美しい肌Vol.402

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2013-11-21 22:19:34

カテゴリー:女性の美容と健康

ペパーミント

写真はペパーミントです。

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美肌の野菜&果物(各論:ペパーミント)

 
 
 
 
ペパーミントの正体

シソ科の植物で、セイヨウハッカとも

呼ばれているハーブの一種です。

ameblo.jp/eitokukai51/
entry-11535637620.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

ペパーミントとは、シソ科ハッカ属の

多年草植物で、日本ではセイヨウハッカとも

呼ばれるハーブの一種です。ペパーミントは、

スペアミントとウォーターミントの交配種で、

ミントは現在、スペアミント系とペパーミント

系の大きく2つに分けられます。スペアミント

はほのかに甘い香りが特徴的で、主にガム

や歯磨き粉などに利用されています。

ペパーミントは、メントール(揮発性の

精油成分です。独特のハッカ臭と清涼感が

強いのが特徴で、高い抗菌作用を持って

います)の含有量が多いため、スペアミント

よりも強力な香りと清涼感が特徴です。

眠気覚ましや集中したい時にぴったりの

香りです。また、消化器系の器官の働きも

よくするため、吐き気や乗り物酔いには

欠かせない精油です。ただ、ケトン類を多く

含むため、妊婦さんのつわりには使用不可

です。ペパーミントの使用部分は主に葉

であり、乾燥させてハーブティーや

サプリメントなど食用に使用されます。

また、葉から抽出したオイルはアロマオイル

やエッセンシャルオイルにも配合されて

います。なじみやすい香りで、店頭でも常に

人気の香りです。また、神経系の痛み、

皮膚のかゆみ、じんましんなどに、他の精油

とブレンドして使用すると、とても効果的です。

また、殺菌・消毒・消臭作用が、家庭での

ふき掃除や台所の除菌、ゴミ箱・くつ箱など

の消臭に役立ちます。ペパーミントはミントの

中でも特に効果が高い品種であるといわれて

おり、ヨーロッパで薬用に利用されるミントは、

そのほとんどがペパーミントです。足がだるい

時、ジェルやオイルに加えてマッサージする

と、とてもスッキリします。体にかゆみが出て

いる時に、抗炎症系・鎮静系の精油ブレンド

に少しペパーミントを足すだけで、抜群の痒み

止めになります。昭和薬科大とロッテ中央

研究所が数年前に、ペパーミントの精油濃度

(O.04%)以上で、病原性大腸菌のO157を

完全に殺菌できると研究結果を出しました。

研究グループの笹津備規(まさのり)助教授

(微生物学)は「食品に使われている物なので

安全です。まな板の消毒など、さまざまな

使い道がある」と話しています。

風邪予防のアロマスプレーの作り方です。

 
www.youtube.com/watch?v=zP4KS7CU6kw

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ペパーミントの歴史

ペパーミントは約3000年前の古代ギリシャ

時代に地中海沿岸で栽培が始まり、

世界各国に広がったと言われています。

また一説には中国からインド・エジプト・

ヨーロッパを経たとも言わ れてますが、

ヨーロッパでは相当古くから使われてきたよう

です。かつて日本のペパーミントは

メントールの含有量が世界でもっとも多く、

戦争前まで銀の小箱に入れられ香料の原料

としてヨーロッパに輸出されていた時代も

ありました。BC3733年に完成したギゼー

の大ピラミッドの建設には労働者の 食事に

ミントが用いられたという記録があります。

またミイラの下にミントを 敷いて腐敗防止に

役立てたそうです。

ミントはフランス語で「Menthe」、スペイン・
イタリア語で「Menta」と 書きますが、この

「メンタ」とはギリシャ神話の妖精「Minthes」
の名にちなんでます。ハーデス の妻

ペルセフォネーの嫉妬に触れ、踏みにじられ

植物のペパーミントにされた妖精の名前と

言われています。古代ギリシャでは生薬として

使われていました。「医学の父」と呼ばれた

ヒポクラテスの医学書にペパーミントのことが

記載され、41種類の治療薬の中に

ペパーミントを加え、健胃薬、気付け薬として

処方しています。古代ギリシャ人の祝宴では

ペパーミントの束をテーブルの上に置いたり、

床に敷き詰めたりしました。そして、

ペパーミントで編んだ  冠は、迎える人を

飾り、客人の頭に載せて歓迎したそうです。

これは、 ペパーミントの香りが、お酒を

飲んで酔いが回っているときに心地よい働き

をもたらすことが経験的に知られていた

からだという説があります。また、ペパーミント

は幸福の象徴とされ、花嫁はペパーミント

の冠を身につける習慣もありました。

古代ギリシャ時代では、ペパーミントは

「力強さ」の象徴とされ、右腕に付けたり、

ペパーミントをすりこんでいました。

ペパーミントの香りは心の疲れを癒してくれる

と信じられ、お風呂に加えたり、化粧水を

作りました。また人々はミントの葉を、

におい袋の中に詰めたり、御香として焚いて

使っていました。古代ギリシャ人の日常では

ペパーミントをお茶の中に入れて 飲んで

いたそうです。それはペパーミントが体を冷やす

ことを知っていたからだといわれてます。

成分のメントールが低温を感じる神経に働き

かけ、冷たいものに触れた時と同じ反応を身体

に生じさせるからだと言われています。

 
 
ペパーミントの雑学

ペパーミントの原産地はヨーロッパで、現在は

欧米諸国などを中心に、世界中で広く栽培

されています。ペパーミントは湿地を好み、

イギリスの気候条件が栽培に適しているとされ、

イギリス産のペパーミントが最も高品質である

といわれています。ペパーミントを摂取する

ことによって、消化器(食物を摂取してから

消化し、栄養素を吸収した後、排泄にいたる

までに働く臓器群)の不調を改善することが

できます。消化器のひとつ、胃は、食べ過ぎ

などによる胃もたれ、胸やけ、吐き気などが

起こりやすい症状として挙げられますが、

ペパーミントには消化液のひとつである胆汁

の分泌促進作用を強化するなど、消化器の

働きを促進させる作用があるため、食べ過ぎた

後の胃もたれや胸やけの解消にも効果的

であるといわれています。また、ペパーミント

には胃の筋肉をリラックスさせる作用

(鎮痙作用【痙攣を抑える作用】)があるため、

胃痙攣を防止する効果も期待されています。

ペパーミントの腸に対する作用を確認した

実験も行われており、この実験では、

ペパーミントの精油成分とキャラウェイ

(セリ科の植物です。種子のような外見をした

果実が香辛料の材料として使われています)

の精油の混合物を腸溶性のカプセルに

入れたものを被験者に摂取させた結果、

IBS(過敏性腸症候群)(大腸の運動や

分泌系の異常で起こる病気の総称)の

症状が緩和されたという報告がされて

います。ペパーミントが持つ、消化器の健康

を維持する作用は、口臭の予防にも効果的

です。口臭には、起床時や空腹時などに

発生する生理的な口臭や、老化とともに

発生する加齢性の口臭など、原因によって

様々な種類があります。魚臭症という遺伝に

よって発生する口臭も存在しますが、病気に

よって起こる口臭も数多く存在します。

病気によって起こる口臭のほとんどは、虫歯、

歯周病、歯肉炎など口腔内の異常によって

発生しますが、胃や腸などの臓器に疾患が

起こった際にも口臭が発生する場合があり

ます。

ペパーミントには消化器の不調を改善する

働きがあるため、口臭の原因と成り得る疾患

を防ぐことができます。また、ペパーミント

自体が持つ清涼感のある香りは気になる

口臭を直接防ぐ効果があるため、相乗効果

で口臭を予防することができると考えられて

います。ペパーミントの清涼感ある香りには、

精神を鎮静する効果があるとされています。

神経の疲労やうつ状態などには気分を

リフレッシュさせ、怒ったときなどの精神が

興奮している状態においては神経を鎮める

作用を持ちます。また、ペパーミントの

刺激性のある香りは、気付け薬(失神した

人間の意識を回復させる際に用いる興奮剤)

の役目を担うとも考えられているほか、脳を

活性化させて集中力を向上させるといわれて

います。

ペパーミントにはアレルギー症状を抑制する

作用があるため、花粉症の予防や改善に

効果的であるといわれています。ペパーミント

に含まれている有効成分は、キシリトール

などの精油成分が代表的ですが、精油成分

を抽出した後の葉には、ルテオリン-7-O-

ルチノサイドというポリフェノールの一種が

含まれています。ペパーミントに含まれている

ルテオリン-7-O-ルチノサイドは

ミントポリフェノールとも呼ばれており、

この成分はペパーミント以外のミントには

ほとんど含まれていません。

ミントポリフェノールは鼻の粘膜の腫れを抑制

する作用など、アレルギー症状を緩和する

のに有効な働きがあるため、ペパーミントを

摂取することで花粉症を予防・改善する効果

が期待できます。また、水に溶けやすい性質

のため、ペパーミントティーなどから手軽に

摂取することが可能です。ペパーミントは、

ハーブ先進国である、ドイツのコミッションE

(ドイツのハーブの効能に関する公的

評価委員会)で承認されたハーブで、胃腸

や胆のう・胆管の痙攣(けいれん)を鎮める

働き、また胆汁分泌促進作用、胃腸内の

ガス排出作用が認められています。とくに

ガス排出効果(駆風効果)は、全ハーブ中

でもトップクラスといわれています。

フレッシュ&ドライハーブティーの入れ方です。

埋め込みがうまくいきませんでしたので、以下の

URLをクリックして下さい。

 
www.youtube.com/watch?v=bYkyRtGQXnA

 
 
 
 
 
http://www.youtube.com/watch?v=bYkyRtGQXnA
 
 
 
 
 
 
 
 
ペパーミントの有効成分

ペパーミントは主に葉が使用され、メントール、

精油成分、フラボノイド、タンニン、

ミントポリフェノール

(ルテオリン-7-O-ルチノサイド)など多数の

(1000種類以上)成分を含んでいます。

有効成分であるメントールは揮発性(液体の

蒸発しやすい性質)の精油成分で、強力な

抗菌作用、頭皮の血管を拡張させる作用、

肌に触れると冷たく感じる作用などが特徴的

な成分です。また、ペパーミントは比較的

多数の成分を含んでいるハーブであるため、

独特の風味と優れた効果を発揮するとされて

います。精油(メントフラン、リモネン、

シネオール、ビサボレン、イソメントールなど)

フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)

フェノール酸(カフェ酸、クロロゲン酸、

ロスマリン酸など)が有効成分であるとされて

います。その他にもカロチノイド、ベタイン、

アズレン、タンニン、ミントポリフェノールなどを

含んでいると考えられています。香り成分は、

ただスーッとするだけでなく、血管を拡張したり、

鼻の粘膜の腫れを抑える働きがあります。

一番効果的な方法は、ペパーミントの

エッセンシャルオイル(精油)を温かいお湯に

数滴入れ、上がってくる蒸気を顔にあてる方法

です。ただ、エッセンシャルオイルを入れ過ぎて

しまうと、鼻内の粘膜を傷付ける場合があります。

適量を守ってお使い頂きたいと思います。

 
 
ペパーミントの美肌効果

ペパーミントの葉に含まれる成分には、

美肌効果が期待されています。肌は、周囲の

気候などに応じて皮脂(油分)や水分(汗)

を調節することで、弾力を保ち、外敵から

身を守っています。しかし、化粧品の使用

や汚れた空気によって、過剰に皮脂が分泌

されたり、汗の量が少なくなったり、汗が

蒸発し過ぎるなどの問題が生じ、脂性肌や

乾燥肌へと肌質が変化してしまいます。

肌表面の水分である汗が少なくなった場合、

肌は皮脂を分泌し、肌を保護しようとします。

そのため、水分量が少なくなった乾燥肌が

さらに深刻化すると、脂性肌へと変化します。

過剰に皮脂が分泌されることで毛穴が広がり、

そこから皮脂が溢れ出ることで角栓などが

つくられ、酸化によって黒く変色し、毛穴の

黒ずみの原因になるとされています。

ペパーミントには、肌の水分と油分のバランス

を調節する働きがあるため、水分の蒸発や

過剰な油分の分泌を抑制し、肌の調子を

整える効果があります。それによって、毛穴の

黒ずみの改善にも効果的です。

また、ペパーミントは殺菌・消毒作用、

冷却作用、血管を収縮する作用があること

から、にきびなどを防ぐ働きもあるといわれて

おり、多くの作用の相乗効果によって肌に

対する様々な効果が発揮されると考えられ

ています。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

ペパー警部の頸部、見んといかん。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

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