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診療マル秘裏話 Vol.216 平成20年1月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
目次

1)  鳥インフルエンザウイルスの人から人への感染
2) 寄生虫を増殖させる虫のホルモン

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 鳥インフルエンザウイルスの人から人への感染

中国衛生省は1月10日の記者会見で、江蘇省南京市の
父子が先月、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)
に感染した問題について「家庭内での密接な接触
によって感染した」と発表しました。先に発症して死亡
した息子から父親に感染したことを明らかにしました。
中国で人から人への感染が確認されたのは初めてです。

一方で、人から人に感染しやすい新型インフルエンザ
へのウイルスの遺伝子の変異についてはあらためて否定
しました。この父子は、病死した家禽(かきん)類との
接触はなく、息子の感染ルートについては判明して
いません。

衛生省報道官は、父子と接触のあった約80人には
異常が見つかっていないことなどから「今回の事態は
既にコントロールしている」と強調しています。さらに
冬から春にかけて鳥インフルエンザが多発するとして、
予防対策を徹底する考えを示しました。

日本の厚生労働省は先月、南京市に滞在歴のある
日本入国者に対し、検査を行うなどの検疫体制を
一時強化しました。

国連などによると昨年11月時点で、2003年以降、
12カ国の300人以上が感染し、約200人が死亡しています。
インドネシアで人から人への感染が確認された例が
あります。

南京市では先月2日、24歳の男性がH5N1型に感染
して死亡しました。その後、男性の父親も発症し、
中国当局が感染ルートを調べていました。

中国政府が10日発表した南京市での鳥インフルエンザ
(H5N1型)父子間感染について、厚生労働省は
「検疫強化など新たな措置は必要ない」と話しています。
ウイルスに、人に感染しやすい遺伝子変異は見つかって
おらず、感染は限定的だと見ているそうです。

同省は先月9日から、インフルエンザのような症状が
ある中国からの入国者に対し、南京市での滞在歴を確認
し、H5N1型への感染の有無を検査するなど検疫を
強化しました。しかし、中国政府による患者接触者の
観察終了を受け、2週間ほどでこの措置を解除しています。

H5N1型の「人から人へ」の限定的な感染は
今回のほか、ベトナムやインドネシアで報告されています。
インドネシアの北スマトラでは2006年、1人の女性から、
兄弟やその子どもらに感染しました。H5N1型は人に
感染しにくいが、家庭内での濃厚な接触が継続的にある
場合などは、人から人への感染もあり得るとされています。

しかし、人から人への感染が繰り返されるうち、
ウイルスが変異し人の間で爆発的に広がる
「新型インフルエンザ」が発生する危険が高まるのでは、
と心配されています。

大森豊緑(おおもり・とよのり)・厚労省
感染症情報管理室長は「今後も海外の発生状況やウイルス
の変異などを注意深く監視する必要がある」と話して
います。

中国は、SARSの時も感染者が多数となってから
しか、発表しませんでした。まだまだ発表された
のは氷山の一角という気がしてなりません。

新形ウイルスは、新型となってからでは、遅すぎる。笑

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2】 寄生虫を増殖させる虫のホルモン

寄生虫の「トキソプラズマ」が哺乳(ほにゅう)類
の体内で感染を広げる際に、自分でつくり出す
ホルモンが重要な役割を果たしていることを大阪大
の永宗喜三郎(ながむね・きさぶろう)助教らが
突き止め、1月10日付の英科学誌ネイチャーに発表
しました。

このホルモンをつくるのを妨げる薬剤をマウスに
投与すると、増殖が抑えられることを確認しました。
永宗助教は「人に応用できれば新たな治療薬開発
につながる」と話しています。

トキソプラズマは猫を主な宿主とし、人に感染
しても多くの場合、ほとんど症状は出ません。ただ
妊婦では胎児に異常が出たり、抵抗力の弱い人は
死ぬこともあります。

永宗助教は米ワシントン大チームと、
トキソプラズマがつくるホルモン「ABA」の働きを分析
しました。宿主細胞内で寄生虫が増えてホルモン濃度が
高まると、細胞外に放出されてほかの細胞に感染を
広げることを突き止めました。

このホルモンはもともとは植物由来と推測されています。
永宗助教は「進化過程で寄生虫の代謝機構に取り込まれた
とみられる」と話しています。

虫が好くホルモンをブロックすることは、虫の駆除に
つながります。この治療法は、虫が好かない。笑

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編集後記

鳥インフルエンザが人から人への段階は、隔離
によってある程度爆発的流行をおさえられます。
しかし、ウイルスの変異が明らかである場合は、
殺人新型インフルエンザとなってしまいます。
どうしてもSARSの時の隠蔽体質から、すでに
変異株が存在している可能性があり、とても
恐ろしいことです。対処法は、タミフルやリレンザ
の超早期投与のみですから、医療機関や製薬会社が
打ち壊しのような状況にならなければいいなと
かんがえています。トキソプラズマも有効な治療法
がなく、DNAワクチンで予防するしかないのが
現実でした。しかし、増殖を助けるホルモンを
潰せば、必ずトキソプラズマの治療につながると
考えています。

増殖は、象飾ではありません。笑

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