美しい肌Vol.386

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2013-10-24 20:33:08

カテゴリー:女性の美容と健康

マカ

写真はマカです。

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美肌の野菜&果物(各論:マカ)

 
 
 
 
マカの正体

マカは、「アンデスの女王」として

ameblo.jp/eitokukai51/
entry-11526508431.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

マカ(Maca)は南米ペルーに植生する

アブラナ科の多年生植物です。根は

薬用ハーブとして使われます。別名

macamaca, maino, ayak chichira,

ayak willkuと呼ばれます。属名 Lepidium
はギリシャ語のLepidionに由来しています。
その実の形から、小さな鱗片という意味です。

球根の部分にアミノ酸やミネラルなど多くの

栄養を含んでいます。ペルーでは広くマカ

と呼ばれている植物はSoukup(1970)に
よれば記録されている物で100種類あり、

うち11種類がペルーに自生しています。

アンデス山脈は、標高4000mにも及ぶ高地

であり、霜やひょうなどの冷害や干ばつが発生

するほか、年間の平均気温が7℃以下という

厳しい気候条件が特徴です。インカ帝国時代

から重要な食物として栽培され、アンデス山脈

の左記のような強烈な紫外線と酸性土壌、

昼夜の温度差の激しい過酷な自然環境に育ち

ます。マカは、このような厳しい自然環境の中で

育つ数少ない植物であり、古くからアンデスの

人々にとっての貴重な滋養強壮食として

使われています。土壌の栄養素をまんべんなく

吸い取るため、一度マカを栽培した土地は

数年間(5~6年間)不毛になるといわれて

います。

種まきの時期は10 – 11月、収穫は1年後の

6 – 7月、収穫後は3か月以上強烈な太陽光線

のもと天日乾燥します。乾燥したマカの根は7年

もの年月の貯蔵に耐えることから、保存食

としても使われています。栽培地はフニン県

ボンボン高原など標高4000から5000メートル

の高地が適しているそうです。

 
 
マカの歴史

マカは、もともと、チベット北東部、海抜3000m

の高地に自生していた植物だといわれています。

近くには中国最大の湖、青海湖(周囲360km、

海抜3205m)がある地域です。今から2000年

ほど前に、この高地で暮らしていたチベット族の

一部が南米ぺルーに移動したといわれ、そのとき

大切に持って行ったのがマカで、それをボンボン

高原のフニン県に植えて耕作を始めたのが最初

とされています。 インカ帝国の時代には特権階級

の食べ物として珍重され、戦勝をあげた兵士への

褒賞として与えられたという研究もあります。

インカ帝国は、先住民族のインディオの人たちが

つくった大帝国で、初代皇帝バチャクテクの

統一時代(1438~1471年)から、スペイン人に

征服され、わずか一年しか統治できなかった

最後の皇帝アタワルバ(1532~1533年)の時代

まで、約100年弱続きました。短期間な帝国

ですが力は強大で、現在のペルーのクスコを

中心に栄えました。北は現在のコロンビアから

南はチリまでの南北5000kmにも及ぶ広大な

地を支配し、精緻な石組みの土木建築技術や

巨石建造物、見事な装飾品や織物など、非常

に高度な文明を誇っていました。現地ではマカ

を「アンデスの人参」と呼び、 滋養食として現地

の代表的な家畜であるリャマと少量のマカが

取引されていました。現在マカは、生産国

であるペルー政府の貴重な外貨獲得資源と

なっており、マカそのものをペルー国外に持ち

出すことは法律で禁止されています。日本では、

1997年11月、当時はペルーの日系法人で

あったコペルニックス・ジャパン(現在は日本法人

でラティーナ)が健康食品としてマカを紹介した

のが最初です。翌年、当時のペルー大統領

であったアルベルト・フジモリが来日し、マカを

含むペルーの特産品(マカ、キヌア、

アマランサス、キャッツクローなど)の紹介に

努めました。ペルーの元フジモリ大統領は

大統領になる前は、ペルー国立農科大学の

学長でした。そして、マカが何千年の昔から、

アンデスに住む人々の食生活を支える重要

な役割を果たしてきたことを、世界の人々に

知ってもらおうと普及キャンペーンがなされた

というわけです。2001年5月10日、TBS

「回復!スパスパ人間学」、2003年1月2日、

日本テレビ「世界仰天グルメ特捜スペシャル」

でマカが紹介され、一般に知られるようになり

ました。統計によると、2003年から2006年

にかけて、日本はマカの対輸出国として

アメリカ合衆国についで第2位の座をキープ

しており、ペルー国内のマカ輸出商社計120

社あまりのうち、約40社が日本と取引を行って

います。現在は、日本の薬局・ドラッグストア・

通信販売等で多くのマカ加工食品が

売られています。

 
 
マカの雑学

一度マカを栽培した土地は、その後数年間不毛

になるといわれています。これは、マカが栄養を

蓄える過程で、土壌の栄養分を吸い取ってしまう

ためです。そのため、マカを栽培したあとは

5~6年ほど土地を休ませる必要があり、再び

土壌に栄養が行き渡ってから栽培を再開する

という方法が取られています。更年期障害は、

女性ホルモンのバランスが乱れることによって

引き起こされます。女性ホルモンはふくよかな

体つきや、妊娠・出産といった生殖活動を行う

ために分泌されます。しかし、年齢とともに卵巣

の機能が衰え、女性ホルモンのひとつである

エストロゲンの分泌が減少することによって

ホルモンバランスが乱れてしまい、様々な不快

症状が現れる更年期障害が引き起こされます。

主な症状として、顔のほてりやのぼせ、発汗、

肩こり、頭痛などの身体的な症状に加えて、

イライラ、不安、憂鬱など、精神的な症状も

みられます。また、無理なダイエットやストレス、

喫煙、睡眠不足などの生活習慣が原因で

エストロゲンの分泌が減少するといわれている

ため、若い女性の場合でも、更年期障害に似た

症状が現れることがあります。マカには更年期

障害であるうつ症状や不安症を和らげるほか、

骨粗しょう症の予防にも役立つことが報告

されており、更年期障害予防効果が期待

されています。動脈硬化は、血管が老化して

しまうことによって引き起こされます。動脈硬化

によって血管が細くなると、血栓(血液中の

血小板などが固まってできる塊のこと)ができ

やすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの命に

関わる病気が発生する危険性が高まります。

この血管の老化は、活性酸素の増加が原因だ

といわれています。体の中に入ってきた細菌や

ウイルスを退治してくれる働きを持つ活性酸素

は、人間の体にとって必要なものですが、

増えすぎるとその強力な作用により細胞を

傷付けてしまうため、病気や老化の原因と

なります。活性酸素は、大気汚染や紫外線、

ストレス、喫煙、食品添加物の過剰摂取など

が原因で増加するといわれており、現代人の

生活環境は、活性酸素によるダメージを受け

やすくなっています。マカは、活性酸素による

体のサビつきを予防する抗酸化作用

(たんぱく質や脂質、DNAなどが酸素によって

酸化されるのを防ぐ作用)があり、血管の老化

を防ぐことによって、動脈硬化を予防する効果

があります。マカに含まれているアルギニンは、

成長ホルモンの分泌に関わるだけではなく、

精子の形成に必要となるため、男性の不妊症

に対するマカの効果が注目されています。

また、マカには精力を向上させる作用がある

といわれるグルコシノレートという成分が含まれて

おり、性機能を高めるための活力源としてマカの

サプリメントが販売されています。これについて

は、マカの有効成分で詳述します。同じペルー

産のマカにも、低地で栽培されているものが

あります。なぜ低地で栽培されているマカの品質

が劣るのか、考えてみました。低地は気候が温暖

で、一般に高地のマカより大きく成長します。

ボンボン高原産のマカ は日本の普通のカブ程度

の大きさですが、低地栽培のマカは中サイズの

玉ねぎ、なかにはそれ以上のものもあります。

これは温度の違いもさることながら、化学肥料の

力が大きいと考えられます。自然環境の厳しい

ボンボン高原のような高地では、土地の用途は

多くはありません。つまり利用価値は低く、マカ

の栽培に特化できます。しかしさまざまな利用法

のある低地は、栽培地以外にも使い道があります。

逆に、マカを栽培する場合は、高地に比べて効率

を優先する必要も出てきます。そこでマカも促成

栽培的になる可能性が高くなってきます。

また、マカを低地で栽培しようとする業者は、最初

からマカの大量生産、大量販売を意図していること

も少なくありません。そのためには、どうしても

化学肥料の力に頼りたくなるのです。また、低地は

高地よりも虫にとってもすみやすい場所ですから、

マカを栽培する際に害をなす虫もいます。そのため

農薬が必要になります。基本的に農薬は人体にも

悪影響を及ぼします。本来、農薬は使わないほう

がいいものですが、使わなければ農産物を生産

できないため、必要悪として用いているのが現代

の農業です。ボンボン高原産のマカには、この

心配はありませんが、低地栽培のマカには、化学

肥料と農薬の不安がつきまといます。一見、大きく

育ったマカは立派で栄養成分も豊富に思えます

が、実際にはボンボン高原産のマカに比べて

栄養成分が期待したほどではないようで、

化学肥料と農薬の問題が残っています。しかも、

ボンボン高原と違って、今後、同じ土地で栽培

を続ける可能性もあり、その場合はますます

化学肥料や農薬の量が増えることが考えられ

ます。

低地栽培マカは最近出てきたもののため、

詳細な分析まではされていませんが、現段階

ですと、やはり不安はぬぐえません。マカは

食品ですから、摂取するには安全第一です。

ボンボン高原産のマカを優先的に選ぶほうが

賢明といえます。名前はボンボンでも、ボンボン

高原産のマカは、厳しい環境で育った優れもの

と言えそうです。笑

マカの紹介をしている動画は、あまり適切な

ものが少なかったのですが、分かりやすさと

言う面で選んだ以下の動画を紹介します。

ただし、商品を買うかどうかは、ご自身の責任で

行って下さい。よろしくお願いします。

 
 
www.youtube.com/watch?v=E5zz9qJ5BwQ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マカの有効成分

マカの主成分は炭水化物ですが、根菜類の

中でも特にたんぱく質が豊富に含まれて

います。マカには、アルカロイドという物質が

含まれています。その働きは、ホルモンの分泌

を促進、からだの免疫力を向上させ、

自然治癒力を活性化するというものです。

またアントシアニンという抗酸化物質も豊富に

含まれています。アントシアニンは、視神経

の働きを支え、肝臓の機能向上や抗酸化

作用により老化を防ぎます。マカに含まれる

テルペノイドは、鎮痛効果やガンの成長抑制

する働きがあります。マカに含まれるサポニン

は、コレステロールを減らし、ガンの抑制作用、

エイズ、ウィルスの増殖を抑えます。動脈硬化、

高脂血症、肝臓病の改善などの作用もあります。

マカに含まれる食物繊維デキストリンは、便通

を促し整腸作用、糖尿病の予防および

デトックス作用があります。マカには、たんぱく

質を構成するアミノ酸のうち、老化を予防する

アルギニンをはじめ、必須アミノ酸(体内で合成

されないため、食物から摂取しなければ

ならないアミノ酸)をバランス良く含んでいます。

さらに、マカには食物繊維やミネラル

(カルシウム、リン、鉄、亜鉛、カリウム、マンガン、

銅)、ビタミン(ビタミンB1、ビタミンB2、

ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンE)のほか、

多くの栄養成分が含まれています。このように、

栄養素を豊富に含むマカは、「アンデスの女王」

とも呼ばれており、滋養強壮の効能に注目が

集まっています。生殖機能や持久力強化のため

の男性の活力源として利用されるほか、女性の

パワーの源としてもマカのサプリメントは多数販売

されています。マカに含まれるグルコシノレート

とは、アブラナ科の植物に含有されている辛み

成分です。グルコシノレートは、肝臓の解毒作用

があると言われています。米国の国立ガン研究所

においては、アブラナ科の植物(野菜)をガン

予防食品としているようです。加えて、アレルギー

疾患を予防する効果が期待されています。

このグルコシノレートを含む植物においては、

チオグルコシターゼ(ミロシナーゼ)と呼ばれる

酵素が存在しています。この酵素が混ざり合う

ことで化学反応を起こし、イソチオシアネートを

生成します。イソチオシアネートは、食欲増進

効果、血栓予防効果、殺菌効果、ガン予防

効果などの作用が得られることが知られて

います。イソチオシアネートは、脂肪族、含硫、

芳香族の3種類に大別できます。マカの

有効成分のベンジルイソチオシアネートは、

このうちの芳香族に属しています。この芳香族

グルコシノレートが男女の健康に役立つ成分

ではないかと考えられています。これまで生殖

に関してヒトを対象とした試験でマカの効果が

示されているのは、原因不明の軽度の男性

不妊(乏精子症や精子無力症)の改善、健康

な男性の性欲増大、軽度のEDの改善、そして、

抗うつ剤の副作用による性機能障害の改善

などです。ただし、いずれの試験でも被験者数

は少なく、エビデンスとして確立されているわけ

ではありません。そのため、大規模臨床試験が

望まれるところですが、生殖に関わる臨床試験

では、プライバシー保護の観点から大規模

臨床試験をするのが難しいのではないかと

私は推測しています。

 
 
マカの美肌効果

マカに含まれるアルギニンには、成長ホルモン

の分泌を促進することによって、老化を予防

する効果があります。皮膚や筋肉、骨、血管

などをつくる細胞の新陳代謝(古い細胞や

傷ついた細胞が、新しい細胞へ入れ変わる

こと)は、成長ホルモンによってコントロール

されています。成長ホルモンの分泌は、20歳

頃から徐々に減少するため、老化が進行して

しまいます。皮膚で老化現象が引き起こされる

と、しわやたるみとなって肌の表面に現れます。

新陳代謝が衰えると、古い角質が肌の表面に

蓄積されたままになるため、肌荒れが引き

起こされやすくなります。このように、老化を

予防するためには、成長ホルモンの分泌量

を増加させることが重要となります。アルギニン

は、成長ホルモンの分泌を活発化させる働き

があるといわれており、アルギニンが含まれる

マカを摂取することで、肌の老化予防に

役立てることができます。アルギニンと

ビタミンE、ビタミンB2などの抗酸化ビタミン

の相乗効果による皮膚の抗老化作用から、

美肌へと導かれると考えられます。またマカ

には紫外線によるメラニン産生を抑制する他、

紫外線照射による皮膚のダメージを和らげる

働きも報告されており、肌を守る効果が期待

されています。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

本当にマカの効果は、摩訶不思議。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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