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2013-09-23 11:38:35

カテゴリー:ブログ

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診療マル秘裏話 Vol.411 平成23年10月13日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

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目次

1) 免疫機能が活性化される物質
2) 体に毛を生えさせるスイッチを入れる物質

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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 免疫機能が活性化される物質

細菌の細胞内で生成される核酸由来の化合物「c-di-GMP」
を投与して、哺乳類の体内にあるタンパク質に刺激を与えると、
免疫機能が活性化されることを愛知工業大と北海道大などの研究
チームが突き止め、9月28日までに英科学誌ネイチャー(電子版)
に発表しました。

この物質が大腸ガン細胞の増殖を抑える効果も確認しました。
マウスの実験では目立った副作用もないということです。
c-di-GMPには、さまざまなウイルスの感染を軽減する作用
があることは知られていましたが、詳しいメカニズムは解明されて
いませんでした。チームの早川芳宏(はやかわ・よしひろ)
愛知工業大教授(バイオ環境化学)は「将来、抗ガン剤やエイズの
予防・治療薬の開発につながる可能性がある」と期待しています。

試験管内とマウス体内のそれぞれで物質を投与し、黄色ブドウ球菌
に対する効果を確かめると、マウスの方が低濃度の物質で感染を軽減
する効果が見られたことにチームは着目しました。物質は菌に
直接作用するのではなく、レセプター(受容体)と呼ばれるタンパク質
と結び付いて宿主の免疫力を高め、菌感染に対する抵抗力を増強して
いると考えました。

200ナノモル濃度の物質を投与したマウス15匹と、全く投与
しないマウス14匹を黄色ブドウ球菌に感染させた結果、投与して
いないマウスは全て死亡したのに、投与したマウスは9匹が生き
残りました。

別の化合物を投与して免疫機能を失ったマウスの遺伝子構造を
調べると「STING」というタンパク質だけが壊れており、
c-di-GMPと結び付いて免疫機能を高めるレセプターが
STINGであることが分かりました。

高価な効果をみて態度を硬化した。

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2】 体に毛を生えさせるスイッチを入れる物質

体に毛を生えさせるスイッチを入れる物質を、米エール大学の
研究チームがマウスを使った実験で発見しました。

人間の毛髪にも同じ仕組みがあると考えられ、脱毛症治療など
への応用が期待されます。

動物の毛は、毛の元になる「幹細胞」が分裂や変化を繰り返す
ことで生えることが分かっています。ですが、幹細胞が何を
きっかけに変化を始めるのかは、わかっていませんでした。

研究チームは、毛根の周りにある「脂肪前駆細胞」に注目しました。
その数を調べたところ、毛が成長する直前に増えていました。
脂肪前駆細胞ができないようにマウスの遺伝子を操作すると、
毛は成長しませんでした。

さらに脂肪前駆細胞の働きを調べた結果、この細胞が「PDGF」
というたんぱく質を作り、PDGFが毛の幹細胞に作用して毛が
生え始めることがわかりました。

生えるも八卦、生えぬも発毛。笑

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編集後記

さまざまなウイルスの感染を軽減する作用だけでも
すごいのに、細菌の増殖まで免疫のスイッチを入れる
だけで抑えられたのは、画期的発見と言えましょう。
現在の発毛薬は、男性ホルモンから派生するホルモン
を抑えることによって男性型脱毛症を治療しています。
女性の場合この薬を用いることはできません。PDGF
のようなタンパク質であれば、女性の脱毛にも効果を
発揮するのではないかと期待しています。

機体が気体により、上昇すると期待された。笑

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