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2013-12-29 15:51:46

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診療マル秘裏話 Vol.425 平成24年1月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
目次
1) 能力が低い精子でも受精の確率を高められる漢方薬
2) マイコプラズマ肺炎の大流行

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 能力が低い精子でも受精の確率を高められる漢方薬

漢方薬などに使われる甘草
(かんぞう)に含まれる成分に、
能力が低い精子でも受精の確率
を高められる効果があることを、
長崎国際大薬学部
(長崎県佐世保市)の田中宏光
(たなか・ひろみつ)准教授ら
の研究グループが、マウスを
使った体外受精実験で確認し
ました。

人にも効果があれば、男性が
ドリンク剤で飲んだり、女性が
座薬で摂取したりすることで
受精率が向上すると推測され
ます。

田中准教授によると、マウス
による体外受精実験では、受精
の能力が低い雄5匹の精子と
健康な雌5匹の卵子を使用し
ました。それぞれの精子と卵子
を、通常の体外受精時に使う
培養液と甘草の成分を混ぜた
培養液とで受精させ、受精率を
比較しました。

通常の培養液で0%だった
検体と同じ組み合わせのペアが、
甘草の成分入りでは15・6%
に、通常で43・5%のペアが
甘草成分入りで84%になる
など、全ての検体で効果が確認
されました。

研究グループは今後、家畜へ
の効果を確認し、今年中にも
人への応用研究に移行する方針
とのことです。

妊娠を望む夫婦のうち2年
以上子どもができない夫婦は
約10~15%で、うち4割は
男性側に原因があるとされ、
田中准教授は「人用の薬が開発
されれば、体外受精を選択する
前の簡便な不妊治療薬として
期待できる」と話しています。

甘草はマメ科の多年草で、
漢方薬のほか、健康食品や
化粧品などに広く使われて
います。

男性不妊について詳しく解説

している動画です。

 
www.youtube.com/watch?v=Wgi3LwXQ2nI&list=PLCD99819ADB39D66A
 
 
 
 
 

























鑑三さんが、甘草を飲んだら
子だくさんになりすぎていかん
ぞう。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2】マイコプラズマ肺炎の大流行

かつては4年ごとに流行する
ため、“オリンピック病”と
呼ばれていたマイコプラズマ
感染症ですが、2011年6月ごろ
から全国で小児の感染が増え
始め、国立感染症研究所感染症
情報センターの12月16日時点
での報告数は定点当たり1.51
と例年の2倍以上となりました。
感染の拡大に伴い、重症化
する症例も増加しています。
博慈会記念総合病院(東京都
足立区)小児科副院長の田島剛
氏は「通常、マイコプラズマ
肺炎による入院患者は月に
3~4人だが、11年8月には、
20人近くまで増加した。地域に
よっては例年の10倍以上の患者
が来ているのではないか」と話
しています。

マイコプラズマの診断には、
10分程度で判定ができるイムノ
カードがあります。ですが、
この診断法はイムノクロマト法
で血清中の特異的IgM抗体を
検出するため、発症初期に検査
をしても、陰性となる場合
があります。田島氏は「血清中
のIgM抗体を検出する微粒子
凝集反応(PA法)とIgG抗体を
検出する補体結合反応(CF法)
の両方を行い、2~3週後にペア
血清を見るとより確実だ」と
話しています。

早期診断には臨床症状からの
判断が大切です。「発症年齢や
症状、数カ所に網状顆粒状など
の陰影が見えるといったX線
所見のポイントを把握すること
が重要」と田島氏は話しています。

治療には抗菌薬が使われます。
現在の第1選択薬はマクロライド
系抗菌薬ですが、この抗菌薬に
対する耐性率が年々高まって
きています。

北里大北里生命科学研究所
病原微生物分子疫学研究室特任
教授の生方公子氏らが、02年
より地域の基幹病院5施設から
の検体を解析したところ、
耐性率は11年11月時点で86.3%
となっていました。

マイコプラズマ肺炎に関する動画

です。

 
www.youtube.com/watch?v=oOLHfNOlRhw

 
 
 
 

























基幹病院の融通が効かん。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

編集後記

不妊症の治療にまた一歩、
漢方薬が貢献することが
分かりました。子供ができない
のは、当人だけの問題だけ
でなく人口が減少している
日本国の深刻な国家レベルの
問題であると思います。少子
高齢化を食い止め人口が維持
できるよう、ガンばれ甘草。
と励ましたくなります。
マクロライド耐性マイコ
プラズマの脅威を何度も経験
しています。細胞内寄生体
ゆえ、通常のセフェム、
ペニシリンが効かないことを
考えると診断が遅れ治療が
遅れる可能性は充分あります。
驚異の胸囲は、脅威だ。笑

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