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2013-10-27 16:05:43

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診療マル秘裏話 Vol.416 平成23年11月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
目次
1) 光を当ててマウス体内のガン細胞を破壊する治療法
2) 肺線維症を人工遺伝子を吸入させて治療

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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 光を当ててマウス体内のガン細胞を破壊する治療法

体の外から光を当ててマウス体内のガン細胞を
破壊する実験に、米国立衛生研究所の研究チーム
が成功し、11月6日発行の科学誌「ネイチャー
メディシン」(電子版)に発表しました。正常な
細胞は傷つけず、効率的にガン細胞だけを破壊
できる治療法として、数年以内の臨床応用を目指
すと話しています。

チームは、主にガン細胞に存在するたんぱく質
と結びつく性質を持った「抗体」に注目しました。
この抗体に、近赤外光の特定の波長
(0.7マイクロメートル)で発熱する化学物質
を取り付け、悪性度の高いガンを移植したマウス
に注射しました。

その後、ガンがある部位に体外から近赤外光を
15~30分間当てました。計8回の照射で、
ガン細胞の細胞膜が破壊され、10匹中8匹で
ガンが消失し、再発もありませんでした。
一方、抗体注射と照射のどちらかだけを施した
マウスや何もしなかったマウスは、すべてが3
週間以内にガンで死にました。複数の種類のガン
で同様の効果を確認しました。注射された抗体が
ガン細胞と結びつき、照射によって化学物質が
発する熱で衝撃波が発生し、ガン細胞だけを
壊したと結論づけました。

ガンに対する光治療には、今回と波長の異なる
光を当てる方法がありますが、やけどをしたり、
光を受け止める物質がガン細胞以外にも結び
ついたりするなど、健康な細胞への影響が避け
られませんでした。

近赤外光を使う新しい方法では、抗体が
わずかに正常細胞に結びついても、光の強さを
調節することでガン細胞だけを破壊できます。
また、光自体が無害なため繰り返し照射でき、
体表から5~10センチ程度の深さまで届く
ということです。

チームの小林久隆主任研究員は「抗体は、肺、
乳房、前立腺、大腸、卵巣、白血病、
悪性リンパ腫などさまざまなガンに使えるもの
が承認されており、数年以内に臨床応用を実現
させたい。ガン細胞が血中を移動する転移ガン
でも、それに結びつく抗体が見つかれば応用
できる」と話しています。

抗体を効く抗体に交代させ、ガンを後退させた。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2】肺線維症を人工遺伝子を吸入させて治療

三重大医学部のガバザ・エステバン教授
(免疫学)らの研究グループは10月31日、
肺線維症の原因となるヒトのタンパク質に対し、
人工遺伝子を吸入させる手法が効果を発揮する
ことが、マウスを使った実験で分かったと発表
しました。世界で初めての成果ということです。

同グループの小林哲(こばやし・てつ)助教
は「難病指定されている肺線維症には特効薬が
なく、将来の治療に大きな効果が期待できる。
今後、マウス以外の動物を使った実験や臨床実験
を通じて安全性を確認し、10年以内の創薬に
つなげられれば」と話しています。

実験では、病気の引き金となるヒトのタンパク
質を、マウスに投与して肺線維症を発症させ
ました。その上で、このタンパク質
をつくる作用がある遺伝子を壊す、別の遺伝子
「siRNA」を人工的に製造しました。マウス
の気管内にsiRNAを噴霧し、
肺に吸入させました。その結果、すべてのマウス
でタンパク質の抑制効果が確認できたということ
です。

肺線維症は、慢性的な炎症で肺胞の壁が厚く
なり呼吸不全に陥る病気です。高齢者の患者さん
が多く、早ければ40代でも発症します。三重大
によると、国内に1万数千人の患者さんがいると
みられています。

篤厚なる人が特効薬の特攻的恩恵を受ける。笑

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編集後記

世界初の近赤外光による治療、早く臨床応用
して欲しいと思います。副作用がほとんどない
ところも魅力のひとつでしょう。正常細胞に
対する破壊作用が少ないというところがキー
ポイントだと思います。肺線維症を吸入で治療
できるようになれば、素晴らしい
ことだと思います。現在肺線維症に対する治療法が
ないなかで身体にやさしい治療になると思います。
少なくともステロイド大量療法をやるよりは、
副作用が少なく効果的であると確信しています。

核心をついて革新を確信する。笑

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