に満腹であることを伝え
過食を抑える働きと、脂肪細胞の多くを
占める中性脂肪の分解を促し、エネルギー
源として使うことができる脂肪酸に分解する
働きがあります。このレプチンの働きがCRP
というタンパク質との結合によって阻害される
と、脳(満腹中枢)に食欲を抑制する指示が
届かず、さらに脂肪が分解されにくくなり
エネルギーが脂肪細胞に溜まっていきます。
ますます肥満の方向に向かいます。このCRP
というたんぱく質をアフリカマンゴノキが低下
させるので、レプチンが脳(満腹中枢)に食欲
を抑制する指示を届けやすくなります。その
結果、過剰な食欲が抑えられ、少量の食事
でも満腹感が得られ、肥満が解消の方向に
向かいます。このレプチンの働きを活性化
させる働きを持つ成分が、もうひとつの善玉
ホルモンであるアディポネクチンです。
アディポネクチンとは内臓脂肪細胞で作ら
れる超善玉物質で、大阪大学分子制御
内科学教室の松澤教授のグループによって
発見された生理活性物質です。抗糖尿病
作用、抗動脈硬化作用、抗炎症作用、
抗肥満作用を併せ持つ分子であることが
多くの研究者により明らかにされています。
ところが脂肪細胞が肥大すると
アディポネクチンが産生されにくくなり、
レプチンの働きが弱くなってしまいます。
アフリカンマンゴノキは、食欲を抑える
ホルモンであるレプチンがスムーズに
働けるサポートをします。具体的には、
アディポネクチンの分泌を促進することで、
レプチンが働きやすくするそうです。
それに加え、上記のグリセロール-3-リン酸
脱水素酵素(GPDH)阻害作用とCRP低下
作用も、レプチンが肥満解消に向け働き
やすくします。アフリカンマンゴノキには
糖質が吸収されるために必要な消化酵素
であるアミラーゼの働きを阻害する働きが
あります。このため、体内に吸収される糖質
の量が減少します。その結果、血糖の急激
な上昇が抑えられ、インシュリンの分泌が
必要なくなります。インシュリンの分泌が
必要なくなれば、肥満も解消の方向に
向かいますし、老化に密接に関係している
糖化反応を抑制することができます。
糖化反応は、食後の高血糖により促進
されることが分かっているからです。
糖化反応が抑制されれば、最終糖化産物
(AGEs)が生成されにくくなり、最終糖化産物
(AGEs)の分解を目的とするコラゲナーゼ
(コラーゲン分解酵素)やエラスターゼ
(エラスチン分解酵素)の過剰分泌が必要
なくなります。コラーゲン・エラスチンが保たれ、
保湿効果が得られるため美肌の方向に
向かいます。またコラーゲン・エラスチンが
保たれるとしわとたるみが少なくなります。
今回は、ここまでとさせて頂きます。
アフリカンマンゴーは、アフリカに生えている
マンゴーではありません。笑
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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