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診療マル秘裏話 Vol.170 作成19年3月1日
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
目次
1) 運動による大腸ガン予防効果
2) 個人の遺伝情報の解析
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し
下さい。

1】 運動による大腸ガン予防効果

日常的に運動をしている男性は、
あまりしない男性に比べ、大腸ガン
になる危険度が低いことが、
厚生労働省研究班(主任研究者・
津金昌一郎(つがね・しょういちろう)
国立ガンセンター予防研究部長)
が2月20日発表した疫学調査で
分かりました。

運動によるガン予防効果が
あらためて裏付けられた形となって
います。女性では今回、同様の傾向
が確認できませんでしたが、研究班
は「家事労働の影響を正しく評価
できなかったためかもしれない。
適度な運動は女性の健康増進にも
役立つはずだ」と話しています。

研究班は1995年から2002年まで、
全国9府県で40-69歳の男女約6万5000
人を調査しました。1日の運動量に
応じて参加者をグループ分けし、
大腸ガン発症との関係を調べました。

その結果、男性のうち運動量が
多いグループほど大腸ガンリスクが
低くなることが確認されました。
肉体労働や激しいスポーツを日常的
にしている人は、ほとんど運動
しない人に比べ、発症の危険度が
約30%低下していました。
大腸ガンのうち結腸ガンで特に
こうした傾向が強く、1日3時間以上
歩いたり立ったりする程度の運動
でも一定の予防効果がみられました。

私も大腸ガンのハイリスクを抱えて
いるので毎日乗馬マシーンで運動して
います。ガン予防運動を運動で行う。笑
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2】 個人の遺伝情報の解析

1滴の血液から、わずか30分以内
に薬の効き方など個人の遺伝情報
の違いを判別できる手法を理化学
研究所などの研究グループが開発し、
2月19日、米科学誌「ネイチャー・
メソッズ」(電子版)に発表し
ました。

患者さんの遺伝子が肺ガンの
治療薬「イレッサ」に効果がある
タイプかどうか判断する臨床試験
を3月にも横浜市立大先端医科学
研究センターと共同で始める予定
だそうです。

この手法は、独自に開発した
DNA合成酵素を用いるもので、
血液からDNAを精製して
増幅させる従来の手法(PCR法)
を大幅に簡略化したということ
です。

同研究所の林崎良英
(はやしざき・よしひで)
主任研究員は「通常は結果が出る
のに1時間半から数日かかるが、
この手法なら患者が診察に
来て、帰るまでに結果が出せる。
お酒のアルコールを分解する酵素
の働きの強弱や、かかっている
インフルエンザのタイプも
手軽に調べられる」と話して
います。

キメラ(臓器によって複数の
遺伝情報
をもつ動物【人間も含む】)の
場合、DNAによるこのような判定
検査は微妙で決められません。笑

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編集後記

運動で予防できる割合は少ない
ですが、この研究で酒とタバコが
高いリスクファクターとなること
が示されています。両方の方は
さらに加速的にリスクが高くなる
ようです。私はどちらもないので
運動にいそしみたいと考えて
います。イギリスでは、遺伝情報
から犯罪の割り出しを行って
います。しかし非常に少ない
割合でキメラ(臓器によって複数
の遺伝情報をもつ動物
【人間も含む】)がいます。
その場合はどうするのでしょうか?
一滴の血液や唾液の採取など
少ない検体であれば、あるほど
キメラの場合の対応を考えて
おかなければならないでしょう。

少量の検体が倦怠期を生み、
献体する人が減る。笑

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