美しい肌Vol.389

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2013-10-30 23:51:58

カテゴリー:女性の美容と健康

カモミール

写真はカモミールです。

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美肌の野菜&果物(各論:カモミール)

 
 
 
 
カモミールの正体

カモミールは、「医者の薬」という別名がある

ハーブです。ameblo.jp/eitokukai51/
entry-11548158972.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

カモミールとは、ヨーロッパ原産のキク科植物

で、ハーブティーなどで親しまれている最も

ポピュラーなハーブのひとつです。一般に

カモミールと呼ばれ、オランダ語ではカミツレ、

フランス語ではカモミーユと呼ばれています。

ヨーロッパでは、最も一般的な民間薬で、

薬局だけでなく食料品店やスーパーマーケット

のお茶コーナーでも売られています。化粧水

や入浴剤としても使われています。

「体から温まるカミツレ茶(カミールティー)」は

ヨーロッパでは、一般的な飲み物です。

ハーブとして親しまれているものには、小型で

一年草のジャーマン・カモミールと、大型で

多年草のローマン・カモミールの2種類があり

ます。香りの性質は少し異なりますが、花や

葉姿、また、ハーブとしての効能はよく似て

います。ジャーマン・カモミールは、花だけに

芳香があり、ローマン・カモミールは、花だけ

でなく茎葉も芳香があります。

ジャーマン・カモミールは、炎症を鎮める成分

「カマズレン(アズレン)」を含みますが、

ローマン・カモミールは、「カマズレン」を含み

ません。またローマン・カモミールの方が、

糖化抑制成分「カマメロサイド」を多く含むと

言われています。この「カマメロサイド」

については、後述します。カモミール特有の

リンゴのような香りも、ソフトな感じのジャーマン・

カモミールに較べ、ローマン・カモミールの方

が含有成分が濃厚である分力強い印象に

なります。その為ハーブティーにした時の味

も明確に違います。ジャーマン・カモミールは

爽やかな香りがありますが味は比較的薄め

です。ローマン・カモミールは香りだけでなく

味もかなり濃いのが特徴です。

一般にはハーブティーとして使われるのは味に

クセの少ないジャーマン・カモミールが多く、

ローマン・カモミールはエッセンシャルオイルや

浴剤、ポプリなどの用途で主に使われて

きました。このローマン・カモミールの中にも種類

があり、花の見た目がほとんどジャーマン・

カモミールと変わらないタイプのものと、明らかに

異なる八重咲きのダブルフラワーカモミール

という種類があります。上記の写真は、

ジャーマン・カモミールと変わらないタイプの

ローマン・カモミールの花です。

ローマン・カモミールは、冬に芝生になって越冬

します。一般的にカモミールというと、ジャーマン・

カモミールを指します。草丈は15cm~60cm、

茎は多く枝分かれし、羽状に細かく切れ込んだ

葉が互生(互い違いに葉がつくこと)しています。

初夏から夏にかけて白い花びらをもつ

マーガレットのような小花を咲かせます。

カモミールの語源は古代ギリシア語で、

「大地のりんご」を意味する「カマイメロン」に由来

しています。カモミールの花には甘い蜜のような

芳香があり、よくりんごの香りにたとえられます。

ローマン・カモミールでは、茎葉にも同じ芳香が

あります。カモミールティーなどがもたらす

鎮静効果は非常に有名でもう既にご存知のこと

でしょう。カモミールにはこの鎮静効果のほかに、

不眠症の改善、発汗作用、消化促進などの

効果があり、初期の風邪にも効きます。

また、ジャーマン・カモミールは消炎作用、

便秘解消、月経痛の緩和、生理不順、

美肌効果もあり、「マザーハーブ(母の薬草)」

とも呼ばれています。

「マザーハーブ(母の薬草)」についても、

カモミールの歴史のところで後述します。

このカモミールは人間の健康に良いだけでなく、

「植物のお医者さん」という名も持っており、

コンパニオンプランツとしても使われています。

カモミールの害虫としてアブラムシが挙げられ

ますが、例えばバラの傍にカモミールを植えて

おくと、アブラムシはカモミールにつき、バラへ

の被害が避けられます。キャベツや玉葱と

いった食用植物とも相性が良いようです。

 
 
カモミールの歴史

カモミールは、4000年以上前のバビロニア

ではすでに薬草として用いられていたといわれ、

ヨーロッパでは「医者の薬」といわれる代表的

な医療用ハーブです。ギリシャ時代には、

負傷して帰国した兵隊達の傷を癒すための

浴剤として使用されていました。カモミールは、

古代エジプト時代に太陽の神に捧げられた

といわれています古代エジプトの王である

ツタンカーメンの墓からもカモミールで編んだ

花輪が発掘されたました。カモミールは、この

時代から人々の生活に役立っていました。

古代ヨーロッパの本草学書にも登場して

います。ビクトリア王朝時代では、ヒステリー

(解離性障害)を鎮める役割があったようです。

ジャーマン・カモミールは、学名

〔Scientific name]は、【Matricaria

〔マトリカリア〕 属名、ラテン語のmatrix
〔マトリックス〕〔子宮〕が語源です。

婦人病に薬効があることから名づけられた

そうです。 【recutita】 〔レクティタ〕 種小名、

〔下に打ち付ける〕という意味で花が下を向く

ことから名付けられました。英名〔Herb tea〕

German Chamomile】 〔ジャーマン

カモミール〕だそうです。

一方ローマンカ・モミールは、学名

Chamaemelum】 〔カマエメルム〕 属名

ギリシャ語でChama〔地面を這う〕という意味と

melum〔リンゴ〕から名づけられました。

【nobile】 〔ノビレ〕 種小名 〔高貴な〕の

意味です。英名〔Herb tea〕

【Roman camomile】 〔ローマン カモミール〕

だそうです。日本へは、ポルトガルやオランダ

から医学の薬として、江戸時代に入って

きました。日本薬局方に第7改正〔1962年〕まで

【カミツレ花】という名前で消炎、発汗、駆風剤

として収載されていました。その後抗生物質が

主流となり、ハーブは、日本薬局方から

外されていきました。

イギリスの童話「ピーターラビット」の話の中にも

カモミールティーが登場しています。おなかを

こわしたピーターにお母さんがつくってくれた

のが、カモミールティーでした。

また、クレオパトラが安眠の薬として使っていた

など、古代エジプトや古代ローマの時代から、

痛みの鎮静薬、婦人病の薬として、その薬効が

活用されていました。月経痛などの女性特有

の症状の緩和に用いられていたことから、別名

「マザーハーブ」とも呼ばれています。ドイツでは、

出産後まもなくジャーマンカモミールティーを

飲んでいるそうです。ちなみに中国では「母菊」、

フランスでは「貴人の花」と呼ばれて民間薬

としてよく使われていたそうです。

 
 
カモミールの雑学

カモミールは、心を落ち着かせる効果にすぐれ、

緊張感、不安感、怒りや恐怖感を緩和して

くれます。気持ちを鎮静させ、リラクセーション

を促して心を落ち着かせ、不眠症にも効果を

発揮します。鎮痛作用があるため、頭痛、歯痛、

神経痛、月経痛などの痛みやかゆみ全般に

効果があります。このほか、神経性の筋肉痛や

リウマチ、痛風にも効果があり、月経前の緊張

や更年期障害にも効果を発揮します。

また、消化器官機能保持作用があるため、

胃炎、消化不良、下痢、嘔吐、腹部膨満に働き

かけます。また、肝臓障害、性尿路、黄疸など

の不調にも役立つといわれています。

カモミールは、きわめて優れた抗炎剤として

知られ、特に口腔粘膜から食道、胃腸までの、

消化器系の粘膜の炎症を抑えるといわれて

います。カモミールティーを飲んだり、冷ました

お茶でうがいすることで、歯肉炎・口臭予防に

役立ちます。カモミールティーは、体を温め

発汗させる作用があるので、風邪の初期症状

を緩和する薬茶として利用されています。

ハーブ先進国のドイツでは、カモミールの効能

が認証されていることもあり、子供の万能薬

としても使われています。リラックス効果にも

優れた香りと、体が温まり血行が良くなることで

月経痛の緩和も期待できます。カモミールには

「カマメロサイド」という物質が豊富に含まれて

います。近年の研究により、カマメロサイドが

糖化により生成されるAGEs(最終糖化生成物)

の一部の生成を阻害する効能があることが

判明しました。「糖化」とは、血液中の糖の

濃度が高い状態である高血糖が続くと、

体の中のたんぱく質や脂肪などが余分な糖と

反応して、分解されにくいAGEsに変性して

しまうという現象のことです。糖化により、AGEs

がたくさんできることで、糖尿病を筆頭に、

白内障、骨粗しょう症、肌のシミやシワ、

さらには命に関わる心筋梗塞やガン、

アルツハイマー病など様々な病気が引き

起こされてしまうということで注目が集まって

います。

カモミールにはジャーマン・カモミールと

ローマン・カモミールの2種類があり、一般的

に多く出回っているのは

ジャーマン・カモミールですが、抗糖化の

有効成分であるカマメロサイドは、ローマン・

カモミールにより多く含まれています。

カモミールは、古くからヨーロッパで親しまれて

きたハーブで、民間での伝承的な効用は

多岐にわたっています。特に消化管の健康を

維持する効果や抗炎症作用、鎮静作用、

抗菌作用などがあるといわれています。

リラックス効果があり、不眠症や不安神経症等

の治療に使われてきました。また、平滑筋

(血管、気管、腸管、胃、膀胱、子宮などの

臓器壁を構成している筋肉の一種で不随意筋)

を落ち着かせる効果があるため、ストレスから

くる腹痛、胃痛、生理痛等に効果を発揮

します。カモミールの使用方法として有名な

のは、ハーブティーとしての飲用です。

ハーブティーとしての飲用は、ジャーマン・

カモミールが用いられます。香りが良くリラックス

効果にも優れていますが、催眠効果が強いため、

一日の終わりである夜に飲まれることが多いよう

です。精油は、ジャーマン・カモミールも

ローマン・カモミールも両方使われます。

アロマテラピーや化粧品の精油として使う場合

は、ローマンカモミールが好んで使われるよう

です。また、抗炎症作用・抗菌作用を持ち、

皮膚にやさしく保湿効果も高いことから、入浴剤

をはじめ、シャンプーやスキンケア用品にも配合

されています。シャンプーでは、髪にハリとツヤを

与えるだけでなく、抜け毛を防ぐ作用もあると

されており、注目が集まっています。カモミール

配合の入浴剤やスキンケア用品を使う場合には

特に問題はありませんが、ハーブティーとして

摂取するときは、まれにアレルギーや気管に

異常が出る場合があるので、注意が必要です。

お肌の糖化に関する動画です。

 
 
www.youtube.com/watch?v=GEne3_E2qTI

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カモミールの有効成分

ジャーマン・カモミールの成分としては、

抗アレルギー、抗炎症、鎮痙、痒みの緩和、

皮膚組織再生作用がある「カマズレン」、

抗菌・抗真菌や抗炎症、鎮痙作用がある

精油成分「α-ビサボロール」、精油蒸留の

際にカマズレンに変化するセスキテルペン

ラクトンの「マトリシン」、鎮静、鎮痙作用に

優れているフラボノイドの「アピゲニン」など

が代表的です。「α-ビサボロール」は、

皮膚のローションなどでよく用いられています。

また、口内炎や歯肉炎に口内洗浄剤

としても使われています。「アピゲニン」は、

ジャーマン・カモミールなどのような白色

や黄色の花の花弁に含まれるフラボノイド

の一種で、 神経系に働きかけます。

不安をやわらげ、緊張、ストレス緩和に

役立ちます。「ルテオリン」は、抗酸化物質

であるフラボノイドの中でも抗炎症・

抗アレルギーに優れているといわれ、

神経細胞などの細胞膜にもなる成分

「コリン」の主な働きには、血管壁への

コレステロール沈着予防、肝炎や脂肪肝を

予防します。ローマン・カモミールでは

約40%含有していて、鎮静作用,

抗痙攣作用,抗炎症作用,通経作用

(女性ホルモン様作用)があるアンゼリカ酸

イソブチル、ローマン・カモミールでは

約20%含有していて鎮静作用,抗痙攣

作用,抗炎症作用,通経作用

(女性ホルモン様作用)があるアンゼリカ酸

イソアミル、ローマン・カモミールでは

約10%含有していて鎮静作用,抗痙攣

作用,抗炎症作用,通経作用

(女性ホルモン様作用)があるアンゼリカ酸

メチルがあります。これらの3成分は、

妊娠初期には、望ましくない成分です。

ローマン・カモミールでは約4%含有していて

抗菌作用,抗ウィルス作用,抗真菌作用,

免疫調整作用,駆虫作用のある

t-ピノカルベオール、ローマン・カモミール

では約3%含有していて抗感染作用,

抗炎症作用,強壮作用,組織再生作用

のあるαピネン、ローマン・カモミールでは

約3%含有していて瘢痕形成促進作用、

粘液溶解作用(去痰など)のある

ピノカルボンなどの精油成分があります。

抗糖化の作用のあるサプリの動画です。

いつものように、サプリを購入するかどうかは、

自己責任でお願いします。

 
 
www.youtube.com/watch?v=3EVgGX7P-9M

 
 
 
 
 










カモミールの美肌効果

カモミールには、にきびや湿疹、皮膚炎、

日焼け、やけどなど、炎症をおこした創傷

や潰瘍、おできに効果があります。

乾燥肌やかゆみがあるときにも効果を発揮

します。ジャーマン・カモミールの精油成分

である、α-ビサボロールは、抗炎症・抗菌・

抗真菌性・消炎・抗アレルギー作用を

持っており、防腐効果と皮膚への保湿効果

もあることから、化粧品や入浴剤に積極的に

使用されています。アトピー、ニキビ、湿疹、

あせも、乾燥などの緩和効果が期待できます。

抜け毛を防いで毛髪にツヤやハリを与える

効果もあるため、シャンプーによく使われます。

抗糖化は、美肌にとって重要です。糖化作用

が皮膚で起きて、肌のタンパク質がもろく

なれば、たるみやくすみ、しわなどの老化現象

が進みやすくなります。従って抗糖化だけの

目的で摂取するとしたら、カマメロサイドを

より多く含むローマン・カモミールのハーブティー

を飲むことをお勧めします。しかし、ローマン・

カモミールのハーブティーはジャーマン・

カモミールのハーブティーより濃厚で苦みが

強くクセがあるため、他のハーブとブレンド

して飲むことをお勧めします。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

カモミールの香りをカモメールに付けた。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

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